キャロルには間に合わなかったが、DTBWBはほぼリアル・タイムで
覚えている。といってもデビュー時から知っているわけも無く、
「スモーキン・ブギ」がヒットしたからである。当時小学生の私に叔母が
「面白い歌を聞かせてあげる」といって聴かせてくれたのが「スモーキン・ブギ」。
ガキが聞いてもわかりやすく、面白い歌詞と軽快なサウンド、一発で
気に入った。当時はスライドなんて勿論しらなかったのだが「あの軽い
すべるような音はどうやって出してるんだろう」なんて思ったものだ。
もちろん今では元ネタが何か解っている。
だが、この泥臭さと軽さを同居させることができるのは、日本人ならでは
というか、DTBWBならではである。以前、憂歌団をとりあげた時にも
書いたが、ブルーズのまんまコピーでなく、そこに日本ならではの
歌謡曲的な部分や演歌のような部分が混ざるところが実にいいのだ。
ここのところが、ダサイという意見も多いとは思うが、単なる物まねでは
ないオリジナリティは、ここにある。
その後「沖縄ベイ・ブルース」「知らず知らずのうちに」といった
初期の曲も好きになるが、阿木-宇崎コンビを一躍有名にした「港のヨーコ・
ヨコハマ・ヨコスカ」にまたしてもやられる。
サビ以外は喋ってるだけやんか、でもなんて格好いいんだろう・・・。
このDVDはDTBWBの72年から79年の演奏を収録してある。
おなじみのツナギ姿での演奏が懐かしい。胸には各人の名前が一文字、
適当に書かれてある。プリントでも刺繍でもなく、マジックで例えば「竜」とか
「誠」とか書かれてあるのが目茶苦茶格好いい。
中学生の時、運動会で何か目立つことをしようと思ってクラスの男子の
ほぼ全員が、自分の名前の中の一文字をマジックで書いたことがある。
何に書いたのか忘れてしまったのだが、発案者の私の頭の中にはテレビで見た
DTBWBの演奏している姿が映し出されていたのは間違いない。
DTBWBの活動は多岐にわたり、GSカバーや映画「曽根崎心中」のサントラ、
「日本流のブルーズ」3部作と、単なるロックのフィールドを軽く超えてしまう。
宇崎竜堂は、81年にソリッドなロックへの回帰を狙ってか、バンド名を
「ダウン・タウン・ファイティング・ブギウギ・バンド」と改名する。
シャープなロックのLPを1枚つくるが、結局1年でバンドは解散してしまう。
宇崎の目指すところが、徐々に違うところを向き始めていたのか、
それとも思惑の外れたメンバー・チェンジをしたためか・・・・。
このころから、洋楽を聴くことが私の中で主流になり、今にいたるので
その後の宇崎の活動とはリンクしなくなるのだが、単なる回想モードを
差し引いても、いい曲が多かったと思う。
今、入手できるDTBWBのカタログは貧弱そのものなので、ここは一つ
気合を入れた再発をお願いしたい。
これが日本のブルーズだ!
覚えている。といってもデビュー時から知っているわけも無く、
「スモーキン・ブギ」がヒットしたからである。当時小学生の私に叔母が
「面白い歌を聞かせてあげる」といって聴かせてくれたのが「スモーキン・ブギ」。
ガキが聞いてもわかりやすく、面白い歌詞と軽快なサウンド、一発で
気に入った。当時はスライドなんて勿論しらなかったのだが「あの軽い
すべるような音はどうやって出してるんだろう」なんて思ったものだ。
もちろん今では元ネタが何か解っている。
だが、この泥臭さと軽さを同居させることができるのは、日本人ならでは
というか、DTBWBならではである。以前、憂歌団をとりあげた時にも
書いたが、ブルーズのまんまコピーでなく、そこに日本ならではの
歌謡曲的な部分や演歌のような部分が混ざるところが実にいいのだ。
ここのところが、ダサイという意見も多いとは思うが、単なる物まねでは
ないオリジナリティは、ここにある。
その後「沖縄ベイ・ブルース」「知らず知らずのうちに」といった
初期の曲も好きになるが、阿木-宇崎コンビを一躍有名にした「港のヨーコ・
ヨコハマ・ヨコスカ」にまたしてもやられる。
サビ以外は喋ってるだけやんか、でもなんて格好いいんだろう・・・。
このDVDはDTBWBの72年から79年の演奏を収録してある。
おなじみのツナギ姿での演奏が懐かしい。胸には各人の名前が一文字、
適当に書かれてある。プリントでも刺繍でもなく、マジックで例えば「竜」とか
「誠」とか書かれてあるのが目茶苦茶格好いい。
中学生の時、運動会で何か目立つことをしようと思ってクラスの男子の
ほぼ全員が、自分の名前の中の一文字をマジックで書いたことがある。
何に書いたのか忘れてしまったのだが、発案者の私の頭の中にはテレビで見た
DTBWBの演奏している姿が映し出されていたのは間違いない。
DTBWBの活動は多岐にわたり、GSカバーや映画「曽根崎心中」のサントラ、
「日本流のブルーズ」3部作と、単なるロックのフィールドを軽く超えてしまう。
宇崎竜堂は、81年にソリッドなロックへの回帰を狙ってか、バンド名を
「ダウン・タウン・ファイティング・ブギウギ・バンド」と改名する。
シャープなロックのLPを1枚つくるが、結局1年でバンドは解散してしまう。
宇崎の目指すところが、徐々に違うところを向き始めていたのか、
それとも思惑の外れたメンバー・チェンジをしたためか・・・・。
このころから、洋楽を聴くことが私の中で主流になり、今にいたるので
その後の宇崎の活動とはリンクしなくなるのだが、単なる回想モードを
差し引いても、いい曲が多かったと思う。
今、入手できるDTBWBのカタログは貧弱そのものなので、ここは一つ
気合を入れた再発をお願いしたい。
これが日本のブルーズだ!
ギンザNOWという番組があって、キャロルもレギュラーで演奏してたのですが、キャロル解散後それに変わるようにダウンタウンもレギュラー出演してました。
ハリーさんより少し老けてる俺の世代、みんなツナギ買ってきて、胸に自分の名前の一文字書いて着てました。
俺は買いませんでしたけどね。
後にモモヨが着ていたアーミー・カラーのツナギは浅草で買ったけど(笑)
微妙な歌謡風味というのが広く受け入れられた理由なんでしょうね。
そこらへんが俺が深く興味持たなかった理由でもあるわけなんですが、続脱ぞん底は買いました。
スモーキン・ブギ最初に聴いた時は、(あ、パワー・ハウス・ブルース・バンドがやってる曲だ!)って、なんだかわかってるんだかわからないんだかよくわからない俺でした。
ユウヤさんのニュー・イヤー、新宿のディスコでやった年にダウンタウンが出て、宇崎さんの紹介で宇崎さんの物まねやった人物がいたんですよ。
所ジョージをはじめて見た時でした。
ファイティング・バンドになってからは、何か凄く引かれるものがあって、自主で出したライブ盤を赤坂の事務所まで買いに行きました。
私の地元のがタイトルの曲もあったしね。
ところで、最近すっかりCD買う意欲無くしていたのですが、先日ソフト・マシーン・レガシーの新作買って気に入ってます。
75年の発掘ライブ迷っているのですが買うべきですかね?
興味持った理由はハリーさんのご友人が、ベーシストと同じ名前だったんで(笑)
ツナギといえば宇崎竜堂と、ピート・タウンゼントですね。所ジョージといえば記憶は遠いのですが「下落合焼き鳥ムービー」かなんかで見て
笑った記憶があります。サングラスかけていれば
宇崎とほとんど同じように見えたから
「似てる人はいるもんだなあ」とか思いました。
マシーンの発掘盤、恥ずかしながらまだ聴いていません。hopperさんの名前はもちろん
マシーンのベーシストに由来するのですが、
20年以上ファンをやっている律儀な人です。
件のCDはアラン・ホールズワースが好きか嫌いかにかかってくると思います。
そういえば当時のオリジナル・アルバム「収束」は今はカタログに載ってないようですね。
ち~旦さん
宇崎-阿木の出会いというか、馴れ初めは
よくテレビのバラエティ番組とかで紹介されますが、いい夫婦ですよね。
あっしのことですか?えぇ、もうかれこれ四半世紀にわたってマシーンを聴いておりますよ。そういうharryさんも、ストーンズ歴ではあっしに勝るとも劣らないでしょ。やはり、”何かに凝らなくてはダメだ~”ですよね(笑)
>TKさん
今回出たマシーンのライブ、harryさん仰るようにホールズワースの好き嫌いで評価は分かれるところでしょう。もちろんあっしは、大好きなホールズワースが気でも狂ったように弾きまくっており、大いに興奮しました。他にもテンペスト時代にちょいと披露したことのある彼のバイオリンソロや、珍しくベースのロイバビントンによるフェンダー6弦ベースでのベースソロなど聴き所が多いと思います。
TKさんのお好みの音かわかりませんが、レガシーが気に入られたのなら一度聴いてみてください。そしてTKさんもマシーン軍団に加入して大いにジャズロックを語りましょう(笑)
正直なところ、ホールズワースより、オリー・ハルソールが好きな私としては、「弾きすぎやろ」という気が
しないでもありません。
それでも、「収束」時のブートレグをいち早く購入した
私ですから近日購入するのは間違いありません。(笑)
「凝りつづける」のも大変ですが、お互いこだわり続けましょう。
「港のヨーコ」もラジオでよくかかってたなぁ。
とどめは「サクセス」でした。
初めてテレビで見た時のインパクト!
やっぱリーゼントにあのツナギですよね。
PETE好きとしては着てみたいです。
先日ユニオンで試聴したのですが良かったです、思い切り飛び込んでみますね。レガシーのライブは注文済みです。
アルトのエルトン・ディーン氏が亡くなられたそうですが、コルトレーンあたりの先人を上手く消化、最近の本道ジャズには見当たらないエキサイティングなサックス奏者だと思います。
しかしストレンジ・デイズ読んでもメンバーの移り変わりサッパリわかりません。
サクセスはCMソングでしたね。
「賣物ブギ」という曲が好きで、「俺編集・日本の
ロック」テープをつくる時、この曲とモップスの
「なむまいだあ」を繋げるのが、得意技(バカ)でした。
TKさん。
私も正確にメンバーの変遷なんて、とても言えません。
オリジナル・メンバーが一人もいなくなっても
バンドが続くというところが、私の美意識に反する
ところではありますが、気が付けばアルバムは20枚近く
あるし、オーディエンス・テープは集めるし、と
それなりに楽しんでおります。
TKさんはジャズの素養があるので、楽しめると
思います。