HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

50% INCREASE

2014-10-05 09:15:50 | ROCK

       

たった2,3曲のボーナス・トラックが追加されただけで、デラックス扱いされる盤があれば、
大幅に収録曲が増えても大して話題にならず、大手販売網での宣伝の対象にならない
盤もある。これが、ボーナス・トラック無しでも紙ジャケ&リマスターとかだったら大きく
宣伝されたりすることがあったりで、音楽或いは曲の価値って何なのだろうと思うことが
ままある。

掲載写真の2枚はLP時代から大幅に曲が増えたライブ盤。
デヴィッド・ヨハンセン・グループの「LIVE」は、は78年のライブを9曲収録していて元々は
プロモーション盤のみであったが、93年にCD化され一般に流通した。CD化された際に
曲が倍の18曲に増え、ドールズ時代の『BABYLON』にジョニー・サンダースが参加
していることに驚いたものだ。04年の再発の際も18曲は維持された。

スティーヴ・ミラー・バンドが71年にリリースした「ROCK LOVE」は長尺の曲を含む
7曲入りのライブ盤。比較的地味な時期のライブ盤で、ほとんどブルーズ・アルバムの趣。
この盤が09年にCD再発された時には、75年にビーコンシアターで行われたライブから
11曲も追加された。『FLY LIKE AN EAGLE』や『THE JOKER』といったヒット曲を
連発して時期だけに聴き応え十分で、この11曲だけで1枚分のアルバムとしての
リリースも可能なくらいである。

この2枚の盤は私にとって、ある種の教訓となっている。
つまり、情報はなるべく多くの場所で得るようにということである。
まあ、それでも逃してしまうブツも多いのだけど。(笑)

コメント (4)
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