やまがた好日抄

低く暮らし、高く想ふ(byワーズワース)! 
山形の魅力や、日々の関心事を勝手気まま?に…。

『残虐記』

2008-08-27 | 本や言葉


久しぶりに小説を読む。
桐野夏生の『残虐記』

ひとつの物語の中に、二重三重の物語が組み込まれてゐて、流石に桐野夏生! である。
 
でも、桐野夏生の作品では、『魂萌え!』も面白かったですが、やはり『OUT』ですね。
あの、しがないパートの主婦が事件に巻き込まれてゆき、確か浴室かどこかで死体を処理するシーンのリアリティさは、凄まじかった覚へがあります。
また、読みたくなりました。