J.ガイルズ・バンドといえば、私と年齢が近い方だとまず「堕ちた天使」という
ヒット曲が思い浮かぶだろう。格好いいのか悪いのかよくわからないプロモは
今見れば、出てくるチア・リーダーのお姉さん方がダサくて、妙に
J.ガイルズ・バンドにぴったりだなと思ったりする。
この曲は歌詞の内容が刺激的で、自分がもし同じような事に出くわしたら
どういう気持ちになるのだろうと、特に結論が出るわけでもないのに、
ぼんやり夢想するうちに曲が終わっているというのが常であった。
しかし、少しだけ似たような経験はある。
今では「神の見えざる手」によってそういうことはないのだが、30代前半は
仕事仲間といかがわしい場所(笑)に行くこともあった。
酔った勢いとかいうみっともないことはせず、素面で行くのが我々の
流儀(バカ)。いろんなことをするのだが、我々は「男のトークを磨く」
とかいうバカなお題目も掲げていた。だいたい初対面だと、時候の話の次に
「仕事は何?」なんてとこから会話は始まる。
私は、銀行員、グルメ評論家、雑誌記者、大手ゼネコン社員、街金の取立て等の
でたらめな職名を言い、そこから嘘八百の会話がどれくらいできるかという
ことにトライ(再びバカ)していたものだ。
いろいろな女の子と話すわけだが、私の会話のイントネーションの妙に気付く
子もいる。大抵は「西のほうの人?」なんて言うのだが、その子は「もしかして
四国?」と見破った。どうもその子も四国の出のようなので、お互い
県名や出身市を遠まわしに探り始め、遂に二人とも同じ市の出身だということに
なり、更に内堀を埋めるべく会話を展開すると、出身高校も同じであった。
私のほうが少し先輩にあたることも判明。
四国のド田舎出身の二人が、東京の暗闇の中で出会うというシチュエーションに
なんだか盛り上がってしまった。(笑)いや、それだけの話なんだけど。
あれ、何だっけ。そう、J.ガイルズ・バンド。(笑)
彼らのブートレグというのは本当に少ない。オフィシャルCDですら、
とりあえずCD化しました、という状態で放置されているのでブートレグの
ニーズもそれほどないのかもしれない。もちろん映像なんて数えるほどだ。
掲載写真は2枚組CDで、1枚目にフィルモア・イーストでのライブが
収録されている。音質は今ひとつで、演奏の日付も間違ってクレジットされて
いる。後にこれが71年6月24日のものと判明したのは「CLOSING OF
FILLMORE EAST」というブートレグを聴いたことによる。この日は
ビーチ・ボーイズ、マウンテン、アルバート・キングらも演奏しているが
オールマン・ブラザーズ・バンドの演奏は「EAT A PEACH」のデラックス・
エディションで日の目を見たのはご存知の通り。
2枚目は73年のデトロイトはコボ・ホールでのライブを中心に収録してある。
一応サウンドボードだが、大した音質ではない。それでも、私にとっては
貴重なライブ盤であることに変わりは無い。J.ガイルズ・バンドは
3枚のライブ盤を出している。よく「ストーンズの本質はスタジオ録音ではなく
ライブ盤にある」、なんていう物言いを見かけるが、実のところ
ストーンズの名盤としてライブ盤を挙げる人はあまりいない。
J.ガイルズ・バンドは紛れも無くライブ盤が楽しいバンドである。
それらを補完するブツがもっとあればいいのに、と思うのだけど
世間はどうもそうではないのが、残念である。
ヒット曲が思い浮かぶだろう。格好いいのか悪いのかよくわからないプロモは
今見れば、出てくるチア・リーダーのお姉さん方がダサくて、妙に
J.ガイルズ・バンドにぴったりだなと思ったりする。
この曲は歌詞の内容が刺激的で、自分がもし同じような事に出くわしたら
どういう気持ちになるのだろうと、特に結論が出るわけでもないのに、
ぼんやり夢想するうちに曲が終わっているというのが常であった。
しかし、少しだけ似たような経験はある。
今では「神の見えざる手」によってそういうことはないのだが、30代前半は
仕事仲間といかがわしい場所(笑)に行くこともあった。
酔った勢いとかいうみっともないことはせず、素面で行くのが我々の
流儀(バカ)。いろんなことをするのだが、我々は「男のトークを磨く」
とかいうバカなお題目も掲げていた。だいたい初対面だと、時候の話の次に
「仕事は何?」なんてとこから会話は始まる。
私は、銀行員、グルメ評論家、雑誌記者、大手ゼネコン社員、街金の取立て等の
でたらめな職名を言い、そこから嘘八百の会話がどれくらいできるかという
ことにトライ(再びバカ)していたものだ。
いろいろな女の子と話すわけだが、私の会話のイントネーションの妙に気付く
子もいる。大抵は「西のほうの人?」なんて言うのだが、その子は「もしかして
四国?」と見破った。どうもその子も四国の出のようなので、お互い
県名や出身市を遠まわしに探り始め、遂に二人とも同じ市の出身だということに
なり、更に内堀を埋めるべく会話を展開すると、出身高校も同じであった。
私のほうが少し先輩にあたることも判明。
四国のド田舎出身の二人が、東京の暗闇の中で出会うというシチュエーションに
なんだか盛り上がってしまった。(笑)いや、それだけの話なんだけど。
あれ、何だっけ。そう、J.ガイルズ・バンド。(笑)
彼らのブートレグというのは本当に少ない。オフィシャルCDですら、
とりあえずCD化しました、という状態で放置されているのでブートレグの
ニーズもそれほどないのかもしれない。もちろん映像なんて数えるほどだ。
掲載写真は2枚組CDで、1枚目にフィルモア・イーストでのライブが
収録されている。音質は今ひとつで、演奏の日付も間違ってクレジットされて
いる。後にこれが71年6月24日のものと判明したのは「CLOSING OF
FILLMORE EAST」というブートレグを聴いたことによる。この日は
ビーチ・ボーイズ、マウンテン、アルバート・キングらも演奏しているが
オールマン・ブラザーズ・バンドの演奏は「EAT A PEACH」のデラックス・
エディションで日の目を見たのはご存知の通り。
2枚目は73年のデトロイトはコボ・ホールでのライブを中心に収録してある。
一応サウンドボードだが、大した音質ではない。それでも、私にとっては
貴重なライブ盤であることに変わりは無い。J.ガイルズ・バンドは
3枚のライブ盤を出している。よく「ストーンズの本質はスタジオ録音ではなく
ライブ盤にある」、なんていう物言いを見かけるが、実のところ
ストーンズの名盤としてライブ盤を挙げる人はあまりいない。
J.ガイルズ・バンドは紛れも無くライブ盤が楽しいバンドである。
それらを補完するブツがもっとあればいいのに、と思うのだけど
世間はどうもそうではないのが、残念である。
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