HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

昨日鳴った音 2月2日~2月6日

2020-02-07 21:36:57 | ROCK


2月2日

・NRBQ / SAME
・STARCRAWLER / SAME

幾多のメンバー・チェンジやレーベル変遷を乗り越えて、今日まで続く愛すべきバンド、
NRBQ。69年のデビュー時から様々なジャンルを飲み込んだ音を出しているのだが
ポップな曲だけで構成されていない処が魅力的。エディー・コクランとサン・ラを同時に
カバーするなんて所作は、美食家といっても過言ではない。雑食なんて言葉は嫌いだ。

1枚の7インチのジャケットが気に入り、勢いでアルバムを買ったのが18年にデビュー・
アルバムをリリースしたスタークローラー。アルバムのジャケットは全く気に入っていないが。
ヴォーカルが女性ということもあるせいか、ランナウェイズを想起させる瞬間もあり、
古のロック好きにもアピールするのではないだろうか。


 ・2月3日
・PETER IVERS / BECOMING PETER IVERS

19年にもなってピーター・アイヴァースの未発表集が出るなんて思ってもみなかったが、
70年代中盤の最も音楽活動が活発だった時期の音源の登場は嬉しかった。「TERMINAL
LOVE」が初CD化されてから15年ちょっとの間に7枚もCDが再発・発掘リリースされるとは。実に素晴らしい。

 2月4日
・NEIL YOUNG & CRAZY HORSE / LIFE

働きだして小金が出来てブートレグなんてものを変えるようになった88年、その最初期に
買ったのがニール・ヤングの86年のカウ・パレスでの演奏を収録した「PRISONE
RS OF
ROCK ' N ROLL」と題された3枚組LP。ニールの全オリジナル・アルバムを所持していない
にも関わらずの狼藉であったが当時の「通販カタログ」(笑)の誘い文句に抗えず・・・。
で、私はそこでの全ての演奏・選曲を気に入った。当時の最新作に充たる「LIFE」からの収録曲が多く、
追って購入したこの盤を何度も聴いたものだ。ジャック・ニッチェが久々に参加した
ゲフィンにおける最終作である。


 2月5日
・NEIL YOUNG / LANDING ON WATER

昨日の流れで再びニール・ヤング。ダニー・コーチマーとスティーヴ・ジョーダンとニールの
3人で作った問題作扱いの盤であるが、私は積極的に好き。ゲフィン時代のニールは迷走期と
言われることもあるが、この盤や「TRANS」は音的に面白いと思う。ゲフィン時代では
「OLD WAYS」が一番苦手。

  2月6日
・DEREK& THE DOMINOS / STORMY MONDAY

ドミノスの70年11月20日の演奏を収録した3枚組ブートレグ。ウイリアム・スタウトが
書いたECのジャケットでLP時代から有名な音源。LP時代は4曲しか収録されてなかったが
ここでは当日行われた2公演を聴くことができる。デラニー・ブラムレットが参加したことで
知られる日であるが、そのデラニーの演奏が冴えないことでも有名?。最終曲で当日の
オープニング・アクトであったトゥー・ファットが参加したこととあわせて特異な一日の記録。

コメント
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