今年もやってきます、BLACK FRIDAY。早速飛び込んできたのが、キャプテン・
ビーフハートの7インチ・リリースのアナウンス。『UPON THE MY-OH-MY』『PLASTIC
FACTORY』『ABBA ZABA』の3枚なのだが、一挙に3枚も出るとは。心してかかからねば
なるまい。(笑)他にはジーン・クラーク、リンク・レイ(2枚組)の7インチもリリース予定。
さて。今年出た大箱の中でスルーしたのが「BICKERSHAW FESTIVAL 40TH
ANNIVERSARY BOX」。6枚のCDと2枚のDVDにポストカードやポスターに本が
付いていて気を惹いたのだが、購入しなかった。2枚のDVDは既発のもので私は未見なのだが、
音楽と言うよりドキュメンタリーに近い内容が不評のようであったし、6枚のCDのうち、4枚は
グレイトフル・デッドの演奏で、その内容はあの大箱「COMPLETE EUROPE 1972」で
全て聴くことができたし、と私にとってネガティブな要素ばかりが浮かび上がってきたのが
購入に踏み切らなかった要因である。
尚且つ、販売元がOZ ITというキャプテン・ビーフハートの音質の悪いライブ盤を多く出している
会社だったのも私がスルーする一因となった。残る2枚のCDにはフェスティバルに参加した
デッド以外のミュージシャン達の演奏が収録されていて、そこにはキンクスやインクレディブル・
ストリング・バンド、フレイミン・グルーヴィーズらが収録されているようだ。この3者の演奏は
1曲ないし2曲が収録されているのだが、その3者の5、6曲目当てで大枚を払う余裕は無いのが
現実。せめてブリンズレー・シュウォーツとリンダ・ルイスでも収録されていればなあと、やはり
本音は未練たらたらなのである。(笑)
この72年のビッカーショー・フェスティバルにはキャプテン・ビーフハートも出ていて、確かCDを
買ったよなと思い出しながら棚を探すと出てきたのが掲載写真のブツ。
購入時に聴いたものの音質が今一つだったので1、2回聴いたきりだったのだが、
録音時の面子を見ると、先日当ブログでとりあげたビートクラブのDVDの面子と同じであり、
尚且つライブのオープニングがロケット・モートンのベース・ソロであることに気付く。
そうすると、俄にこのCD「LIVE AT BICKERSHAW 1972」を聴きたくなり、再生。(笑)
確かに音の悪さは購入時に思った時と同じ印象しかないが、演奏内容は面白い。
選曲が良いというのもあるが、15曲も黄金の5人での演奏を聴くことができるという
事実にもっと早く気付くべきであった。
よくよくジャケットを見返すと「JOE STRUMMER'S FAVOURITE CONCERT !」の文字が
あるではないか。若かりし日のジョー・ストラマーがこの演奏を客席で体験したとなると
私もなんだかドキドキしてしまうのだから、我ながら単純なものだ。(笑)
そういえば、クラッシュのドキュメンタリー映像も出るのだなぁ。
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