Garnetの部屋

たそがれGarnet の 独り言
(つれづれ日記より)

ターナー展と紅葉

2013年11月27日 | 鑑賞 贈り物
11/26日

このところも秋晴れで温かく、一日延ばしになっていた「ターナー展」を覗きました。
上野公園は銀杏が今を盛りに黄金色でした。

東京都美術館 10/8~12/18(水)まで 120点位。


** ターナー 1775~1851 ロンドン生まれ イギリス最大の風景画家。
幼い頃から画才を発揮、テーブルにこぼれたミルクを指でなぞって、絵を
描く。理髪店であったウインドーにはそれらの絵をぶら下げて父親は自慢し
一枚何シリングかでその絵を売っていた。(エピソード)

14歳でアカデミー美術学校に入学。
趣味は魚釣り。(魚のデッサンもしている)
自分のことは多くを語らず、秘密主義者で10年以上も同棲した女性や
二人の間に生まれた二人の娘の結婚式にも出席しなかった。(エピソード)

(クリックですべての画像は大きくなります)

** 1798年 ダラム大聖堂の内部


** 1808年 スピットヘッド:ポーツマス港に入る


** 1820年 ヴァティカンから望むローマ


** 1832年 チャイルド・ハロルドの巡礼


** 愛媛県、松山市にあると言われる四十島(ターナー島?)
夏目漱石の「坊ちゃん」を読み返さないとわかりませんが、
英国に留学したときターナー作品に出会い「坊ちゃん」に
その姿を登場させた、、、とされる。(新聞特集参照)


** 1840年 ヴェネッィア、嘆きの橋
(宮殿と牢獄を結ぶ橋で、中央の二つの窓からベネチアの川を
見るのが最後と囚人がため息をつく橋。昔ゴンドラに乗りながら
説明を受けたのを思い出しました)


** 1840年 ヴェネッィア、月の出
比較的晩年のこの作品は好きな部類です。ぼやけたはっきりしない色合い、
ゆったりした静かな時の流れを感じました


** 1842年 平和ー水葬
(洋上でコレラで亡くなった画家のための画)
水葬ってこんなものなのかしら?と興味がわき選んだ1枚。


3時間弱の鑑賞で最後は少し疲れました。初期の頃から晩年までの数枚の
カードを求めUPしました。おのずから、旅したところ、見聞きしたところ、
興味がわいたところが印象に残りました。イギリスでの生活が殆どであった
当然として、海と船の絵が圧倒的に多く晩年は形のはっきりしないあいまいな?
絵が多かったそうですが、ターナーが好んだ色は黄色だったそうで、「黄熱に
かかっている」「カレーマニア」と揶揄されながら、死後、絵具箱に残されて
いたのも”クローム・イエロー”だった。と館内の Who's WHo? にメモされて
いました。

** 上野公園の紅葉


コメント (2)
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