HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

THE ROCK 'N' ROLL WOMEN

2012-01-08 11:29:13 | ROCK

掲載写真はハプシャッシュ&ザ・カラー・コートが69年にリリースした、彼らの2枚目にして最終作。
このアルバムを買った頃は所謂サイケのレコードやCDを買い漁っていた時期で、単に新宿赤黒の
そういう仕切りがされたコーナーにあったので、どんなアルバムか全く知らずに手にした。

私が手にしたレコードは、明らかに板落としのカウンターフィット盤で元のレコードの針音(笑)が
のっかっているのだが、それ以上に当時の私には大して好きになれる要素が少なくて余り好きには
なれなかった。インクレディブル・ストリング・バンドを好きになった今では、何の問題もなく聴くことが
できる。(笑)

元々はナイジェル・ウェイマスとマイケル・イングリッシュの二人のデザイン・チームが中心となり、
そこに音楽的要素を加えるべく、1STではアート(後のスプーキー・トゥース)がバックを担当し、
この2NDではマイク・バットがプロデューサーを務め、グラウンドホッグスのトニー・マクフィーも参加した。

T.REXのファンにとっては、どちらのアルバムにもミッキー・フィンが参加していることで有名である。
といっても、私はこの盤を買った時には気付いていなかったのだが。(笑)
THE HEAVY METAL KIDSとクレジットされたのがミッキー・フィン。彼はアートワークも担当していて
そのクレジットは判別できないが、彼自身のその旨の発言が残されている。
数曲にブライアン・ジョーンズが参加しているという話もあるが、本当ですか。

この盤の裏ジャケットには「PERCUSSION BY THE HEAVY METAL KIDS」というクレジットの上に
「BACKING VOCALS BY THE ROCK'N'ROLL WOMEN」というクレジットがある。
これは誰を指すのだろう。このバンドについて書かれているウィキペディアを見ると、メンバーに
それらしい名前を見つけることができる。その名はアマンダ・レア。

「おいおい、彼女は実は彼だろう」という突っ込みがありそうだが、アマンダ・レアの性別を含めて(笑)
このバンドは謎が多く、その謎こそが霧に煙る彼らの音、もしくは英国ロックの闇に相応しいように思え、
今日もアルバムに針を落とすのであった・・・。

コメント
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