やまがた好日抄

低く暮らし、高く想ふ(byワーズワース)! 
山形の魅力や、日々の関心事を勝手気まま?に…。

忙しくなります

2016-04-09 | 畑仕事
すでに山形でも櫻が咲き始めてしまひ、焦りながら、時間の合間をみて畑に出る。

なんとか土起こしも2/3ほどを済ませ、ジャガイモの種いもも植ゑ終へて、畝の整備をする。

ふとみると、ゴボウの芽がでてゐた。



おそらく、野菜作りなんてしなければ、食することはあっても、死ぬまでゴボウの芽をみることなんてなかったかもしれない、と思ふと、一寸可笑しい気持ちになって携帯のカメラに収める。

その横で、越冬した白菜が元気に生長してゐる。
一陣で蒔いた白菜は30株ほどが結球し、余るほどでしたが、二陣の分は9月の天候不順でほとんど結球せず、越冬し、春になった。



けれど、半年近く寒さを我慢し、やっと春の光を浴びて天に向かふ力強いその菜の花(正式名は分からないー)を試しに食べたら、これが意外に美味で!、とても貧しい我が家では、毎日のやうに食べてゐる。

とても軟らかいので、おひたしのやうに食べてゐますが、パスタでもきっと美味しいハズ、です。

さて、これから忙しくなりますー。







始動ー!

2016-03-18 | 畑仕事


庭の岩陰で、福寿草の花が咲き出したので、すこし早いけれど今年の畑仕事の開始ー!

とりあへず3月末ころのジャガイモの植ゑ付けのために、畝を2列ほど掘り起こし、けれどそれでまうヘトヘトー。



タマネギとニンニクの追肥と土寄せをし、ネギを抜いた高い畝にゴボウの種を蒔いた。
家庭菜園でゴボウとは一寸ディープですが、収穫できたらもうけもの程度にー。

今年は豆類をたくさん作るつもりですので、またぞろ忙しくなります。


来年は…

2015-11-02 | 畑仕事
……、11月になってしまった……。

またぞろ仕事先の人手不足が生じてきて、今月から、他セクションと半々になってしまひ、雨読晴耕の日は遠ざかる一方です。

その畑は、先日タマネギの苗を植ゑ終へて大体終了ー。



昨年、人生で初めて作ったタマネギは見事に失敗し、都合50個ほどの出来しかなく、”これではすぐに終ってしまふ!”と家人の怒りを買ひ、今年は沢山蒔いた種を育ててきました。

その苗を植ゑてゐると、”○○さん、タマネギの苗、けっか? 余ってしまったからよぅー”と隣りの方に声をかけられ、喜んで5、60本を貰って、気がついたら300本くらゐの苗を植ゑてゐた。

まあ、2/3の出来として来年は200個くらゐは収穫出来るでせう。


そして、来年は、豆類を沢山作らうと思ってゐます。



アズキは豊作だったのですが(本来、栽培は左程難しくないのでせう。すでにそのアズキで赤飯を作り、老母の誕生も祝ひました)、黒豆と金時豆は見事に失敗し、これまた家人の怒りを買ひ、少ない収穫の中から来年の種分を確保しました。




やっと…

2015-10-15 | 畑仕事


山形の地にも景気の循環が回ってきたのか、最近はやたらと忙しく(人手不足のせゐもあるのですがー)、畑に出るのも数日に一度になってゐました。

万全の計画で種を蒔いた秋・冬野菜のキャベツとレタスとブロッコリーと白菜と大根ですが、9月の長雨と日照不足にやられて完全に発育不良になり、業を煮やした家人の「ホーム・センターで苗を買って!!」との命令でキャベツとブロッコリーと白菜は10株ほどずつ保険をかけました。

その後、種を蒔いたものも育ってはきたのですが、やはり全体には生育不足気味で、隣りの方にも”まだ始めたばかりだからー”と慰められ、その話のときに、これよかったら、と葉ニンニク(?)の球根を頂く。

どんなものかよくわからないのですが、ニンニクとしても食べられる、との話に早速植ゑてみました。

すると、すっかり日差しは弱くなってきてゐるといふのに、すぐに芽を出し、そして緑々とした葉を伸ばし始めました。
さすがにニンニクの一族! その生命力たるやハンパない、です。

まあ、大きくなったら、鍋やチヂミで楽しむことにしませう。



リベンジなのに…

2015-06-16 | 畑仕事
昨年の夏キャベツは、家人の”モンシロチョウの餌場?”といふ屈辱的な言葉のままで終ってしまひ、今年は種蒔きの段階から防虫ネットや寒冷紗を使ひ、定植してからもすべて防虫紙で保護して、無事に丸々としたものが出来上がってきました。




ーが、先日の強い風でその保護紙が大きく破れてしまひ、迂闊な小生、まう初夏だし、モンシロチョウの攻撃もないだらう、と高をくくって補修程度ですませてゐたら、あっといふまに卵産みつけ攻撃に晒されてしまひました!

隣家の方とも妙に感心してしまったのですが、一寸ネットをはずしてゐるとどこからともなく数羽が飛来し、彼らは見てゐるのか、なにか匂ひがするのか、すっと破れた隙間から入り込みます。

その攻撃に、我らがケロ班長(我が家では、NHKに敬意をはらひ、さう呼んでゐますがー)が率先して迎撃隊長になり、波状に押し寄せる白き敵を駆逐してもらはねばならないのですが、旧日本軍の幾多の愚将のごとく、なすすべなく呆然としてゐました。
定期的に水浴びをさせてゐるのに、まったく、頼りにならないやつです。








一番!アスパラ!

2015-04-22 | 畑仕事


休みのたびに土を掘り起こし、畝を再整備し、すでにエダマメとキュウリとネギとコマツナの種は蒔きました。

ポットに色々な種も蒔いてはゐますが、畑で成長してゐる姿を見せてゐるのは越冬したタマネギとイチゴだけです。

そんななか、土起こしの傍らで珍しく雑草取りをしてゐた家人が声をあげました。
”お父さん! アスパラ!”

なるほど、畑の隅でアスパラが、”オレ、一番!”とばかりにすっくと立ってゐました。

以前からアスパラが埋まってゐるところではありますが、老母のエリアなので小生は何もしてゐないところです。

あたりを探すと、都合3本の結構太いアスパラが見つかりました。
3本だけではありましたが、今年初めての畑からの恵み、です。


悪戦苦闘

2014-07-03 | 畑仕事
春先から手塩にかけた20数種類の野菜たちは、なんとか順調に育ち、キュウリもナスもトマトも採れだし、スイカも都合10個ほど生ってゐます。採りたての絹サヤとニンジンとで作ったパスタはとても美味しく、今は、ゴーヤとトウモロコシが実るのを待ってゐます。

そんななか、悪戦苦闘してゐるのが、キャベツとオクラです。

仕事先のオバチャンにも、初心者にはキャベツなんて無理だ、と云はれ、でもせっかく種から育ったので植ゑたのですが、惨憺たる状態です。
全然、丸くならないのです。



家人にも、”あら、紋白蝶と青虫のエサ場?”とバカにされながら、対処法もまるで解らず、でもじっと屈辱に耐へて待ってゐましたら、やっとすこし丸くなってきました。
近々、直径10センチ!ほどのキャベツとして収穫するつもりですが、まあ、これも好し、です。


そして、オクラもなかなか成長しません。
オクラも家人の希望で、モロヘイヤと一緒に”ネバネバ系”を食べたい、とのことでしたが、一方のモロヘイヤは素っ頓狂に大きくなってゐるのに、肝心のオクラが追ひつかない。

発芽には2度失敗し、6月になって蒔いた種は数日で発芽するなど、試行錯誤の連続ですが、最近やっとその小さな苗を10数株定植しました。

成長の遅いのに業を煮やして、途中で植ゑた一株からも最初の小さな一本が採れただけで、まだまだ長期戦、です。





地這へキュウリ

2014-06-28 | 畑仕事


キュウリが生りだしました。

左側が立木用の苗を植ゑたものからで、右側が地這へのキュウリです。

春先、老母の畑に本格参入するよ、と話した数日後、突然、家人は”地這へキュウリ”の種袋を買ってきて、”これを作って!”といふ。

転勤族の娘だった彼女は、土をいじることも、花々をいじることもしない。当然、畑仕事など一切しない。
あれが悪い、かうしたほうが良い、とか云いながら、収穫時に畑にでるだけである。

その家人が差し出した地這へキュウリは、とてもワイルドで、発芽もよく、都合12株ほどを二ヶ所に植ゑた。
"ワイルドだぜえ!”と云はんばかりの成長振りに、小生とても感動してゐて、先日、蔵王の山を歩いてゐる時に家人に”なんで地這へキュウリだったの?”と聞いてみた。

雪の多い義父の転勤地では(昔の米沢では2階から出入りしたこともあったといふー)、日々の生活で精一杯で、ちいさな社宅の庭に花を植ゑることや野菜を育てることもなかったといふ。
それでもある転勤地で、父親が育てたキュウリが地這へのキュウリで、その頃の生活をあまり多く語らない家人にとって、再現してみたいひとつの幼い時の思ひ出だったらしい。

その、地這へのキュウリは、事前の調べの通り、スペースの問題はありますが旺盛に育ち、ハウスでは食することの出来ない、昔ながらのキュウリの味がして、それ以上に、野趣あふれる美味しさで、以降は、苗を買ってきて作るなんて、考へられなくなりました。

忙しく…

2014-05-15 | 畑仕事
ほとんど畑仕事初心者の小生は、すでに、幾つかの初歩的なミスをおかしてゐました。

隣家の大型耕運機で耕された土がフカフカになったので、早速計画してゐた区画を余りにも細かく作りすぎて、端から端まで行くのに、まるで迷路のやうな形になってしまひ、何よりも、各区画の畝を高くしすぎて(城郭の石垣ではないーのに!)乾燥がひどくなってしまひました。

いつも朝に挨拶を交はす先輩格の方に、”んだなァ、一寸高けえなァ”と笑はれてしまひました。
結局、ほとんどの畝は高さ修正をして、けれど、すでに種を蒔いてしまったところは仕方がないのでポットに仮移植し、現在養生中ー。



庭の一角は、まるで、ホームセンターの店先状態、です。

初心者にありがちな、なんでも手をだし、現在、イチゴ(結局、200株近くになってしまひ、でも、予想外に多くの花をつけてゐる)、スイカ、カボチャ、キャベツ、オクラ、ナス、キュウリ、トマト、トウモロコシ、エダマメ、ジャガイモ、サトイモ、ゴーヤ、モロヘイヤ、ニンジン、ピーマン、葉物、と忙しい毎日です。

そして、耕運機で粉々になったかに見へたアスパラガスの根から、細い再生の印が出てきてゐました。
ウム、やはり、植物は強いー。






連休前に…

2014-05-01 | 畑仕事
G・W中はほとんど仕事なので、一寸早めながら、買ってきた苗を植ゑる。

ナスとキュウリとジャガイモは老母に任せたので、小生は、トマトにカボチャに里芋ー。

種から育てたキュウリとカボチャとオクラとコーンも順調に芽をだし、追っかけそちらも植ゑなければなりません。

ひと通り済ませ、見やるとイチゴの苗に結構花が咲いてゐる。



今年は実を採るためではなく、ランナーを採るために都合100株以上を移植したのですが、それでも1/3くらゐは実がなると嬉しいな、と家人と話してゐたのですが、丁度そのくらゐの花の付き様です。

すでに幾つかの初歩的ミスをしでかしてゐますが、なんとか、畑仕事も面白くなってゐます。
裏山をみたら、麓の櫻は終って、山櫻が山を駆け上ってゐました。