HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

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追憶のブートレグ61・ACT41 / THE RUTLES

2008-11-03 20:24:05 | ROCK
たった1枚のアルバムと映像を残しただけで、伝説となったラトルズが
ビートルズの「アンソロジー」に触発されて「アーキオロジー」を
出した時の驚きというか、興奮は今でも覚えている。
しかしながら、掲載写真のブートレグの発売が「アーキオロジー」より
先だったか後だったかが思い出せないのだ。
アーキオロジーは96年の発売だから、多分ブートレグのほうが先だろう。
ただ、私がブートレグを手にしたのはアーキオロジーの後だった筈だ。

何故ならこのブートレグに収録されている冒頭の「WE'VE ARRIVED」(ブートでは
「WE'VE ARRNED」と誤表記されている)や次の「NOW SHE'S LEFT HOME」は
アルバム「THE RUTLES」には収録されていなくて、「アーキオロジー」で
初めて聴けたはずだから、滅茶苦茶喜んだはずなのだが、その記憶が無い。
う~む。(笑)

こもった感じの音質が今ひとつだが、スタジオ・リハーサルを聴いている
ような感じの楽しいブートレグである。
実際にアルバムに収録されたのと同じテイクもあるが、冒頭のカウントとかが
聴けるだけで違った印象を与えるから不思議だ。
最後の「PLENTY OF TIME」はラトルズとしてのレコーディングは正式に
発表されず、ニール・イネスの別バンドであるグリムスのアルバムに収録
された。この曲のラトルズ・バージョンが聴けるだけでも価値があるという
ものだ。何故か途中で切れちゃうけど。

ラトルズは単体で楽しむより、ニール・イネスの一連のアルバムを含めて
聴いたほうがより楽しめるのは以前も書いた。「ラトランド・ウイークエンド・
ソングブック」が廃盤なのは残念だ。ラトルズの原型はそこに収録された
「I MUST BE IN LOVE」にあるのに。
久しぶりに「アーキオロジー」を引っ張り出して聴いてみて、今更ながら
シングル・カットした「シャングリ・ラ」が、あのオアシスをネタの
一部にしていたことに気がついた。
えっ、なんで私がオアシスの曲を知ってるのかって?。
ネタ元の曲は日本でもCMで使われていたから耳に覚えがあっただけの話。

ビートルズに夢があったように、ラトルズが見せてくれた幻想は
今も有効で、これからも多くのファンを増やし続けていくのだろう。


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2 コメント

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ご無沙汰してます (ハリー)
2008-11-19 22:37:50
chitlinさん。

確かに私もこのブートレグを先に入手した記憶が
ある、というかCDをセットして「おお、知らない
曲がある!」と驚いたはずなので、chitlinさんが
仰せの通り、ブートレグの方が早かったというので
正解でしょう。

サイケものをとりあげるのを楽しみにしていますよ。
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お久しぶりです (chitlin)
2008-11-19 00:42:33
こんなところでというか(失礼っ)The Rutlesのエントリ自体が珍しいので嬉しくなっちゃいます。

私もこの海賊盤を持っていまして、『Archaeology』よりもずっと先の発売だったはずと思っていましたら、こちらを拝読して判らなくなってしまいました~。

一時期、The Beatlesの歌を口ずさんでいるつもりがThe Rutlesのだったりした憶えもあったりします。

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