HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

PINK FLOYD / EARLY SINGLES

2005-07-03 00:53:33 | DAY BY DAY
20世紀の最後に聴いたアルバムはブライアン・ジョーンズの
「ジュジュカ」。21世紀最初に聴いたアルバムはピンク・
フロイドの「夜明けの口笛吹き」。ストーンズとフロイドという
私の音楽変遷の中でも欠かせないバンドの歴史の中で
個人的に「軽視」していた(それでも他のアーティストに比べれば
段違いで聴いていた)ことへの反省と、これからも多くの
素晴らしい音楽に出会えるようにとの願いを込めての所作。
もちろん新年、新世紀を迎えるに際し、祝杯の度が過ぎていての
戯れ事ではある。

ピンク・フロイドの「POINT ME AT THE SKY」を収録した盤が
どうしても欲しかった。あれほどイマジネーション溢れる傑作なのに
何故簡単に聞けないのだろうといつも思っていたものだ。
オリジナル・シングルなど入手できるはずもなく、ベスト盤の
類にも収録されていない。なんで「WORKS」や「ピンク・フロイドの道」に
収録されてないのか腹立たしく思う日々。

ところが、92年にフロイド式商い(笑)に衝撃を受けることになる。
とりとめのないセレクションの7種のアルバムを収めた、その名も
「SHINE ON」というBOXに特別編集された初期シングル集のCDが
添付され、そこに「POINT ME AT THE SKY」が収録されていたのだ。
純粋に未発表曲の全くないボックス・セットにあるまじき定価設定で
とても購買意欲がわかなかった。当時、レコードの問屋に勤めていた
後輩に頼んでカセットに録音してもらったものを、ありがたく
聴いていた始末。数年後8000円でこのBOXを入手したときは
誰に対してというわけではないが「ざまあみろ」という気分で
高揚し、正座して「POINT ME AT THE SKY」を聴いたのでした。

それにしても、未だに簡単にこの曲が聴ける状態でないのは
変わらない。なんでこの曲に思い入れがあるのかわからないのだが
考えてみると、多分何かのブートビデオで見た映像と、曲の
タイトルが初見時の私のイマジネーションを刺激し、その残り香が
いまも燻っているのだろう。
くだらないボックスに収録されたこのシングル集が
単体でもっと愛情あるデザインでリリースされたら、
かなりの話題になると思うのだが。




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