HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

男前の肖像シリーズ・バイクと男前番外編

2010-11-06 18:09:20 | REGGAE

以前、アルバム単位で「クイーン」を熱心に聴いていないことを書いたが、それは初期と後期の話で78年の
「JAZZ」から82年の「HOT SPACE」の期間のアルバムはよく聴いた。おっとここでも、フラッシュ・ゴードンの
サントラは除くという注釈が入るのが面倒くさいが(笑)それが事実だ。
「JAZZ」というアルバムはジャケットも好きだし、収録曲も好きな曲が多い。その中にシングルにもなった
「BICYCLE RACE」という曲がある。歌詞中に「スター・ウォーズ」「スーパーマン」「ジョーズ」「ピーターパン」等の
固有名詞が登場し、プロモーション・ビデオにはそれらのアニメーションが挿入されていたのだが、現行DVDで
見ることができる「BICYCLE RACE」では、アニメの部分は差し替えられている。何だか残念なのだが
それらの名詞が歌詞中では否定的に扱われているのと、いろいろな権利関係のしがらみがあって差し替えに
なったであろうことは想像できる。

そうそう、この曲の歌詞で凄いと思ったのは歌詞中に『FAT BOTTOMED GIRL』という言葉が出て来るところだ。
この言葉はそのままクイーンの曲名であり、アルバム「JAZZ」のA面2曲目に収録されている。アルバムを続けて
聴き進めるとA面4曲目の「BICYCLE RACE」に辿り着くわけで、そこで2曲前のタイトルが耳に入ると「おおっ」と
思ってクレジットを見ると二つの曲は作者が違う。「FAT BOTTOMED GIRL」はブライアン・メイの曲で
「BICYCLE RACE」はフレディー・マーキュリー作。私的には両方ともフレディーのイメージがあるのだが、それが違った
ということでも記憶に残っている。
クイーンの何が気に入らないかというと、それはドラマーの演奏と作曲能力なのだが、それはまあいいか。(笑)

で、自転車絡みでやっと辿り着きました、ココ・ティー。(笑)
バイクと言えば日本語の感覚だと単車だが、本来は自転車を指す。よって「『番外』とは何事か、俺が本流だ。」と
言われればその通りであるが、ここまできたら後戻りは出来ないのである。

掲載写真は85年のアルバム「I LOST MY SONIA」。これがデビュー・アルバムだが、ココのレコーディングの歴史は
74年に始まる。80年代であること、当時のジャンル分けがダンスホールであったことで、聴かず嫌いを
通していたが、やっぱりジャケットの魅力には抗えなかった。グラサンで自転車に跨り何となくイキがっている感じが
格好悪くも格好良いのである。収録時間が短いのも飽きずに聴ける範囲で良かったし、歌も多少甘くスムース。
しかしながら、ココこそ、その後のコンピューターライズド・レゲエを牽引する役割を果たした人でもあり、
なかなか他のアルバムに手が出せないのであった。
ココには他にも自転車に跨ったジャケットのアルバムがあるので、これはいつか「ジャケ買い」したいと思っている。


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