日本が誇るレーベルP-VINE40周年を記念して、関東赤黒組がとんでもなく素敵な
プレゼントを用意した。それもレコード・ストア・デイに合わせての企画というのだから
恐れ入る。
掲載写真左はサウンズ・オブ・ザ・シティーの7インチ「GETTING DOWN」。
赤黒で条件に見合った買い物をした人にプレゼントされる非売品7インチである。
7インチをプレスするのに、どれだけの費用がかかるかを考えれば何とも太っ腹な
企画である。サウンズ・オブ・ザ・シティー・エクスペリアンスのアルバム自体は
13年にCD化され評判を呼んだのだが、まさか日本独自で7インチ化が実現するとは
思わなかった。
面白いのは、もしかしたらワザと狙ったのかもしれないのだが擽りどころが幾つか
ある点だ。まずは7インチのジャケのグループ表記。正確にはサウンズ・オブ・ザ・
シティー・エクスペリアンスであるが、略されて表記してあること。
次に7インチのA面である曲名よりB面曲である『GETTING DOWN』の方が大きく
表記されそれが『ゲット・ダウン』と書かれてあること。B面曲は『STUFF AND
THANGS』と表記されているが、アルバムの曲表記は『STUFF N' THING』であること。
70年代にはレコードでも雑誌でも、よくミュージシャン名や曲名の誤記があったが
もしかしたら今回の7インチは、これを狙っての所作だったら最高に笑える。
尤も、73年にプロモ盤としてプレスされた時の7インチのA面表記は『STUFF
AND THANGS』で、グループ名もサウンズ・オブ・ザ・シティーなので、それを
踏襲しただけなのだろうけど。因みにそのプロモ盤のB面は『THROUGH NO FAULT
OF OUR OWN』今回のプレゼント7インチの型番は、73年のプロモ盤の型番を
そのまま使用している。
細かいことはともかく無料7インチなので、それほど数は多くないだろうから気になる方は
早目の入手に尽力されたし。
因みに私はこの7インチをゲットするために未所持のライトニン・ホプキンスのCDを
数枚買いました。(笑)
>この7インチをゲットするために未所持のライトニン・ホプキンスのCDを数枚買いました
目的達成のために手段を選ぶ。良いことですねえ。
こういうときに出汁にされるライトニン・ホプキンス、Fireのものか、アラジンか、
それともそのほかかわかりませんが、とにかくDirtyな魅力にお浸りください。
今回手にしたのはライトニン死後にアーフリーから83年に
出た盤と、ジュエル・レコードの69年録音盤でした。
一人でやろうとバンドでやろうと、一たび唸られたら
たまりません。(笑)