デヴィッド・アレンが癌のため３月１３日に亡くなった。享年７７歳。
ソフト・マシーンの創設時のメンバーであり、ゴングでの活動で広く名を知られた
自由人の残した音は、テクニカルな側面を重視するのではなく豊かな発想に満ちたもの
であり、７０年代初期の何枚かのアルバムには好きな盤がある。
掲載写真は７１年に発表されたアレンのファースト・ソロ・アルバム「BANANA
MOON」。今思えば、夢のようなメンバーで録音されていて、『MEMORIES』では
ロバート・ワイアットの、『WHITE NECK BLOOZE』ではケヴィン・エアーズの
歌唱を聴くことができる。
アレンは亡くなったが、惑星ゴングはいつまでも世界中の空を漂い続けるだろう。
REQUIESCAT IN PEACE .
何故か、ニューヨークゴングのアバウトタイムは、
持ってて、デビッドアレン式パンクだそうですが、そこを抜きにしてもおもしろいalbumです。
ニューヨーク・ゴングの面子が、後にマテリアルに発展することを思えば、アレンとビル・ラズウェルの出会いというのは凄い出来事だったのでは・・・と今更のように思います。