goo blog サービス終了のお知らせ 

HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

MC5 / KICK OUT THE JAMS

2010-05-01 20:34:46 | THIS SONG
今年のレコード・ストア・デイ関連のブツは、まだ何一つ手に入れていない。
ストーンズの7インチはオーダー済みで到着待ちだけど、結局amazonで予約していた
シャルロット・ゲンスブールの7インチは入荷しないみたいだし。
ドアーズやニール・ヤングとかと併せて海外通販に頼るしかないのかな。

と、偉そうに書いたのだが「レコード・ストア・デイ」という言葉も、それに合わせて
様々なアナログ盤が再発されたり企画されたりするのを知ったのも全て今年のこと。(笑)
もし、ストーンズの7インチの絡みが無かったら、未だに知らなかったかもしれない。

掲載写真はMC5の「KICK OUT THE JAMS」の7インチ。昨年のレコード・ストア・デイを
記念してのシングル再発で、当然ながらそういうことも今年知った。
慌てて探したところ送料込みで1000円ちょっとで入手できた。
正直、嬉しい。実のところMC5がバンド存命時に残した3枚のアルバムの中で1STの
「KICK OUT THE JAMS」は、ほとんど聴いていない。タイトル曲の話題のみが先走る感が
あるのが気に入らないし、混沌としたライブよりも次のアルバム「BACK IN THE U.S.A.」の
飢えた狼が吠えるようなサウンドのほうが好きだしアルバムとしてもまとまっている。
3枚目「HIGH TIME」収録の「SKUNK」こそ必殺のナンバーで、この曲にこそバンドがライブで
見せたスピードと混沌が最良の形で詰まっている。そんなこんなで余り1STを聴くことは
無かったのだがやはり、シングルともなれば話は別だ。

曲自体の良さが、アルバムと切り離されたところで解かり易くなるのは当然だが、
アナログの質感と1曲勝負の潔さがこの7インチを特別なものにする。
ジャケットが、これまた素晴らしい。LPの雰囲気と似通ったものだがロブ・タイナーの
写真はこっちのほうが好きだし、ウェイン・クレイマーの表情がライブの熱気を伝える。
フレッド・スミスが判りにくいのが残念だが、些細なことだ。
たぶんこの7インチは何回も聴くだろう。そしてこなれてきたら再度アルバムを聴いてみよう。
きっと一点突破できるだろうから・・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

NICOLETTE LARSON / LOTTA LOVE

2010-03-20 18:37:53 | THIS SONG
ニール・ヤング・カバーといわれて、私が真っ先に思い浮かぶのが掲載写真のシングル。
ニコレット・ラースンのデビュー曲「溢れる愛」である。シングルだけあって、ラジオで
聴く機会が多かったこともあり、ニール自身のバージョンよりこちらを多く耳にした
可能性すらある。普段ソニック・ユース(COMPUTER AGE)だの、ボウイ様(I'VEWAITING FOR
YOU)だの、エリオット・マーフィー(CORTEZ THE KILLER)だの言っていても
自然と思い浮かんでくるものには抗えない。

ニール・ヤングやリンダ・ロンシュタット、エミルー・ハリスら大物達のバック・コーラスを
務めたニコレットだが、今思えば一番大きな出会いはドゥービー・ブラザーズの録音に
参加したことでテッド・テンプルマンの目に留まったことだろう。この大物プロデューサーの
後押しでデビュー出来たのだから。それにしてもテッド・テンプルマンというと自身が
ハーパース・ビザールの出身で、70年代のアメリカを体現するような音を次々とプロデュース
していたのだが、78年に全くタイプの違う二組のアーティストをデビューさせたということが
私にはとても面白く興味深い。一人は勿論ニコレット。後の一つは、今も現役で活動している
あのヴァン・ヘイレンである。

この曲はニールのバージョンと全く違った凝ったアレンジが施されている。
サックスとフルートそれに弦の組み合わせが都会的と言えば語弊があるが、長閑な田舎で生活する
人達だけでなく、より人口の多い都市部にも行き渡る普遍性を曲に与えたという印象がある。
歌詞も可愛らしく、ニールが歌うより女性が歌ったほうが似合う(失礼)と思うのは
私が爺だからかも知れないが。(笑)

このシングルのキャッチ・コピーはこうだ。
『リンダの後継者はこの人!そう、ニコレット・ラーソン!!ニール・ヤングの作品を
可憐に清楚に歌いこなした大ヒット・シングル!!』
今思い返して残念なのは78年のデビューでなく、せめて73年までにデビューしていれば
という思い。最も残念なのは彼女の不在であるのは言うまでも無い。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JANE BIRKIN / EX FAN DES SIXTIES

2010-03-04 20:32:58 | THIS SONG
「ビートルズのメンバーの名前を教えてください。」
こんな質問をする人は、多分いないと思うが、この質問の意図はメンバーの名前を
教えてもらうことにはない。回答する人がメンバーの名前をどんな順番で挙げてくるかが
興味の焦点である。ここでピート・ベストとかスチュワート・サトクリフとか言いだす人には
用はありません。(笑)

では、私が聞かれたら、どんな順で答えるだろうか?。
「えっ、ビートルズのメンバー?。ジョン、ポール、ジョージ、リンゴだよ。」
実にありきたりである。では、何故この順番で答えるのだろう?。
多分、今まで読んだり見たりしてきた音楽雑誌やライナーの表記の多くが、この順だった
のかもしれないし、ほとんどの曲が「レノンーマッカートニー」のクレジットなので
そんな順になったのかもしれない。
お恥ずかしい話だが22,3歳の頃まではジョン・レノンはロックで、ポールは1ランク下の
ポップ・ソングを書く人くらいに思っていた。アルバム単位で考えると私にとってジョンには
決定的な1枚、いや2枚があるのだが、ポールにはない。これは今も変わらない。
しかし、シングル盤や楽曲単位で考えると話は大きく変わってくる。

掲載写真はジェーン・バーキンのシングル「EX FAN DES SIXTIES(想い出のロックンローラー)」。
かつての60年代のファンが、当時の音楽をミュージシャンの名前を織り込んで懐かしむ
内容で、ここにビートルズの4人の名前も登場する。
歌われる順はポール、ジョージ、リンゴ、そしてジョンである。特に名前の長さが
曲の尺に合った順というわけではないので、作者のゲンスブールが好きな順番だったらと
考えると面白い。

ちなみにこの「想い出のロックンローラー」だが、深く考えて歌詞を読まないことを
お勧めする。考え始めると酒の量が増えてしまうから。
例えば・・・。
何故「ドアーズ」と「ジム・モリスン」が歌いこまれているのか?。
何故「ストーンズ」はダメで「ブライアン・ジョーンズ」はO.K.なのか?。
「T.レックス」よりも「マーク・ボラン」のほうが良くはないか?。
だいたい、「T.レックス」と名乗り出したのは70年代なんだけど・・・

で、私も決めました。もし、先のような質問をされたら、今後はこう答えようと。
「ビートルズのメンバー?。ジョージ、ポール、ジョン、そしてリンゴだよ。」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ムスタング / ゲルピン・ロック 

2010-03-02 22:17:20 | THIS SONG
先日の放送をハード・ディスクに録画しておいた「GSワンダーランド」を見た。
一番の目的は、栗山千明である。一般受けするタイプの女優ではないが、私は好きである。
10代の頃に好きになった同級生に似ているというのが一番の理由であるが(笑)、
一筋縄でいかなさそうなところが好きなのかもしれない。
相方には嫌がられるが、G.S.は割と好きで、あの名コンピレーションCD「カルトGS
コレクション」のCDは全て所持している。

「グループ・サウンズ」としてデビューしたのはいいが、レコード会社の思惑に
踊らされ、メンバー達の意思を超えたところで物事が進んでいくという図式は
メジャー・カンパニーにいれば多かれ少なかれ今も昔もそんなに変わらないだろう。
元々、「レコード会社の思惑」でデビューできたのだから。
それでも、今ならCDを聴いて笑って確認できる、何でもありの迷走ぶりは当事者にも
訳がわからなかっただろうし、気の毒な感じもする。

映画は配役が良かったことと、当時のディテールの再現度の高さ、それに映画用につくられた
オリジナルの曲の出来の良さの3つが揃っていて、十分楽しめた。
レコード会社の社長役である岸部一徳が、タイガースの「銀河のロマンス」のシングルを
見ながら「凄いねぇ。67万枚だってさ。」と会議で呟くのは最高だ。

タイガースやスパイダースのシングルが格好良いのはともかく、GSのコンピ盤を聴いて
一発でぶっ飛んだのが掲載写真のシングル。ムスタングは今ではマスタングと言うのが
正しいのだろうが、アメリカのスポーツ・カーから名前をとったであろう日本人のバンドが
ドイツ語(?)に由来する言葉をタイトルにした歌を歌うというのが可笑しい。
いやいや、本当に曲を聴いて単純に気に入りました。(笑)
正当派のロックンロールなのに、曲の途中にやたらと入る合いの手がいちいち面白いし
だいたい、車や飛行機の効果音を楽器で無く口で表現するという馬鹿馬鹿しさが
強烈だ。水木一郎が歌う特撮ソング『超人バロム1』には敵わないけれど。(笑)

ムスタングはこのシングル1枚しかレコードを残していない。このシングル並みの曲が
12、3曲入ったアルバムの1枚もあれば、もっとその名が後世まで知れ渡ったであろう。
それだけに、これはGS好きには忘れることの出来ないシングル盤である。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

QUEEN / KEEP YOURSELF ALIVE

2010-02-17 22:45:44 | THIS SONG
今も大して自由になるお金が沢山あるわけでは無いが、ひと月に1枚のLPレコードを
やっと買えた10代の頃は、ベスト盤の存在は大きかった。
後になってベスト盤ばかり持っているのが格好悪く思えて「最初から計画的にオリジナルの
レコードを揃えていけばよかった。」と悔やんだ(笑)こともあったが、聴きたい曲の数が
日々増加する、あの頃は本当にベスト盤は重宝した。

ディープ・パープルの「ディーペスト・パープル」、ビーチ・ボーイズの「終わりなき夏」、
シカゴの「偉大なる星条旗」、他にもバーズやエアロスミスのベスト盤にはお世話になった。
今はどれも手元にないけれど。

なかでもクイーンの「グレイテスト・ヒッツ」は17曲もぎっしり入って、しかも2000円
ということで喜んで買い、かなりの回数を聴いたものだ。
それでも、今となっては大笑いなのだが、最初に聴いた時は椅子からずり落ちたのだ。
『有名曲が沢山入っていて、しかも新曲の「UNDER PRESSURE」まで聴くことが出来る』くらいの
認識で買って帰って早速ターンテーブルに乗せる。聴こえてきたのは「BOHEMIAN RHAPSIDY」。
えっ、と慌ててジャケットを手に取り、ライナーを引っ張り出す。
ない、何処にも無い。私は勝手に1曲目は「KEEP YOURSELF ALIVE」だと思っていたのだが
1曲目どころか、どこにも無い。いつぞや聴いたラジオから流れた件の曲は格好よかったし
D.J.がクイーンのデビュー曲なんて言っていたのを覚えていたので、17曲も収録した
ベスト盤に収録されないわけがないと思っていた私が浅はかであった。(笑)

このベスト盤を聴き過ぎたせいではなかろうが、一般に名盤と言われるヤツを聴いても
大きな声では言えないが、未だにピンと来なくて。(笑)友人から何枚か借りた名盤と言われる
ヤツにピンと来ないのだから1STアルバム「戦慄の王女」を買うのはリスキーにも程がある
という訳でシングル「KEEP YOURSELF ALIVE(炎のロックン・ロール)」を探すことにした。
大学1年の初冬くらいだろうか、京都はスローター・ハウスという今は無きレコ屋で
300円で発見。当時の私はケント・マイルドを吸っていたが(!)ジャケ写のロジャー・
テイラーが左手にマールボロを持っているの見て、「ロック・ミュージシャンたる者、
やっぱりマールボロを吸わないかんのやろか。」と阿呆な事を考えたのも懐かしい。

初めて買ったクイーンのシングルが中古盤の「炎のロックン・ロール」だったのだが
これでクセになり日本盤シングルを探すようになりLPを揃えたのは、かなり
後になったのだが、今でもクイーンはLPやCDよりシングルで聴くことが私には多い。
全ては高校1年の晩秋に購入したベスト盤に「炎のロックン・ロール」が未収録だったのが
発端だと思えば、これも運命ということで面白いなと私は思っている。

ちなみに「炎のロックン・ロール」のコピーはこうだ。
『ブリティッシュ・ロック界最高の新人、ニュー・ヘヴィ・ロック・グループ
”クイーン”登場!』
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

CHRIS SPEDDING / SHE'S MY FRIEND

2009-11-29 16:49:52 | THIS SONG
クリス・スペディングのアルバムで一番よく聴いたのは、当時「天才クリス・
スペディング」という間の抜けた邦題がついたアルバムだったが、
ほとんど僅差でというか、比べるのも難しいくらい好きなのが70年リリースの
「BACKWOOD PROGRESSION」だ。アコースティックとエレキが絶妙のバランスで
配されたこの盤は、どことなく英国ミュージシャンの米国への憧れも
感じられ、またオルガンとピアノの組み合わせは、「こうすると格好良い」と
いう見本のような盤でもある。

冒頭のタイトル曲で、アメリカ西海岸の象徴であったような音(具体的な
バンド名も出ているけど、私が好きなのバンドなので端折る。笑)に疲弊し
バーズとフライング・ブリトーズ、そしておそらくボブ・ディランから
感じられるルーツのようなものを求めることの歓びが歌われる。
アルバム全体がこの歌詞の内容のようなトーンで覆われているのに、
何故SSW好きやフォーク・ロック(これも間抜けな言葉だ)好きにまで
浸透していないのか不思議でならない。

そんなアルバム「BACKWOOD PROGRESSION」収録曲で、尚且つ全てのクリスの
楽曲の中で私が一番好きなのが「SHE'S MY FRIEND (邦題:素敵なアドバイス)
だ。それをクールとは言わないし、微熱があるとも言わない。恋愛感情に
発展するかしないかも知らないし、そういう意味では双方無関心だが、
それでも互いに相談相手として楽しく時間を過ごす。昔からこういう
シチュエーションには無縁(笑)なのだが、そんな内容の歌詞が絶妙の
抑揚のついたメロディーで歌われる。決して上手い歌唱ではないのだが
それが却っていい味になっているのも素敵だ。

スリーブをよく見ると、使われている写真はアルバム・ジャケットの
写真の流用ではなく、別のカットなのが嬉しい。日本のみのシングル・カット
だと思うのだが、自分の好きな曲がシングル盤になっているのは
本当に楽しく、嬉しいものだ。
「ギター・ジャンボリー」も楽しいけれど、未聴の方はまずは「BACKWOOD
PROGRESSION」をお試しいただきたい。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

GRAND FUNK / THE LOCO-MOTION

2009-08-23 12:01:03 | THIS SONG
相変わらず、携帯電話を所持していない。
無いと不便なのは解かっているが、無くても何とかなることも解かっている。
今のところは。

そんなもんだからテレビで様々なCMが流れても、ちっとも関係ないのだが
つい、この曲が流れてくると画面に目をやってしまう。
恐るべきは、グランド・ファンク。マーク・ファーナーの歌唱は時に
ソウル・ミュージックの流儀を感じることもあり、単なるハード・ロックの
枠で捉えられるが故に、聴き手が厳選(笑)されるなんてことが
あってはならない。

『THE LOCO-MOTION』がゴフィン&キングの作でオリジナルがリトル・エヴァ
ということは、まあ基本的な知識としてそれそれでは重要なことだろうが
それよりも、「LOCOMTION」の意味が「移動」「運動」「旅行」を指し
関連する言葉、例えば「LOCOMOTVE」が機関車を指すことを思い出したところで、
グランド・ファンクがこの曲をカバーするという意味の深さに
ちょっとした感動を覚える。かつてはグランド・ファンク・レイルロードと
名乗っていたのだから。模倣してオリジナルのごとくクレジットして
シングルを切りながら、クレームの結果クレジットを変更した阿呆達とは
違うのだ。

曲が流れるたびにCMに見入るものだから、いろいろと気になって仕方が
ないことが増えた。大抵画面の向かって右から2番目と左から2番目の男に
目がいく。右から2番目の男は動作が大きく目立つのはいいが、実は
5人で同じ振りをするところは一人だけ遅れているのではとか、
左から2番目の男は、終始表情が硬く携帯電話を取り出すのも一番遅いので
冷や冷やしたり。まあ、冷や冷やする必要は全く無いのだが、いくら一発撮りと
いっても全7テイク撮影して、あんなものかというのは失礼なのだろうな。
金もかかってそうだし。全員で同じことをするのはシングル曲の歌唱(事務所
伝統の『ユニゾン』)を耳にする限りでは得意そうなんだけど。(笑)

シングル盤を買って盤を取り出した時、レーベルがその曲用のカスタム・
レーベルだったら嬉しいのは私だけではないだろう。それはともかく
シングル盤のクレジットはグランド・ファンクではなく、グランド・ファンク・
レイルロードなのに、裏ジャケはしっかり「GRAND FUNK」なのが
当時の東○EMIの売り方だったのね。いつぞや書いたウイングスと同じだな。

そういえば、この曲が収録されたLP「輝くグランド・ファンク」の
3Dメガネが取れたダメージ・ジャケットを何枚見たことか。(笑)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

君を呼んだのに

2009-06-14 10:35:17 | THIS SONG
ザ・グルーヴァーズ待望の新作「ROUTE 09」が届いた。藤井一彦の
ソロ・アルバムに収録された「今を行け」やカーペンターズ・カバーを
含む全11曲。しばらくの間、ヘヴィー・ローテーションになるのは
間違いないだろう。

今回も一般発売に先駆け、「革命的通販システム」により、アドヴァンス・
メンバーには一足早く届けられたのだが、今回の特典ディスクには
胸が締め付けられた。今までは事前に曲目は伏せられていて手にするまで
わからなかったのだが、今回はグルーヴァーズのHPで曲名が明かされていた。
それは忌野清志郎の死去を受けてのもので、事前に用意していたカバー曲が
RCサクセションのものでそれを公表することで、自身のアルバムの
売り上げに繋がると思われるのを憂慮したものの、多くの人に聴いて
欲しいという気持ちを優先したための発表であることが書かれてある。
アドヴァンス・メンバーしか入手できないCDなので、これは正しい判断で
ちっとも間違ってはいない。そもそもは病床の清志郎に聞かせたいと
思ってのカバーが結果として追悼になってしまったのだが、これ以上の
追悼盤はないだろう。

「君を呼んだのに」はRCサクセションが82年10月に発表したアルバム
「BEAT POPS」に収録されている。私はお年玉を握り締め、83年1月3日に
入手した。河出書房が95年に出版した「生卵 忌野清志郎画報」の中で
藤井一彦は前作「BLUE」のアルバム・ガイドを書いている。66年生まれの私には
ここらのアルバムはあまりにリアルなので思い入れが強すぎて冷静な判断が
出来かねるのだが、「BLUE」に比べて「BEAT POPS」は混沌としたアルバムと
いう印象が強い。特にB面はわけがわからなかった。

録音もミックスも今ひとつの「サマーツアー」のライブは有難いのかどうか
すら疑問だったし、3曲目の「ナイーナイ」4曲目の「君を呼んだのに」の
流れはヘヴィー以外の何物でもなかった。今思えば日本のロックでの初めての
サイケデリック体験だったのだと思う。抽象的な歌詞と音響効果が
体験したことはないがバッド・トリップで酩酊したような感じと、あの後の
気だるさを感じさせたのだ。当時、油絵を少しやっていたのでリアルな
絵の具の匂いは勿論、女の子の甘い匂いも同時に入り混じって気が遠く
なりそうだった。薬の替わりに紫煙が立ち込めていたのは言うまでもない。
終わりのない閉塞感、永遠に続く恐怖、出口未だ見つからず・・・。

グルーヴァーズのカバーは深い。選曲の時点で深いのだ。
これが「あの娘のレター」や「たとえばこんなラヴ・ソング」だったら
どんなに気が楽だったろう。
残念ながらアドヴァンス・オーダーは締め切られたので、今からこのCDを
入手することはできない。運よく、いや先見の明を持って入手した諸兄姉達、
大事に聴いていきましょう。ストーンズ者はニヤリの佐野元春カバーも
冴えていることだし。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

VAN HALEN / JUMP

2009-06-01 20:25:26 | THIS SONG
何故「ゴッドハンド輝」はわずか6回の放送で終了になったのか。
けっこう楽しみながら見たのに。えっ、水川あさみ目当てだろうって?。
いやいや、そりゃガソリンはエネオスのハイオクしか入れないけど
そういう意味じゃなくって。
で、何故後番組は放送前から番宣しまくりだったのだろう?。
藤波辰巳派の私でも「俺は噛ませ犬じゃない」と、若人にはわけの
わからないことを口走りそうである。(笑)

というわけで、ヴァン・ヘイレンのジャンプである。
「1984」という発売年と全く同じタイトルのアルバムは私にとっては
何かにつけて思い出しやすいもので、1984年というのはイコール
私が大学に入った年でもある。「ああ、なんだか知らないけど流行ったなぁ。」
という思い出と、あの頃これを聴いていたヤツらが職場でそれなりの
地位になって自分の思い出の曲を番組のオープニングに持ってこれるほどの
力を持つようになったのかなとか、つまらない想像も同時にしてしまう。
もっとも私は未だに仕事よりも遊びを選んだためにうだつの上がらない
ポジションなのだけど。(笑)

ヘヴイー・メタルの類は鼻で笑いながらもヴァン・ヘイレンは熱心に
聴いてきた。根本的にセンスのない、しかしながら独特の音で録音された
アレックス兄貴のドラムスはヴァン・ヘイレンというバンド以外では
相手にされなかったと思うがそれくらい個性の強いもので、バンドの音として
私は気に入っている。弟の、とんでもない演奏をしているにも関わらず
笑顔でいかにも大したことしてないという感じで走り回っている様も
好きだし、何よりヴォーカリストのエンターティナー振りが最高だった。
ルーツ・ロックに造詣が深いところも良かった。

前作の「OH!PRETTY WOMAN」が良かっただけにプレッシャーはあったろうが
シンセを大胆に使うという、ある意味暴挙ともいえるアレンジが却って
バンドにとってもバンドのファンにとっても新鮮で、私も大多数のファンと
同じくこの曲を気に入った。間違ってシングルを2枚買ってしまうくらい
気に入った。(笑)残念なのは例のドラマで使用される際に尺の関係で
適当に編集されていることなんだけど、まあいいか。
なんとなくこの曲を聴くと気分が高揚するし、ドラマを見てみようかなと
いう気になってしまうし、まさに選曲者(製作者?)の思うツボである。
ところでこの曲のキャッチ・コピーは書くのも恥ずかしいがこんな感じだ。

「JUMP」を聴いたら「BED」においで。

まさか、今頃こんなこと言っている脂ぎった40代はいないだろうな。(笑)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

SERGE GAINSBOURG / LA HORSE

2009-04-04 20:29:04 | THIS SONG
春の訪れに気を緩ませて、ぼんやりと過ごしていると日々のチェックも
甘くなり、ついつい買い逃しをしてしまう。
Philippe Nicaudの「Erotico... Nicaud 」のCDが発売されるという
アナウンスも束の間、CDは販売中止になってしまい「な~んだ。」と
がっかりしていたら、しっかりLPでの復刻が成されていた。
「あのジャケならLPサイズがいいな。」なんて思っていたはずなのに
すっかりチェックが遅れてしまった。

しかしながら、ゲンスブールの7インチ再発は見逃さなかった。
今回は「MISTER FREEDOM」と「LA HORSE」の2枚が再発された。どちらも
ゲンスブール名義のオリジナル・アルバムを全て購入しても聴くことは
できない。2001年にゲンスブールが携わった映画音楽を3枚のCDに
収録した「LE CINEMA DE SERGE GAINSBOURG」がリリースされた。
これが重要な曲をほとんど収録した優れもので、私自身先の2枚の
7インチに収録された曲はそれで初めて聴いた。

一般的には、そのジャケットがピチカート・ファイブのシングルのモチーフに
なったこともあって「MISTER FREEDOM」のほうが、ジャケ買いの対象に
なるだろうし、映画自体もこちらのほうが知られている。
しかしながら私の好みは「LA HORSE(麻薬)」だ。
昨年ブログでとりあげたジャン・クロウド・ヴァニエとの共作で、アレンジは
ジャンの手によるもの。もともとプロモ盤のみのためジャケットは今回の
再発にともなって製作されたようだ。地味なジャケだが、映画のポスターを
流用しても購買意欲の湧くものにはならなかったろうから、これはこれで
良しとすべき。ハープシコードを中心に弦楽器が怪しげに曲を彩ったかと
思えばファンクとカントリーが顔を覗かす楽しいタイトル曲以上に魅力的なのが
B面の「L'ALOUETTE」。「俺はクラシックにコンプレックスなんざ持って
無いぜ。」と聞かれてもいないことをつい口走りそうなイントロから、
派手に盛り上げ、意味ありげに何度も繰り返されるブレイクが格好いい。

夜、桜の花が散る夜。
そんな光景を見ながら脳内にこのシングルの両面をリピートさせれば
麻薬なんかは必要ない。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小坂 忠 /  どろんこまつり

2009-03-19 23:18:38 | THIS SONG
小坂忠のボックス・セット「CHU'S GARDEN」が発売された。CD8枚DVD2枚で
構成される大箱で、70年代のアルバムを揃えている者にはダブりになる枚数が
多くなるのだが、それらは当時のアルバムを再現した紙ジャケ仕様であるのと
何より未発表ライブ音源を収録したCDや、公式に商品化されるのが初めての
映像を収録したDVDの魅力が、この箱を手元に置く価値があるものにしている。
私自身も「この箱を買ったら、過去版CDは処分してもいいな。」と思っていた
のだが、どうも掲載写真の2枚に関してはそうもいかない。
今回の箱にもこの2枚は含まれているのだが、掲載写真右のスタジオ盤と左の
ライブ盤にそれぞれ収録されている「どろんこまつり」がカットされている
ためである。

小坂と作者の細野晴臣の了解を得てカットしたとのことだが、なんだか
私には納得できない。歌詞中の「つんぼ桟敷」「つんぼ」という言葉が
差別用語であるということが、カットの理由のようだ。
私が学生の頃使っていた旺文社の国語辞典(昭和40年初版、昭和53年
重版)には「つんぼ桟敷」という言葉はしっかり収録されている。
意味はこうだ。
「つんぼ桟敷」・・・①劇場で舞台に遠く、役者のせりふがよく聞こえない
観客席②事情を知らされない重要でない位置

曲というものは、一度リリースされるとそれは文字通りアーティストの
手を離れ、解釈は聴き手に委ねられる。それは時に作者の意図を遠く離れて
曲解されることもあり、それが原因で悲劇が起こることもある。
「どろんこまつり」は私のとても好きな曲であり、以下は私の勝手な解釈で
ある。

祭りの後の寂しさというのは、よしだたくろうに歌われるまでも無く
誰もが体感したことがあると思う。後から襲ってくる虚無感が大きいほど
祭りの持つ意味が大きかった証明でもあるのだが、実際の私はその虚無感が
嫌で、さまざまな祭りを意図的に避けてきた。
「どろんこまつり」の登場人物は耳を塞いで通り過ぎようとする。
そこに私は自分を重ねてしまう。

歌詞中の「どしゃぶりの雨」「キノコがしげる」という部分はCCRの歌では
ないけれど勝手にベトナム戦争を想起してしまった。それはともかく
もっと深読みすると、生活の中で次から次へと面倒なことを問われる場面を
想定する。どしゃぶりの雨のようになげかけられる言葉や問いは、その後に
それに無闇に賛同する気持ちの悪い奴らをどんどん増やしていく。
「お前は誰だ、所属は何だ、何を考えている、何をするのだ、
何でしないのだ、何を・・・。」正しかろうと間違っていようと数が多い方が
体制であり、そこに属していることを確認されるようなやりとりの数々は
うんざりだ。足をとられそうなぬかるみを曲中の登場人物は耳を塞いで
通り過ぎようとし、再び私はそこに自分を重ねる。

そんな喧騒から離れようとすると、それは自分のせいであるのだが耳に入って
くる情報というものは少なくなる。「あいつには教えなくてもいいよ。
あいつは数には入れなくていいよ。」体制側はつんぼ桟敷に追いやったつもりで
いるのかもしれないが、こっちは自ら耳を塞いで要らない情報を遮断して
いるのだ。体制側がつんぼ桟敷に置いて意味があるのは、耳をすまして
聞こうとする人間であって、こちらは元々聞こうとしないのだから、
思惑違いなのだ。

「どろんこまつり」を聴くたびに私は、そんな勝手な解釈を繰り返す。
収録されたDVDの中で、もともと音の無い72年の映像に「どろんこまつり」
のエディット・バージョンと称するものが被されたものがある。
そこでは削除の対象となる一節がカットされているのだが、その一節が
無いとこの曲の持つ意味合いはおそろしく魅力の無いものに思える。
例えその一節が差別用語を含むものだとしてもだ。

小坂の1ST「ありがとう」に細野が提供したタイトル曲と
「どろんこまつり」は歌詞も曲も絶品だと思う。それにしても歌詞に漂う
虚無感は一体何なのだろう。

つんぼ桟敷につんぼが一人・・・・。
私もだんだんバカになって行くのだろうか。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ROD STEWART / TONIGHT I'M YOURS

2008-11-25 22:03:53 | THIS SONG
私は視力が悪く、中学の時には眼鏡をかけていた。入学時の学生手帳の
写真こそかけていないが、それ以降はずっと眼鏡をかけた写真だけだ。
その中学時代から今に至るまで、頻繁に「眼鏡をかけている時と
外した時は顔が別人だ」と言われ続けている。
本人はそれほど意識したことは無いが、あんまり言われ続けると
「そうなのかな。」と思ったりもする。
あんまり何度も言われるので、ある時「眼鏡外してみてよ。」と言われたので
「俺と○。○○すれば、その時は眼鏡を外すよ。」と言ったことがある。

ロッド・スチュワートのベスト盤が発売されたのだが、今回はそれまでとは
違いDVDが1枚添付されている。てっとり早くプロモ・ビデオでロッドの
足跡をビジュアルでも楽しめるというわけだ。
私がリアル・タイムで初めて購入したロッドのアルバムは81年発売の
「TONIGHT I'M YOURS」。曲としてラジオから流れる「DA YA THINK I'M SEXY」や「SAILING」は知っていたし、友人が「パンドラの匣」を持っていたのでアルバムを聴かせてもらったりしたが、自分で初めてアルバムを買うきっかけになったのは
シングル「YOUNG TURKS」がヒットしていたからだ。
アルバムを聴いてタイトル曲の躍動感は「YOUNG TURKS」より魅力的だと
思っていたら、ウィスキーのCMソングになりシングルカットされた。
82年3月の話である。

シングル盤のジャケット写真にあるように、テレビCMでのロッドは
サッカーボールを上手に操り、単純に格好いいと思ったものだ。
この歌には個人的に思い入れがある。

中学の時、サッカーを少しやったのだが、ある試合の前にキーパーが
怪我をしたために本来のポジションでない私がキーパーをしたことがあった。
1週間ほど練習したが付け焼刃にすらならず、それでも試合はPK戦までもつれ
私は1本もとめることができず、その試合は負けてしまった。
敗因の矛先は私に向けられ、それから私はサッカーをすることに興味を
失った。私より数倍上手な友人のFWがPKを外したのもショックだったし、
心のどこかで友人のフォローを期待した自分が情けなかった。

高校3年の1月、卒業前の最後のイベントは校内対抗のサッカー大会で
私は全く興味が無く「せいぜい怪我でもしないようにな。」と軽口を叩く
程度だったのだが、私のクラスを含めてどのクラスも異様に燃えているのが
理解できなかった。市内では一番の進学校ではあったが、それでもストレートに
進学できるのは半分くらいなので、特に理系の浪人覚悟のヤツらは、
「単純に暴れたい」程度のレベルで盛り上がっていたのが、また気に入らない。
私は文系クラスだったので、たたでさえ11人集めるのに苦労していたのだが
興味の無いものは仕方が無い。

ある日、高校3年間サッカー漬けで特に話をしたこともないヤツが
話しかけてきた。「ハリー、お前あいつと小・中・高と同じだよな。
あいつに聞いたんだよ。ハリーはサッカーやってくれるかなって。」
『あいつ』とは、先に書いた中学時代にPKを外したFWのことである。
そいつも3年間サッカーをやっていた。
「で、なんて言ってた?。」
「俺的にはやってくれない方が助かるな。クラス対抗レベルだろ、あいつが
バックに入ったサイドからは絶対センタリングなんか上がらないし、
真ん中に入ったらFWは機能しないかもな。マン・マークするタイプじゃない
けど、俺の横に張り付かれたらうんざりだ。ハリーが入るんならお前の
クラスとは当りたくないな。俺はFWだからな、って言っていたよ。」

『あいつ』とはサッカー以外でも仲が良かったが、当時の共通の友人や
女の子達は、二人をライバルのように思っていたと後で聞いた。
私は勉強も運動もヤツのセンスには勝てないのはわかっていたし
見てくれもヤツの方が少々(笑)男前だと思っていた。中学生になれば
イヤでも親の最終学歴や年収の差というのもわかってくるわけで、全てに
おいて負けていると思っていたので、比べてくれるなというのが本音だった。
『あいつ』とはロックの話はしたが、お互いの間でサッカーの話題は
一切出なかった。中学の時の一件がそうさせていたのかもしれない。
そんな『あいつ』がそう言ったのが、妙に嬉しくて高校生活最後の祭りに
参加することにした。
そう決めると何故か頭の中でロッドの「TONIGHT I'M YOURS」がフル・
ボリュームで流れはじめた。

試合は散々だった。私は左サイドバックだったので最初の10分で右の
ウィングを潰し、ボールがまわってこないような状況を作ったが、
右のバックはそいつもサッカー部だったにも関わらず、やたらと抜かれて
ボールがどんどん中央に集まり、失点する。
前半終了間際に相手はゴール前でフリーキックを得る。私は壁の中に入ったが
「どうせ入らないのだから、絶対に壁の上とか狙わずに俺を狙ってくる」と
踏んだ。高校3年間サッカーに興味の無いはずの私が、調子に乗っているのが
気に障ったのだろう、予想通り明らかに私を狙ってボールは飛んできた。
ここまでは予想通りだったが、事もあろうか私の右横で壁を作っていたヤツが
私の前に飛び出し目の前にまさにもう一つの壁が出来、急にボールが目の前から
消えた。消えたと思ったら鈍い痛みが下腹部に走る。(笑)
そう、そいつのせいで一瞬球筋を見失ったと思ったらそいつはクリアする
どころか空振りしてボールは私の下腹部を直撃したのだ。
幸いその直後に笛が吹かれて、みっともない姿を長時間晒さずに済んだけど。

後半開始後には体調も回復。回復したのはいいのだがいきなりのピンチ。
キーパーが前に出すぎたためにロング・ボールが蹴りこまれ、無人の
ゴールへ、の筈だったが位置取りの良かった私のヘディングでクリア。
この時、激怒した相手チームの応援団から「殺すぞ」とか散々やじられたのだが
私はそれよりも自分のチームを応援するクラスの女の子達の反応に
耳がいった。確かに黄色い声もあったのだが「あんな人、クラスに
いたっけ。」という声が幾つか聞こえたのだ。
「え~、何いってんだよ。またかよ。」と思ったのはいうまでもない。
勿論、眼鏡は外しているのだけど。(笑)

「TONIGHT I'M YOURS」のメロディはとっくに鳴り止み、3対0で完敗。
それでも終わったあとに試合を見ていた『あいつ』が笑いながら手を
振ってくれたのだけが嬉しかった。
ぼんやりしていたら女の子が何人か来て「眼鏡外してると全然違うね」
なんて話しかけてくるのだが、どうでもよかった。
帰り道、もう一度頭の中で「TONIGHT I'M YOURS」を鳴らしてみる。
「ああ、卒業か。俺でも行ける大学あるかな。」と現実が圧し掛かってきた。

もう、冒頭の「○。○○」にはどんな言葉が入ったかお解かりですね。
今ではきっと別の言葉が入ると思うのだけど、それは次回のもとい
自戒の講釈で・・・。(笑)

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

BABY COME HOME / KEVIN AYERS

2008-09-25 21:12:57 | THIS SONG
初夏の頃か、ケヴィン・エアーズの4枚組「Songs For Insane Times 」が
発売されるというアナウンスがあったのだがいつの間にか発売延期になり
8月頃、再び発売アナウンスがあったので早々にamazonで予約した。
そう、8月には予約が出来たのだ。
ところが、タワーやHMVには入荷した今になってもamazonにはまだ
入荷していない。それどころか「予約可能になったらメールを送る」
という状態である。
この4枚組はベスト盤の体裁をとっているが「Live at the Queen
Elizabeth Hall 1973」というお宝音源を収録しているのでスルー厳禁なのだ。
もうしばらく根競べをしてもいいが、そろそろ我慢も限界である。(笑)

掲載写真は、ジャケットの表裏のどこにもアーティスト名も曲名も
記されていないが、先日限定1000枚でリリースされたケヴィン・エアーズの
7インチ。両面とも昨年の傑作アルバム「THE UNFAIRGROUND」からの
曲で、何を今更のシングルではある。
しかしながら、なんとなく和むジャケ写はいい感じだし収録曲がいい。
A面は「BABY COME HOME」、B面ならぬAA面は「WALK ON WATER」。
くしくもアルバム収録曲中、私の最も好きな2曲がシングルとなったわけだ。
賢明な方はお気づきだろうが、2曲ともブリジット・セント・ジョンの
参加曲である。本当によくこの2曲を選んでくれたという思いが
この7インチへの愛情を深いものにする。

アルバムの流れで聴くのも楽しいが、独立した1曲として対峙するのも
また楽しい。紅茶を飲みながら秋の夜長を楽しみたいものだ。
と、これで締めくくれば、それなりに格好がつくのだが、まだ蒸し暑い夜も
あるだろうし、はやく4枚組が欲しいという欲望も渦巻いている。
現実はちっとも美しくなく、かくも見苦しいものだ。(笑)
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

OTIS BLUE

2008-03-09 22:23:26 | THIS SONG
4月になれば、オーティス・レディングの傑作アルバム「OTIS BLUE/OTIS
REDDING SINGS SOUL」が2枚組のコレクターズ・エディションとして
発売される。ストーンズ・ファンの多くがそうであったろうと思うが、
オーティスのスタジオ録音盤の中で私が最初に手にしたのがこのアルバムだ。
ロック者にアピールする曲を多く収録しているというのが、
最初の購入動機だったが、この盤で私はサム・クックへと辿りつくことになる。
タイトルを象徴するような青を基調にした色使いのジャケットに写る
女性の写真も強烈な印象を残した。

さて、「OTIS BLUE」という曲がある。
オーティス・レディングの同名アルバムにはそんなタイトルの曲は
収録されていない。ここでとりあげるのはG.T.ムーア&ザ・レゲエ・
ギターズの「REGGAE BLUE」(75年発表)に収録されている曲である。
「REGGAE BLUE」というタイトルも意味深である。

ムーアのキャリアはヘロンでの活動が最も有名だろう。
レゲエ・ギターズはヘロン解散後の73年から活動を開始し、74年に
1STを出している。ヘロン時代とは趣を変えたレゲエという音楽に
取り組むというのは、後追いファンには「どうしたことだろう」と
思われても不思議ではないが、ヘロンの2枚目にソウル・ミュージックの
カバーが含まれていたことを考えれば、そう唐突なことでもない。
レゲエはソウルの影響下にある音楽だし、60年代初めには英国に
スカは紹介されていただろうから、意識的にしろ無意識にしろ何がしかの
体内蓄積はあっただろう。

ほぼ全編レゲエ・スタイルのアルバムの中にあって「OTIS BLUE」は
異色だ。ソウル・バラッドのスタイルを借りて少々物悲しくも力強く
歌われるこの曲は私のような聴き手に過剰な感情移入を余儀なくさせる。
「音楽が喜びをもたらす。正義と偽りと痛みについて歌って何の足しに
なるかわからないが、君のために歌う」という行にグッとくる。
もしオーティス・レディングが生きていてこの曲を聴いたら、
なんて思っただろう?。

SAD SONG IS ALL I KNOW・・・。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ゴダイゴ / 君は恋のチェリー

2008-01-14 21:51:48 | THIS SONG
ゴダイゴをテレビの歌番組で見かけるようになったのは
テレビ番組「西遊記」の主題歌「ガンダーラ」がヒットしてからだ。
大した曲ではないと思うが、仲間内ではシングル盤を持っている
ヤツがかなりいた。
今思えば中学の時は「Y.M.O.」が好きな奴等、「甲斐バンド」が好きな
奴等とグループ別けがあったが、どちらにも共通して人気だったのが
「ゴダイゴ」だった。

なかなかLPを買うほどの金は持てなかったので、バカな13歳なりに
各々が「人が持っていないシングルを入手しよう」とやっきになったもので
このころから、コレクターとしての意識の下準備が出来ていたのかもしれない。
ゴダイゴのシングルの型番は「YK-○○-AX」だったので、○○に入る
数字が若いほど古いシングルとなる。
ところが、デビュー曲の「僕のサラダガール」(YK-57-AX)を入手しても
誰も羨ましがらず、つまりは誰でも容易に入手できたということだ。
別のヤツが「ミラージュのテーマ」(YK-98-AX)を入手して学校に持って
きたが、実はこれも手に入りやすかったので「ふ~ん」だった。

なんでこんなことをよく覚えいるかというと先の「ガンダーラ」の型番が
(YK-503)だったので、余りに間が空いているので一体何枚のシングルを
出しているのだろうと、暇な中学生達は考えていたのだ。(笑)
こんなことを考えていたのは冴えない野郎ばかりで、女の子達は私達が
学校に持ってきたレコードを「あっ、それ貸してね。」というだけであった。

後からディスコグラフィーを見ると「ミラージュのテーマ」の次の
シングルが「ガンダーラ」でそこでいきなり500番台に飛んだことがわかる。
しかしながら、デビュー曲の「僕のサラダ・ガール」と「ミラージュの
テーマ」に挟まれた4枚のシングルはなかなか見つからず、
私なんかより熱心だったヤツでも2枚しか入手できなかった。

私が一番好きなゴダイゴのアルバムは「DEAD END」なのだが、シングルなら
「君は恋のチェリー」(YK-91-AX)だ。
CMやテレビのサントラの仕事が多かったゴダイゴだが、CMのイメージ・
キャラやテレビの1シーンがジャケットに写らない、つまりはメンバーのみが
ジャケットに写った最初のシングルでもある。

今見れば「元ゴールデン・カップスに、元Mかぁ」ということに
なるのだが、子供の頃見ていた歌番組でそんなことに触れたやりとりを
司会者としているシーンは一度も見たことが無い。

原題は「CHERRIES WERE MADE FOR EATING」だから、直訳すると
とてもシングルのタイトルに向かない。英語で歌われる歌詞は他愛のないもの
だが、聴いているだけで多幸感に溢れるポップ・ナンバー。
押し付けがましさも、あざとさもない本当に楽しい曲だ。
大林宣彦監督の映画「ハウス」の挿入曲で、メンバーが登場するシーンで
この曲が流れるというのだが、私は見たことが無い。
テーマ曲は成田賢が歌っているということもあるので、一度見ておかないと
いけないな。

そういえば、ゴダイゴのCDは1枚も持っていない。
3月にリマスター再発されるのを何枚か買うかな。
「DEAD END」や「西遊記」はともかく「CM ソング・グラフィティ」は
楽しみだ。
レコ・コレ2007年4月号で、これが選ばれていないことに
何の憤慨もしなかった人は、引き続きサイダーでも飲んでいてください。(笑)
ちなみに私は79年にサイダーのCMをやったグループといわれて
すぐにピンときましたよ。嫌いなグループですけど。(笑)
さすがに13歳にもなると、いろいろ覚えてしまったのだなぁ。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする