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HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

THE ROLLING STONES / TUMBLING DICE

2008-01-05 20:42:06 | THIS SONG
おそらく、ストーンズの全楽曲の中で一番好きな曲。
気分によって、ある時点で1位の座を譲ることはあるかもだが
20年以上この曲の魅力に取り付かれている。

傑作アルバム「メインストリートのならず者」発売に先駆けて
72年4月14日にリリース。
何本ものギターに、チャーリー・ワッツとジミー・ミラーの
ドラムス、遠くで転がるニッキー・ホプキンスのピアノ。
ミキサー泣かせの曲でもある。

オープニングでのスネア2発のタイミングは絶妙で、これで間違わずに
リズム・キープに入っていけるというのはスタジオ録音ならではで、
ライブでこの入り方をしたことは一度も無い。
同じような例では「START ME UP」がある。
ドラムスはオープン・ハイハット、バスドラ、スネアの順で叩かれるが
その次のバスドラはそこだけ続けて2発踏まれる。
学生バンドでこれをコピーした時に、「頼むからそこで2つ踏まないでくれ」と
言われたことを思い出した。それでは一拍ずれるのでオープン・ハイハットも
抜きにしないといけない。(笑)
ストーンズのライブもいたってシンプルな入り方だ。

2分27秒あたりで無くてもいいタイミングで踏まれたバスドラは
消し忘れか?。タムでリズムをキープする箇所は「BROWN SUGAR」
での気持ちよさをチャーリーが覚えてしまったためかも。(笑)
ライブでは単純にタムをハイハット代わりに叩いているこの部分も
スタジオ録音ではもっと音数が多く転がるようなリズムを聴くことが
できる。ここいらがジミー・ミラーの本領発揮というところ。
ドラムスを重ねる気持ちよさは「SHATTERED」で再びタムを被せている
ところからもストーンズのスタジオ録音の隠し味になっている。
おっと、この曲も2分17秒のスネアのミス・ヒットをそのまま
使っているがそれがまた格好よかったりして。

オープンG4カポのキースのギターはひたすら気持ちいいのだが、
私はここでのスライド・ギターはいまひとつ微妙だ。
ソロはともかく、曲中で鳴るそれは妙に不安定な音でつかみどころがない。
まあ、そこらもこの曲の魅力なのだが。
ベースはミック・テイラー。ギタリストがベースをやると弾き過ぎるのが
常だが、ここでのベースは地味にルートを弾いているかと思えば
急に跳ねるようなラインや魅力的な音の上下があり大好きだ。

「WOMAN THINK I'M TASTY,ALWAY'S TRYING TO WASTE ME」と歌うミックは
実に冴えているし、まさにストーンズの歌詞に相応しい。
以前も書いたがこれをカバーしたリンダ・ロンシュタットが
「PEOPLE TRY TO RAPE ME, ALWAYS THINK I'M CRAZY」と歌ったのも
最高に冴えていた。

人生においてあと何回この曲を聴くのだろう。


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遠藤賢司 / 続・東京ワッショイ

2007-08-23 12:20:48 | THIS SONG
私は四国の生まれである。高校生の時の修学旅行は東京だったことは
以前も書いたことがあるが、同級生の多くが「大都会・東京」に
それなりの憧れを持っていたようだが、私はそうでもなかった。
東京が当時の私の田舎に比べて、どれくらい発達しているか実感が
なかったし興味もなかった。後々「身近にいろんなライブが見れていいな」とか
「レコード屋がいっぱいあっていいな」と思ったくらいで、
あの人の多さ(そうでないところもあるだろうが)、特に電車の込み具合には
閉口したし、東京に住みたいと思わないのは今でも変わらない。

京都には通算4年半ほど住んだ。永住するには難儀なことも多そうだが
間借人としては、快適だったように思う。子供の頃写真で見た「京都タワー」の
不思議な造詣を初めて見たときのなんとも言えない感動(笑)は今も
覚えているし、中に入ってあまりにひなびている様に驚いたのも同様に
覚えている。

今でも「京都タワー」は大好きなのだが「東京タワー」も大好きだ。
東京タワーが写っているだけでなく、新幹線にギターを抱えてまたがる
男前のエンケンが眩しい「続・東京ワッショイ」のシングル盤はいつか
入手したいと思っていたが、先日格安で入手できた。
富士山にU.F.O.、桜まであしらわれたこのジャケットは最高に格好いい。

歌詞の中にこんな一節がある。
♪欲しい物なら 何でもあるぜ 
素敵なまばゆい魔法の街さ 何が欲しい持ってきな
金あるかい 東京だよおっかさん♪

何でもあるけど金が無けりゃ話にならない。
同様のことは、高田渡の『銭がなけりゃ』でも歌われている。
♪東京はいい所さ 眺めるなら申し分なし
住むなら青山に決まってるさ 銭があればネ!♪

青山にかつて世間を騒がした宗教団体の巣窟があったのだが、
見に行こうとウロウロ探して、見つけることが出来なかった私は
方向音痴の田舎者である。(笑)
そういえば『銭がなけりゃ』にはエンケンもコーラスで参加していたっけ。

どんどん出不精になって東京が何だかものすごく遠くに感じる。
ところで、都民の皆さんは今のボスで満足できるかな?。(笑)




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上田正樹とサウス・トゥ・サウス / 始発電車

2007-08-15 21:31:05 | THIS SONG
不勉強を棚に上げての物言いなのだが、こんなシングルが出ていたとは
知らなかったよ、というのが掲載写真のシングル盤。
75年5月にリリースされたサウス・トゥ・サウスのシングルなのだが、
サウス名義での唯一のスタジオ録音盤ということになるのだろうか。
「ぼちぼちいこか」は上田正樹と有山淳司名義だし、「この熱い魂を
伝えたいんや」はライブ盤である。

両者ともバーボン・レーベルからのリリースだったのだが、このシングルは
キティからのものだ。キティに移籍したの?というのも知らなかったことだ。
本当にこれサウスなの?という疑問がすぐに沸いた。
上田正樹の1STがキティからのものだったから、そんな疑問が沸いたのだが
サウスは76年夏頃まではあったはずだし、上田のソロは翌年9月の発売である。
派手なソウルやR&Bスタイルではないが、音を聴くとなんとなくサウスだなぁと
いう感じで納得した次第。
実は上田の1STは聴いていない。そこにはこのシングル収録曲と同じ
タイトルの「やせた口笛で」という曲が収録されている。
同テイクだったら、ここまで書いた全ては「お笑い種」に成りかねないが
まあいいや。

ライブ盤「この熱い魂を伝えたいんや」には「最終電車」という曲が
収録されている。藤井祐のペンによるファンキーな曲だった。
バンド最後の録音が「始発電車」というタイトル(これも曲は藤井祐)で、
しかもどうしようもない虚無感を漂わせているとなれば、なんとも
出来すぎた話ではあるが、バンドの最後というのはそんなものかもしれない。
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INTERNATIONAL SUBMARINE BAND / SUM UP BROKE

2007-06-27 21:20:49 | THIS SONG
グラストンベリー・フェスティバルのCDを購入したついでに、掲載写真の
7インチも購入した。インターナショナル・サブマリン・バンド(ISB)が、
コロンビアに残した唯一のシングル盤で、掲載写真のジャケットはもちろん
後付け。(笑)2005年に「SUNDAZED」から再発されたものだ。

といっても、あの傑作「SAFE AT HOME」とはメンバーがグラム・パースンズ以外は
全く違う。別バンドと考えてもいいのだが、グラムのキャリアにおいて紛れも無く
ISBはレコーディング・キャリアのスタートであり、「SAFE AT HOME」の出来の良さを
知る者としては興味を持って不思議ではない。
「SUM UP BROKE c/w ONE DAY WEEK」と題された2曲は、カントリー・ロックでは
なく、完全なガレージ・サウンド。どちらもグラムのペンによるものだがA面を
共作した、リード・ギタリストの色合いが強いと言えるだろう。
歌はどちらもグラムなので、グラム・ファンには一聴の価値はある。
再発シングルのライナーにはブルース・マグースの影響下にあると書かれてあり、
これはこれで面白い曲である。私はガレージ・ロックも好きなので「曲」として
聴けば単純に楽しめるが、「SAFE AT HOME」の内容と歴史的意義を知るだけに
少々物足りなさも感じる。「SAFE AT HOME」の現行CDにはこの2曲は収録されてないし、ボーナス・トラックとして収録されたら戸惑うだろう。

ISBはこのシングルの前に別レーベルからもう1枚シングルを出している。
そして、未発表に終わったアルバム1枚分のマテリアルが収められたテープが
あるという。テープの行方は不明だと言うが、いつの日かテープが見つかり
先のシングルと併せてリイシューされればいいなと思うが、これこそ無いものねだりの
夢物語なのかもしれない。

A DREAM GOES ON FOREVER・・・
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VENUS AND MARS-ROCK SHOW / WINGS

2007-02-02 22:17:13 | THIS SONG
以前、デヴィッド・ボウイの「STATION TO STATION TOUR」における
ライブの1曲目に演奏される「STATION TO STATION」の印象が強烈で
自分がボウイ様の編集テープを作る際は、必ず同曲を1曲目に配する、
ということを書いた。

ジョージ・ハリスンなら「HARI'S ON TOUR(EXPRESS)」なのだが
これもライブのオープニングだったのはいうまでもない。
ポール・マッカートニーなら・・・・。
もちろん「VENUS AND MARS~ROCK SHOW」である。
75年のアルバム「VENUS AND MARS」のA面1曲目である以上に、
ライブ盤「WINGS OVER AMERICA」での印象が強い。このツアーの幾つかの
ブートレグを見聞きするうちに、アルバムでもライブでも何でもいいのだが
これほど「1曲目」に相応しい曲は無いと思った。
おっと、私の「一曲縛り」ではちょっと違った位置に配してしまったが。(笑)

ヴィーナスとマース。
これはポールとリンダであり、バンドと観客、聴き手を指すのだろう。
"VENUS AND MARS ARE ALRIGHT TONIGHT"
こう歌われるだけで幸せな気分になり、これから始まる「ロック・ショー」に
期待が高まるというものだ。

ウィングスというのは不思議なバンドで、バンドとしての演奏を上手いと
思ったことは無い。バンド全体のアンサンブルはどこか無骨で、
誤解を招くことを承知で言えば不器用ですらある。
それでも、ポールのベースはアップ・テンポの曲ではひたすら気持ちよく響き、
冴えたメロディとバタバタしたドラムスが、不思議に噛み合い
他のバンドには出せない音になってしまう。
例え演奏能力が自分と違うメンバー編成であっても、ポールが「バンド」に拘ったのは、自身もその不思議な魅力と面白さを知っていたからに違いない。

アルバム「VENUS AND MARS」もシングル盤も背表紙やレーベル面には
「WINGS」としか表記されていない。しかし、日本盤LPの帯やシングルの
ジャケットには「ポール・マッカートニー&ウイングス」とある。
商売とはそういうものである・・・・。

VENUS AND MARS ARE ALRIGHT TONIGHT・・・・。
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WHITE RIOT

2007-01-22 22:12:05 | THIS SONG
シングル・ボックスで盛り上がっているザ・クラッシュ。
レアなシングル盤は持っていないが、最初の「シングル・ボックス」や
ロンドン・コーリング以降のシングルはなんとなく持っているので、
二の足を踏んでいる。CDのボックスは入手しておくべきかなぁ。

「一曲縛り」でクラッシュは「白い暴動」を選んだ。
これはシングル・バージョンではなく、LPバージョンのほうを指す。
私見だが、この曲のアルバム・バージョンこそクラッシュのレゲエ、スカへの
接近の最初の一歩だと思うからである。「ポリスとこそ泥」のどっちを先に
レコーディングしたかというところまで話が及ぶと、心許ないが・・・。
ブートレグで聴くことができる同曲の76年のポリドール・デモとシングルには
大して差はない。ところがシングル発表後一ヶ月足らずで発売されたLPに
収録された「白い暴動」は大きな変化があった。

WHITE RIOT,I WANNA RIOT
WHITE RIOT,A RIOT ME OWN

曲中何度も繰り返されるフレーズなのだが、ここのベース・ラインに顕著な
違いがある。ここでベースが裏のリズムをとっているのだ。
レゲエ好きだが楽器は素人だったポール・シムノンにしては
出来すぎである。よく聴くとポールのベースと同じように裏でリズムを切る
ギターの音も入っている。ポールのガイド・ラインとなったかもしれない
このリズムはミック・ジョーンズなんだろうな。
これはシングルにはない試みである。
デビュー・シングルからたった1ヶ月で、メインのフレーズを改良し
新しい解釈を持ち込むことができたというのは、単なる勢いだけのバンドには
できないことだ。レコーディング・アーティストとしてのクラッシュの
センスの良さを感じずにはいられない。


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HERMAN’S HERMITS / MY RESERVATION’S BEEN CONFIRMED

2006-11-03 23:36:42 | THIS SONG
寝違えたと思っていたのだが、5日たっても首筋の痛みが取れないので病院へ行く。
どれくらい痛みがあったかというと、横になっていて起きようとすると
ゆっくり体を横にして右手で支えながらでないと起きる事が出来ない位。
意を決してでないと起き上がれないというのは、恐怖である。
診察の結果は・・・・つまるところ「経年劣化」である。
軟骨が磨り減って膝が痛むという話はよくあるが(既に該当している)、
それと同じようなものらしい。う~む。ということは、これから騙し騙しやっていく
しかないの?。AC/DCのファンじゃなくて良かったよ。

大して気にも留めてなかったり、好きでもないバンドなのに、何かが
きっかけで好きになったり、あるいは好きな曲があったりするのは誰にでも
あると思う。私の場合、例えばキャンド・ヒートはダサいバンドだと思っていた
のだが、「スタンピング・グラウンド」での「HUMAN CONDITION」の演奏を見て
見直すきっかけになった。
ハーマンズ・ハーミッツにもそんな曲がある。

ハーマンズ・ハーミッツの熱烈なファンの事を「ハーマニア」というらしいが
おいおい、同時代ならもっと格好いいバンドがいっぱいあっただろう、と
突っ込みを入れたくなるのは仕方あるまい。
「ヘンリー8世君」には用がないし、朝から牛乳飲んだら腹を壊すから
「NO MILK EVERYDAY」なわけだし。ブラウンさんの美人の娘の相手なら
してやってもいいぜ、ってなもんで。

ある日NHKで放送されていたエド・サリヴァン・ショーにハーマンズが
出演しているのを見ていたのだが「またダサい曲演るんだろう」と思っていたら
ブッ飛ぶくらい格好いい曲を演奏して度肝をぬかれた。
それが「MY RESERVATION'S BEEN CONFIRMED」だ。
ファズを軽く効かせて、軽快なリズムで進行するナンバーで、列車に乗って
好きな女の子に会いに行くという歌詞も気に入った。
「ゲルピン・ロック」をムスタングじゃなくて、スパイダーズがスマートに
演奏している感じの曲と言えば解ってもらえるだろうか?。
それじゃ、ますます何のこっちゃだな。(笑)

私が入手したのは2枚のアルバムを1枚に納めたCDで、24曲収録なのだが
気に入ったのは結局この1曲だけだった。
これぞ、私にとって究極の「THIS SONG」かもしれない。
ハーマニアねぇ。
ハーマイオニーちゃんの相手ならいつでもしてあげるよ。
だけど、おじさんは今首筋が痛いので・・・・(以下自粛)
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LET THE MUSIC DO THE TALKING

2006-10-05 22:29:30 | THIS SONG
エアロスミスを脱退したジョー・ペリーは、80年に自身のバンドを組んだのだが
その時の名前が「ジョー・ペリー・プロジェクト」。これはちょっと凄い
ネーミングだと思った。
「○○○バンド」や「○○○グループ」とかいうのではなく、「プロジェクト」
なのだ。なんか大袈裟で笑いそうにもなる。
でも、それが「ジョー・ペリー」という名前の音の後にくると、なんとも
うまくハマる感じだ。
学生時代のバンドが解散してその後、バンドのギタリストが自身の名前を
冠して「○○○プロジェクト始動させたいが、つきあわないか」と言われた時は
ネーミングのダサさに笑い転げ、丁重にお断りした。(笑)

そういう意味では「甲斐バンド」というネーミングも凄い。
甲斐というのはバンドの中心人物の姓だが、例えば私を含めて自分の周囲の
パッと思いつく人の姓の後に「バンド」という音をつけても様にはならない。
それでも「バンド」の前にくる言葉の母音が「い」で終わるとまだ格好はつく。
不思議だが本当だ。言葉のマジックか。それとも「甲斐バンド」という
名前の刷り込みがあるからなのか・・・。

この曲の邦題は「熱く語れ!」。
マスター・テープをレコード会社の重役連中につきつける、ジャケットが粋で
再出発に賭けるジョーの意気込みを感じさせるが、曲はともかく
ボーカリストが弱い。3枚のアルバムを残したもののさほどの成果を残せず
プロジェクトは崩壊し、ジョー抜きではこちらもさほどの成果を残せなかった
エアロスミスに結局もどることになる。

復帰第一弾アルバム「DONE WITH MIRRORS」のオープニングに選ばれたのが
なんと「熱く語れ」のリメイクである。J.P.P.バージョンよりドライブ感を
増し、歌詞も書き直され、なによりボーカルに歴然とした差を感じる。
やはり、スティーブン・タイラーが歌うほうが似合っている。
オリジナルと同じくスライドが唸るのだが、曲間に「ドロー・ザ・ライン」の
フレーズを入れる遊び心も楽しいし、歌詞中に「ONE FOR THE MONEY,
TWO FOR THE SHOW」と言うくだりがあるのもいい。

プロモ・ビデオも面白い。コンサート会場でフィルムの隠し撮りをする
若者達ををセキュリティが見つけ、追い掛け回すのだが彼らはなんとか
セキュリティを振り切って会場を後にする。戦利品の映像を仲間達で
見ているその中にはエアロスミスのメンバーが・・・というものだ。

大袈裟なタイトルの割にはJ.P.P.では女の子をモノにするための手段の
キメ手のような感じで扱われるし、エアロスミス・バージョンでは
「最初は金、次が見た目で、その次が女の子、そして音楽」と
まるで『4番目に大事なもの』という感じで、タイトルに対するこちらの
思い込みをスルっとかわすところもニクらしい。
微妙な納得のいかなさを感じながらも大好きな曲である。

話は、この項の書き出しにもどるが究極のバンド名があった。

ジョニー・ウィンター・アンド。
アンドって・・・・・。(笑)

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PRINCE / AMERICA

2006-09-06 20:33:56 | THIS SONG
プリンスの動向が気にならなくなったのは何時頃からだろう。
アルバムは1996年の「EMANCIPATION」以降のものが手元に無いので、
今年は私にとって、「プリンスを聴かなくなって10周年」である。
やれ、改名だネット・オンリーの配信だなんだといっているうちに、
不思議と遠ざかってしまった。
「EMANCIPATION」が個人的にしんどかったせいもあるのだが。

では、何時頃から興味を持ったかと言うと、これはまちがいなく1982年。
ストーンズの81年の北米ツアーの前座で、散々やじられたというのが
最初に目にした記事だったが、ラジオで頻繁にプリンスの曲を耳にするようになる。
当時のアルバム「1999」は2枚組で手がでなかったが、シングルの「リトル・レッド
コルヴェット」は大好きで、83年の年賀状には「昨年のベスト・シングルは
リトル・レッド・コルヴェットだ」なんて書いた記憶もある。

それ以降遡って旧譜を揃え、新譜には万全の体勢で望んでいたのが本当に
遠い昔のことのようだ。
新譜の発売に合わせてプリンスの2枚組のベスト盤が出たのだが、そのうちの
1枚に12インチでリリースされたバージョンの数々が収録されている。
12インチも7,8枚所持していたのだが、1枚を残して全て売り払った。
12インチって格好いいものも確かにあるのだけど、アーティストの意思が
どれくらいそこに入っているのか疑問なところもある。まあ、いいか。

で、そのベスト盤に収録されていなくて、私が唯一残した12インチが
「AMERICA」である。なんと21分46秒。LPじゃないんだから・・・。(笑)
B面の「GIRL」が7分ちょっとだからこれはとんでもない長尺だ。
これがまた格好いい。快感が22分近く持続するのだ。
なんでこれを収録してくれないのかという意見があるのも頷ける。
ヌメヌメと湿ったプリンスの声と、ツボをつくギター。
もしかすると私はプリンスの曲やアルバムを、無意識のうちに性行為を連鎖させ
ながら聴いていたのかもしれない。
いや、それなら「マドンナ」のほうが正しいはずなんだけど。(笑)
いずれにしろ、今聴いても十分格好いい12インチだ。

ややこしい事に、一番好きなアルバムは「サイン・オブ・ザ・タイムス」、
一番好きなシングルは「KISS」で、「AMERICA」のオリジナル・バージョンには
大して反応しなかったりして。
リチャード・トンプスンにはプリンスのカバーをしたものがある。
曲はもちろん「KISS」。ビートルズ・カバーには「IT WON'T BE LONG」が
あるが、流石わかっていらっしゃる。

産まれたばかりの子供の泣き声を指して「元気に泣いていらっしゃる」なんて
ちょっとそんな敬語は俺には使えない。
プリンス・・・・・。
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THE STRANGLERS / NO MORE HEROES

2006-07-31 21:49:02 | THIS SONG
パンク30周年だそうで。誰が言い出したかしらないが、なんとも
似つかわしくない。今回、紙ジャケCD化されたストラングラーズの帯に
堂々と印刷されているのだが、近日発売されるギャング・オブ・フォーの
紙ジャケもその一環でのリリース。
ちょっとダサいね、東○EM○。
期待した「レイヴン」も3D仕様ではなかった。
単価だけは高くて、これぞ○芝○○I仕事ですな。
あっ、でも紙ジャケ全部買いましたよ。
理由は・・・。男前だからということにしといてください。(笑)

パンク・ロックというジャンルで括られるバンドで、一番最初に知ったのは
人並みにセックス・ピストルズである。たしか図書館にあった「中一コース」の
レコード・レビューだったと思う。ジャケット写真を見ながら
「こんなバンド名があっていいのか、セックスだよ、まじかよ。」というのが
最初の感想。どういう人がこういう音楽を聴くのだろうと思ったものだ。
ピストルズの横には確か岩崎宏美のLPのレビューが掲載されていたと思う。
岩崎宏美とセックス・ピストルズ。同時にレビューを読む機会はなかなかないと
思う。(笑)

なんだかんだいって月日が流れ、パンク・ロックのさわりくらいを聴くようになって
感じたことがある。「パンクだ、不良だといってもダムドやピストルズの連中と
街で喧嘩になっても負けねえな。」
ところが。写真を見ただけでえらく怖そうで、おっかないと思った唯一の
パンク・バンドがあった。それがストラングラーズだった。
他のパンク・バンドより年上で、なおかつ極真空手を学んだメンバーがいるなんてのは
後から知ったのだが、とっつきにくさを感じたのは事実。

それでもある日FMから流れてきた「NO MORE HEROES」は私の耳を
見事に捕らえた。もうドアーズは聴いていたので、キーボードを使用しているだけで
「ああ、ドアーズの進化系っぽくていいな。」などとお気楽な気分で
アルバムを買った。タイトル曲のわかりやすさもよかった。
高校時代、大したこともないのに、うまく立ち回って教師や同級生や
ましてや女子の受けがいいヤツらがいた。
ヤツらはもちろん私のことなんか、眼中にないしそれはこっちも同じだから
別に構わないが、顔役面されるのだけは気分が悪かった。
ヤツらを英雄だと思ったりしたことないのだが、なんとなく16才の私の気分に
この曲はピッタリだった。

ロックの名曲といわれるものが本当に聴くに値するか、買うに値するかを
確認するのに最も有効なのはラジオであった。私は気になった曲を
リクエストして真偽を確かめていたということは、以前書いたことがあるが
二つのペン・ネームを使った。
「ソウル・キッチン」と「ノー・モア・ヒーローズ」。
ドアーズとストラングラーズなのだが、これもたまたま
FMから流れてきてインパクトのあった曲名をそのまま使用した。
前者のペン・ネームはD.J.から「趣味がいい」と褒められたが、後者は
今思えばペン・ネームには不向きな感じだ。(笑)

最近のストラングラーズの音は全く聴いていない。アルバム単位で
一番聞き込んだのは多分「黒豹」。とてもストラングラーズのファンとは
言えないが、今でも「NO MORE HEROES」を聴くと体中に不思議と、
反発心が漲る。どこへいっても幾つになっても同じだな。
もっとも、本当のところは「BRING ON THE NUBILES」みたいなことを
いってサマになればいいのだけど。(笑、もしくはバカ)




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MOVE OVER MS. L

2006-07-23 14:51:51 | THIS SONG
ビートルズのアルバムをとりあげたり、メンバーのソロについて
音楽的にかつ意識的に書くことはそれほどないのだが、先日とりあげた
キース・ムーンの流れで、ちょこっと興味を持ったのがこの曲。
ジョン・レノンの「MOVE OVER MS. L」。
邦題は「ようこそレノン夫人」。アルバム未収録曲で、シングル盤
「スタンド・バイ・ミー」のB面が初出。
「THE JOHN LENNON COLLECTION」というベスト盤がCD化された際の
追加トラックとしてCD化されたが、現在は廃盤。

つまり。今、この曲をCDで入手することはできない。ああ・・・。
曲自体がいつ頃つくられたか、よく知らないのだが、手元にあるブートレグには
最初期と思われるデモが収録されている。
アナログ時代からブート名盤といわれた「WINSTON O'BOOGIE」がそれだ。
煙草の銘柄とパッケージ、それにジョンのミドル・ネームをかけた
なかなか感じのいい?ブートレグである。
CD化された際に大幅に曲が増えたのだが、ここに「MOVE OVER MS. L」は
4テイク収録されている。自宅で録音されたと思しき最初のデモには
後ろのほうでヨーコらしき声も聞こえる。
未発表テイクを数多く集めたオフィシャル盤の4枚組ボックス「ジョン・レノン・
アンソロジー」にもこの曲は収められているが、そこではまだホーンが
被さっていないバージョンを聞くことが出来る。

セッション自体は「WALLS AND BRIDGES」のためのもので、やはりこの曲は
まず、自身のための録音が前提にあり、キース・ムーンのセッションのために
書き下ろしたのではないことがわかる。
ジョンのレコーディングとキースのレコーディングで共通しているメンバーは
ジェシ・デイヴィスだけだ。キースのバージョンでは更にジョー・ウォルシュが
参加しているのがミソで、その分ハード・ドライヴィングなギターが
炸裂する。おまけにダブル・ドラムスで、デヴィッド・フォスターの
ピアノもいかしている。ホーン・アレンジもジョンのバージョンより派手で
判りやすい。ベースの唸りもこっちが上だろう。

面白いのはキースの歌唱だ。当たり前だがジョンとは比べ物にならない。
だが、飲み仲間のジョンがヨーコとよりを戻しつつあり、徐々に
付き合いが悪くなったのを癪に思ったかどうかしらないが、
適当に歌いとばしていながら、サビの「MOVE OVER MS.L」のところは
なんだかリキが入っているように聴こえるのは気のせいか?(気のせいです)

スタンド・バイ・ミーのB面かぁ・・・。
当時からほとんど無視されているんだろうなあ。
現行の2枚組ベストがジョンのベストの決定版とはとても思えない。
「NEW YORK CITY」を収録したのは評価できるけど。
CCCDのようなまがい物や、適当な編集盤しかないから、
結局、また「俺編集ジョン・レノン」で頭を悩ますことになる。
何回でも作り直すさ・・・。

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MOTT THE HOOPLE / ALL THE YOUNG DUDES

2006-07-06 23:36:48 | THIS SONG
モット・ザ・フープルの紙ジャケが一挙に発売された。
まだ、アイランド時代のものは購入していない。
アイランド原盤を持っているものがあるし、ボーナス・トラック入りの
CDを既に全て購入済みというのが、紙ジャケ未購入の理由なのだが
CBS時代のアイティムを机に並べた時点で、ウズウズしている。
また、怒られちゃうかな。

CBS時代のアルバムの中では、タイトル曲の知名度・人気度から
「すべての若き野郎ども」が一番人気かもしれない。
しかし。もし、今回の再発の中でこのアルバムだけを購入すると、
ちょっと残念なことになるかもしれない。どういうことかというと
名曲「すべての若き野郎ども」は私も思い入れがあるだけに、今回の対訳が
気に入らないのだ。ちなみにライブ盤「華麗なる煽動者」も対訳は同じだが、
ベスト盤「黄金の軌跡」は昔からの慣れ親しんだ対訳のままである。
どちらが英語詞に忠実かはさておき(いや大事なんだけど)、
どちらがイマジネーションを掻き立てるかは聴き手(読み手)次第。
大きく違うところを抜き出してみる。

まずはアルバム「すべての若き野郎ども」バージョン。

テレビの男が熱狂的に語っているよ
俺たちは脆くも傷ついた青少年だ
おい、俺はT.レックスを知ってテレビが欲しくなった
なあ兄弟 俺のことをイカれたオヤジだと思ってるだろ

俺の弟はビートルズやストーンズを手に帰ってくる
だが俺たちは決してその革命的な中身には触れない
なんとつまらない壁だらけだ

次は往年の「黄金の軌跡」バージョン。

TVの修理屋には頭にくるぜ
オレ達を不良だのクズだのと言いやがって
畜生、T.レックスを観るのにTVが要るんだ!
なあ兄弟、察してくれよ、オレも仲間だぜ

兄貴は家でビートルズやストーンズばかり聴いているが
オレたちゃ革命だとか何だとかにゃ興味ないね
あんなのタイクツで 苦労が多いだけさ

もちろん、サウンドはどちらも同じ、英語詞も同じ。
だけど。私には圧倒的に後者のほうがグッとくる。
1972年の英国ロックの気分をどちらが正しく伝えているか・・・・。

さあ、気を取り直して全部聴こうぜ!。
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柳ジョージ&レイニー・ウッド / プリズナー

2006-06-13 22:26:47 | THIS SONG
歌詞に使われる言葉、題材で私が好きなものを思い浮かべてみた。
「雨」「水たまり」「列車」「汽車」「夕焼け」「夜明け」「街」などなど・・・。
なるほど、例えば「雨」を扱ったものだけで、日本のロック・フォーク限定縛りの
セレクションを作れば、自分なりにかなり満足いくものが
出来そうな気がする。
逆に全くといって反応しないのが、「海」「車」「空」かな。
なんだか軍隊みたいだな。

日本のロック・フォーク20選からは漏れたものの、柳ジョージ&レイニー・ウッドの
「Y.O.K.O.H.A.M.A.」は大好きなアルバムだ。
以前、甲斐バンドのアルバム「英雄と悪漢」をとりあげたときにも書いたことだが、
このアルバムには田舎者のガキには憧れと恐れを同時に呼び起こすような
言葉が満載であった。
例えば・・・「FENCE」「ガス燈」、そして「本牧」という地名。
私が18歳まで住んでいた町には港がある。そこから夜の9時過ぎに
船に乗ると朝の5時くらいに神戸に着いた。
田舎町の夜の港、早朝の神戸(と、いうにはちと外れているのだが
雰囲気、雰囲気)というのは、明らかに日常生活とはかけ離れた空間で、
そこに身を置くというのは、10代の頃は自分が少し大人になったような気がして
悪い気はしなかった。もっとも柄の悪い連中に気分を害されることも少なくなかったが。

私が10代の頃憧れた「格好いい大人」がこのアルバムには詰まっている。
今聴いても、永遠に追いつけない大人たちがいる。
最も、今は普通に生活していても「格好いいやり方」をいくつか知った反面、
どんどん格好悪くなっていることも自覚しているのだが、このアルバムの
登場人物達は、今はどうしているのだろう・・・。

7曲目はこのアルバム冒頭に置かれた「プリズナー」を選んだ。
アルバム冒頭にスローなナンバーを置くのは、私の好きなパターンだ。
アーティストにとっては、余程自身がないと出来ない所作だと思うが、
見事にハマった。(ヨコハマだけに、というのはくだらないシャレです。)

プリズナー (作詞・トシ・スミカワ 作曲・上綱克彦)

毀れ落ちた夜を拾い集めて
明けていく空に放り投げる
昨夜(ゆうべ)の酒に泳ぐ酔漢れ(よいどれ)は
潦り(みずたまり)の対岸(むこう)も見えない

人はみんな PRISONER
広い都会の見えない鎖に繋がれても
踊り続けるよ

忘れかけた心の痛みと
古い回帰の上を彷徨うか
悪銭(あぶくぜに)で買える幸せを
錘ぎながら 生きていこうか

人はみんな PRISONER
広い都会の見えない鎖に繋がれても
踊り続けるよ

教えてくれ何をすればいいのか
何処へ行けばいいのか

やがて昇る朝陽に照らされて
浮かび上がる夢の落とし穴
アスファルトの声 眩暈と出会いの毎日
俺はここから出られない

人はみんな PRISONER
広い都会の見えない鎖に繋がれても
踊り続けるよ

さて、この項はここまで。
残りの3曲は、Xさんと飲む時の酒の肴にとっておくことにする。

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頭脳警察 / 間違いだらけの歌

2006-06-11 16:44:29 | THIS SONG
73年発表の頭脳警察のアルバム「仮面劇のヒーローを告訴しろ」は
前作からわずか4ヶ月のインターバルで発表された。
シングル盤じゃあるまいし、現在では考えられないリリース間隔だ。
もっとも前作製作時からトシが一時的に脱退しているので、ライブを
やるわけにもいかないので、曲作りとアルバム製作に時間を費やした結果、
このような間隔になったのだろう。

「頭脳警察」の看板があるが故か、ハードな音作りとちょっと乱暴な歌詞で
見落としそうになるが「プリマドンナ」「恋のいらだち」といった曲に
パンタが本来持っているポップな側面が感じ取れる。
頭脳警察の歴史の中ではおそらく低い扱いのこのアルバムにこそ、
私が最も好きな頭脳警察の曲が収められ、それは十分「ベスト10」の
価値がある。なんとも70年代前半の香りを残す歌詞ではあるが、
この青臭い歌詞を笑う資格のある歌が2006年にどれくらいあるだろうか。

間違いだらけの歌 (作詞・作曲 Pantax's World)

聞かせて新しい歌を 教えてつくり方を
飾らないで 自然なままで
間違いだらけの歌を

見せて君の光を 話して君の怒りを
曲らないで 透きとおったままで
涙に満ちた怒りを

がむしゃらに 突き進む
俺達ゃ 反逆の天使
馬鹿と恥知らずは 承知の上さ
俺達ゃ 反逆の天使

教えて君の事を 聞かせて君の音を
隠さないで 壊れたままで
おもちゃのような俺に

見せて君の未来を 話して君の狙いを
待たせないで じらしたままで
おかないで こんな俺を
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チューリップ / 千鳥橋渋滞

2006-06-10 22:05:41 | THIS SONG
最近よく行く店で黒い長袖のシャレた感じのシャツを買ったのだが、
それに合うズボン(パンツという言い方はどうも抵抗がある)がない。
愛用のリーバイスでもいいのだが、ここは一つ黒いスラックスを・・と思い
またまたその店に行く。これでウィルコ・ジョンスン並みの格好いいバランスで
組み合わせができたのだが、もう夏なんだな。(笑)

その店はいつ行ってもビートルズが流れている。
いい加減あきないかな、と無用の心配をしてしまう。「コジ○」や
「サ○ー無線」「ケー○デン○」「ビッ○カメ○」みたいに一日中、自社CMが
流れているよりは数倍ましだけど。ビートルズは好きだけど毎日それじゃ、
私にはちょっとつらい。

5番目に選んだのははチューリップが72年に発表したデビュー・アルバム
「魔法の黄色い靴」収録の「千鳥橋渋滞」。
初期のチューリップはビートルズ(ポール・マッカートニー)のエッセンスを
うまく取り入れた曲を多く残している。
アルバムのタイトルからして「THE YELLOW MAGICAL SHOES」なのだから、
バンドの出自は明白だ。グループのメイン・ソング・ライターでボーカルは
財津和夫だが、「千鳥橋渋滞」は安部俊幸・姫野達也の手になるもので、歌も
姫野だ。この二人はボーカルもとり、財津がポールなら、姫野がジョージで
安部の歌はリンゴのような味わいがある。ここで決定的な欠落に気がつくだろう。
私的に感じる欠落だけに、大勢にとっては気にもならないことではあるはずだが
出自が出自だけに、気になるとそれが頭の片隅に残って私の中でこの
バンドの評価を不当に歪めてしまう。本当はそんなこと全くないのだけど。

それはさておき。
この「千鳥橋渋滞」は本当に好きな曲だ。姫野の優しい歌声、シンプルながら
いい音のドラムス、ハモンドとエフェクトの効いたギターのバランスの良さの
全てが奇跡的に揃った楽曲だ。曲の終わりあたりでコーラの瓶に水を入れ、
それを財津と姫野が吹いているのだが、そういう遊び心も美しい。

千鳥橋渋滞 (作詞・安部俊幸 作曲・姫野達也)

骨の折れた傘さして 水たまりをよけながら
あれは ばかげた夢 あれは淋しいうそ

角を曲がる時 女が駆けてくる
あれは ばかげた夢 あれは淋しいうそ

千鳥橋渋滞 千鳥橋渋滞
髪を切ってしまおう 髪を切ってしまおう

時計屋の窓に まのぬけた俺の
青白い顔を 舌を出して写す

千鳥橋渋滞 千鳥橋渋滞
髪を切ってしまおう 髪を切ってしまおう

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