HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

SOFT MACHINE'S MONTREUX

2015-03-01 00:33:13 | ROCK

掲載写真はソフト・マシーンの74年7月4日にモントルー・ジャズ・フェスティバル
での演奏を収録したCD+DVD「SWITZERLAND 1974」。
昔からブートレグで見ることができたし、DVDの時代になってからは画質の
良いものが出回ったお馴染みの映像である。

今回の映像は、ドンピカというわけではないがそれほど画質が悪いわけでもなく
オフィシャル発売されたことを喜ぶべきアイテムである。

以前から何度も書いているが私とアラン・ホールズワースの相性はよくない。
それゆえにマシーンの「収束」をそんなに数多く聴いたとは思っていなかったのだが、
今回のライブ盤を見て聴いて、どの曲のメイン・フレーズもほとんど頭に残って
いたのには驚いた。今回のライブ盤は「収束」をほぼ全曲演奏しているといっても
いいくらいなので、これは意外だった。おまけにこの時期の面子を全員言えるし。(笑)

ただ、このライブ収録時点でアルバム「収束」は発売されていない。「収束」の
録音は74年7月なので、アルバムを録音している真っ最中或はレコーディング突入直前
だったはず。それにも関わらずここで披露される演奏は、自信と余裕に満ちたもので
何というか、まだそれほど手垢のついていない曲を瑞々しく演奏する様が伺える。

6弦ベースを操るロイ・バビントンと、強烈に叩きまくるジョン・マーシャルの
コンビネーション、或は個人プレイというのは映像を見ればその魅力は一目瞭然。
マイク・ラトリッジは演奏では絵的に地味な感じなのだが、あのサングラス姿を見るだけ
で嬉しいという人もいるだろう。(笑)

06年に出た2枚組ライブ盤「FLOATING WORLD LIVE」と共に楽しみたい盤である。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする