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HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

LEAVE ME ALONE~カバー・ソング100選への道・その5

2011-05-07 10:19:30 | THIS SONG

 

どうしてもゲンスブール・カバーを1曲選びたいと思ったのだが、手元に音源が少ないのでしばらく
考えあぐねた。とりあえず手っとり早く2枚のトリビュート盤を聴いてみる。

掲載写真左は95年に出た「GAINSBOURG TRIBUTE '95」。日本主導のトリビュート盤で
マルコム・マクラーレンが噛んでいる曲もあるが、盤自体は参加メンバーの名前を列記すれば
あの当時の「流行り」や「気取り」を思い起こし、ニヤっとしたり眉をひそめたりする人もいるだろう。
ずばり、アルバム「メロディー・ネルスンの物語」が大好きなので、カヒミ・カリイの『EN MELODY』は
候補に挙がった。個人的には1枚のアルバムとしては低調な部類に入るのだが、このトラックは
今も好きだ。まあ、この盤で一番素敵なのはシャルロットが8歳の時に描いた親爺の絵なのだが。(笑)

掲載写真右は06年に出た「MONSIEUR GAINSBOURG REVISITED」。各曲には邦題ならぬ
英題がついているのが面白い。参加メンバーも豪華でジャーヴィス・コッカーやマーク・アーモンド、
フランツ・フェルディナンド、マイケル・スタイプと、なかなかの面子。マリアンヌ・フェイスフルは
なんとスライ&ロビーを従え「AUX ARMES ET CAETERA」収録の『LOLA RASTAQUOUERE』を披露。
全体に選曲も良い盤なのだが、ずばり、アルバム「メロディー・ネルスンの物語」が大好きなので
プラシーボの『BALLADE DE MELODY NELSON』も候補に挙がった。
しかし・・・。

「だけど、ちょっとまて。時はまだ早い、もう準備はできたかよ」とばかりに頭脳警察の『嵐が待っている」が
頭の中に鳴り響き、大事な曲を忘れているのに気が付いた。私はロック者なのだ。

 ウォーレン・ジヴォンが02年に発表した「MY RIDE'S HERE」に
収録されたゲンスブール・カバー『LAISSEZ-MOI TRAQUILLE』がそれだ。原曲にあるちょっとユーモラスな
ムードを排し、ハードボイルドに迫るこのアレンジは格好良い。歌詞はとぼけたものだが、癌の宣告を受けたものの
治療を拒否し前進し続けたジヴォンが歌うと、また違った意味に聞こえてくるというものだ、
ジヴォンは翌03年、56歳の若さで没する。  

 

『LAISSEZ-MOI TRANQUILLE』を最初に知ったのは、96年に出た左の編集盤「COULEUR CAFE」。
セルジュのラテンやラウンジ物を集めた盤である。オリジナルは60年に出た4曲入りEP、
「ROMANTIQUE 60」に収録。今年1月に記事にしたシングル・ボックスの復刻で、私もようやく
オリジナル・フォーマットで聴くことができたというわけだ。なるほど、「69年はエロな年」だったが
「60年はロマンティック」だったのだ。

女性に気にいられるためには、どうしたらいいのか、マダム言ってくれないか。
不誠実であるべきか、誠実であるべきか。何時捨てるべきか、面倒なことだ。
俺のことは放っておいてくれ・・・。

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東京-ニュー・ヨーク-ロンドン~カバー・ソング100選への道・その4

2011-05-06 23:10:44 | THIS SONG

「東京-ニュー・ヨーク」と言えば、日本ロック史に燦然と輝くウォッカ・コリンズの
73年のアルバム・タイトルであるが、そこに今回はロンドンを足した3都物語。

私の最初の仕事は本やCDの販売業だった。元々は本屋が主体なのだがCD販売にも
手を拡げたのはいいものの、音楽に疎い人がほとんどだったために1年目から
好き放題の仕入れをしていた。以前も当ブログに何度か書いたが、それでも真面目に
仕事をし、売れ筋を欠品しないように、また次の売れ筋は何かを見つけるのに気を使っていた。
そんな中、ささやかな楽しみは、少なくとも田舎の国道沿いの本屋の棚に、誰が買うかわからないような
洋楽の再発CDを並べることであった。ずっと売れないと不良在庫になるので、最終的には
自分で買い取るのだが(笑)、それを見越しての仕入れなので、闇雲に好き放題していた訳ではない。

88年にテイチクがブッダ/カーマ・スートラのカタログをCD化した際に、ラヴィン・スプーンフルは勿論だが
気になるCDがあった。当時のレコード・コレクター誌での紹介が良さげに書いてあったイノセンスと
トレイドウインズがそれだ。2イン1のCDは好きでは無く、更にそれが別々のグループを1枚に収めた
ものだと尚更嫌な感じがしたが、聴いてみたい気持ちの方が強く自店の棚に並べるためでなく、
最初から自分用に1枚オーダーした。

2イン1のCDのジャケットはイノセンスが表にくるような装丁だった。両者は名前こそ違うが
アンダース&ポンシアを中心としたレコーディング・バンドだということで、2イン1にも納得したが
とりあえず何度か聴いて、その後しばらく忘れていた。

 

音楽を聴くという行為は、自分のセンスと審美眼で成り立つものと周囲の影響を受けて成り立つものが
あると思うが、当時の私は周囲の影響で、山下達郎を聴いていた。今では全く追いかけていないのが
何だが、まあそれはいいだろう。
91年のアルバム「アルチザン」を買って帰り、聴き始めると耳覚えのある曲が聞こえてきた。
それが「TOKYO'S A LONELY TOWN」。思い出したように先の2イン1のCDを引っ張り出し
改めて聴くと、原曲「NEW YORK'S A LONELY TOWN」の良さを認識。CDのジャケットをひっくり返して
トレイドウィンズが表にくるようにしたのだが、それ以来我が家のCDはその状態だ。(笑)

そして更にしばらくして、「LONDON'S A LONELY TOWN」の存在を知る。デイヴ・エドモンズが
76年に録音したものの未発表だったのが、92年に出たコンピレーション盤「PEBBLES VOL.4」に
収録されたのだ。ライナーには「当時のセッションにはシンガーとしてブルース・ジョンストン、テリー・メルチャー、
ゲイリー・アッシャー、カート・ベッチャー、そしてブライアン・ウィルスンが参加した」と書かれていて
興奮したことは今でも覚えている。本当にここに書かれた全てのメンバー、特にブライアンがこの
曲に参加しているのかは定かでないが、それでも原曲を超える美しいコーラス、
何よりもデイヴ・エドモンズが歌っていると言うことで、一聴して大好きなバージョンになった。
ライナーには、たった5枚のアセテートしか残っていない中の1枚を運良く手に入れCD化したとも
書いてあり、とにもかくにも気軽に聴くことが出来るようになったことに、感謝し続けている。

そう言えば達郎の「アルチザン」にはラスカルズの「GROOVIN'」のカバーも収録されている。
ラスカルズ・カバーも1曲選ぶ予定だが、「GROOVIN'」ではない。その話は、また後日にでも・・・。

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KISS~カバー・ソング100選への道・その2

2011-05-02 21:25:54 | THIS SONG

   

交通機関は空いているのに、なんだか忙しい一日だった。今日働いたら、また3日休めるという
「やっつけモード」を見透かされたような感じであったが、まあいいだろう。
来年の1月までまだ8か月もあるというのに、「目標」が出来たものだから、そればっかりに
気を取られるという悪癖が我が身を襲うが、それもまたGOOD。(笑)
いや、今の私は仕事中は「『SO YOU WANT TO BE A ROCK'n'ROLL STAR』は誰の
カバーを選ぼうか」なんて考えたりしませんよ。(笑)

「カバー・ソング100選」は、単純にABC順に100曲並べるのではなく、大体20曲ずつ収録した
CDR5枚の形にしようと考えた。そうすると昨年までに当ブログで記事にした8組のアーティストの
カバー集の続編という体裁もとれるし、自分のカーステやiPodで楽しむことも出来るので一石二鳥と
いう訳だ。

ディスク5の最後の曲、つまり大トリは簡単に決まった。徒に大袈裟で無く、それでいて気持ちを
落ち着かせる大らかで格調高い曲。しかし歌っているのは酔っ払い。(笑)ルイ・アームストロングの
歌唱を二人がかりの力技でねじ伏せたのが、ニック・ケイヴとシェーン・マガウアンの92年のシングル
「WHAT A WONDERFUL WORLD」。ごく僅かな私の行動範囲内でさえ、醜い事象は山ほどあるのに
このバージョンを聴いていると、「明日は美しいかも」と期待をしてしまう自分がいる。
勿論、私も酔っ払っているのだけど。(笑)

ポーグスの結成当初のバンド名「POGUE MAHONE」はゲール語で「俺の尻にキスをしろ」という意味
なのだが、それはさておき、ニック・ケイヴにキスされたシェーンはどんな気持ちだったろう。
ニック・ケイヴは今度は「頬にキスして」ではなく、堂々と女性と唇を重ねる写真をジャケットにした
シングルを96年にリリースした。掲載写真右がそれで、相手はP.J.ハーヴェイ。
暗黒王子と漆黒女王の組み合わせは、ちょっと不気味なのだが、実に美しいジャケット写真である。

 リチャード・トンプスンは03年にリリースしたライブ盤「1000
YEARS OF POPULAR MUSIC」で、プリンスの名曲『KISS』をカバーした。アコースティック・ギターで
プリンスのファンクに挑んだ、その男気に私は痺れた。ギター・ソロはちょっと準備不足の感が否めない
部分もあるが、そんなことにお構いなく勢いで押し通す姿勢がファンクなのだ。
ドリー・ファンクJR.に通じる渋さもあるし。(関係無いか。)
リチャードはライナーで「『KISS』は80年代のベスト・ポップ・ソングの一つで、プリンスはベスト・アーティストの
一人だ」と書いている。勿論、私も同意する。そしてその男気故に「カバー・ソング100選」にも
選ぶことにした。

KISS・・・・・。

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美しき邂逅~カバー・ソング100選への道

2011-05-01 08:01:15 | THIS SONG

   

09年1月の当ブログで「85年の俺はきっと殺伐としていたのだ」なんて書いたのだが、この年は
ロック少年(そう、最後の10代だった)の私をわくわくさせた2枚のシングルが出た年でもある。

掲載写真左はデヴィッド・ボウイとミック・ジャガーによる「DANCING IN THE STREET」。
ライヴ・エイドのための企画でイベント当日にビデオが流された時は、明らかに時間をかけていない
半ばやっつけ仕事的な映像であったにも関わらず、その格好良さに興奮したものだ。
ステージの延長のような自然体のミックと、幾分芝居がかったボウイ様。何となくボウイ様に
分が悪いように感じたのだが、今映像を見てもその印象は変わらない。

当時はビデオ・デッキを所持していなく、「ああ、デッキ買わなきゃ。それよりも、今度は何時この
ビデオを見られるのだろう。」なんて思ったものだが、今ではミックもボウイ様もこの映像を商品化している。
おそらく一度だけだと思うが当時のMTVで、音は普通にオフィシャル・レコーディングされたものだが
映像はメイキング・シーンというビデオも流れた。ボウイ様が飛び出すタイミングを測っていたり、
階段から飛び降りた後の着地のシーンとかがあったように記憶するが、もう一度見たいものだ。

掲載写真右はジェフ・ベックとロッド・スチュワートによる「PEOPLE GET READY」。ジェフのアルバム
「FLASH」には心底がっかりしたのだが、この曲は別格で「いいなあ」と思った曲でもある。
ジミー・ホールとロッドの優劣は比べるまでもなかったし、ジェフ・ベック・グループ以来の邂逅というのも
なんとなく素敵な気がしたのだ。この曲もプロモ・ビデオが良かった。貨物列車に乗ったジェフが
降り立った田舎の駅にロッドがいる、というのはセピア・トーンの映像ということもあって演出が
『白々しくも美しい』ビデオだった。『美しくも白々しい』のでないことは、お間違いなきよう。

そういえば、この2枚以前に胸ときめいた大物の出会いといえば、クイーンとボウイ様の
「UNDER PRESSURE」があった。その曲の印象が今回取り上げた2枚に比べて、今の私の記憶に
印象深く残っていないのは、おそらくプロモ・ビデオにクイーンもボウイ様も登場しなかったことと
無縁ではあるまい。

この2枚のシングルは何れもカバー曲で、それぞれオリジナルはマーサ&ザ・バンデラスとインプレッションズ。
ロック5年生(笑)くらいの私に、ソウル・ミュージックを聴くことを更に促すレコードだったという意味でも
個人的に重要な意味を持つ2枚だ。
この時代のボウイ様とジェフ・ベックのアルバムは、正直なところ私には面白くなかった。その二人、
いやミックも含めて3者に関わったナイル・ロジャースに、未だに良い印象を持てないのは仕方あるまい。(笑)

この2枚を取り出したことで、来年(笑)初頭の100選は「カバー・ソング100選」とすることにした。
勿論、この2曲は選出曲。そして、楽しくもやっかいな(笑)日常は続く・・・。

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サマータイム・ブルース

2011-03-14 20:00:54 | THIS SONG

電力の供給が追いつかないということで、計画停電が実施されるという事態になり
公共の交通機関を利用する人達の朝は滅茶苦茶なことになった。
実際に実施されたのは夜になってからだが、明日以降どうなるのかわからない。

原子力発電所に頼らざるを得ない状況は、隠しても隠しきれない資本主義の醜さ
そのものであり、それを甘受する状況を作った我々一般庶民の責任でもあるのだろう。
原発がある地域住民が避難する際の「注意事項」が、あまりにプリミティブであるのが
馬鹿らしくも情けない。原発開発に金を出している企業に関連する人間が何を書いても
何を言っても俺には虚しく感じる。

♪ それでもテレビは言っている
 「日本の原発は安全です」
 さっぱりわかんねえ 根拠がねえ これが最後のサマータイム・ブルース

♪ たまのバカンス田舎へ行けば
  37個も建っている 原子力発電所がまだ増える 

これはRCサクセションが88年にリリースしたアルバム『COVERS』収録の「サマータイム・ブルース」の
歌詞を抜き出したものだ。「SUMMERTIME BLUES」ではなく「サマータイム・ブルース」だ。
エディ・コクランのオリジナルを逸脱した歌詞故に、そう表記する。
あれから20数年、88年に忌野清志郎が歌ったこの歌詞を、抹殺しようとしたヤツらは今では
ぬくぬくと「安定した老後」とやらを送っているのだろうか。37個と歌われた原発は
現在53機が稼働し、更に建設中・計画中のものが10機ある。

私はエアコンも電子レンジも使わない生活をしている。貧乏人と笑ってもらって結構だが
ちっとは節電に協力できるかもしれない。

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サディスティック・ミカ・バンド / サイクリング・ブギ

2011-01-13 21:09:58 | THIS SONG

サディスティック・ミカ・バンドのアルバムで一番好きなのは1STだ。グラム・ロックの香りが
最も濃厚であるというのが、好きな理由なのは言うまでもない。後のアルバムと比べると
それほど凝った曲はないし、これみよがしにテクニカルな曲もないのだが、人工的に無理やり
ゴージャス感を出したようなトラックに、加藤和彦の少々脱力したボーカルが載ると、もうこれは
いやでもT.レックスを想起するわけである。各曲のギター・ソロは整然としているのが
マーク・ボランと違うのだが、あんなものは完コピしても誰にも誉められないのだから(笑)。

そして、ミカ・バンドの中で一番好きな曲が「サイクリング・ブギ」だ。この曲を録音時の
メンバーは加藤和彦、ミカ、つのだ★ひろ、の3人である。これを録音した当時は「バンド」というより
加藤の趣味の延長で、今でいうところの「ユニット」のような発想だったと思われる。
バンドの名前も容易にプラスチック・オノ・バンドを想起させ、私生活のパートナーであるミカを
仲間に入れて録音してみたという感じだったのだろう。
ミカ・バンドがバンドとして正式に結成されるのは、その3カ月後でそこで高中や小原が加わり、
すぐにつのだが抜け、幸宏が参加する。(高中はフライド・エッグ繋がりで、最初期の録音から
参加していたと思われるが)

簡単なスリー・コードで、尚且つ72年だというのに早くも手垢のついたようなリフの繰り返しの曲だが、
それをボーカルを含めてここまで魅力的なアレンジで聴かせるというのは、加藤のセンス以外の何物
でもない。作詞はつのだで、飄々と小粋な歌詞が曲にバッチリはまったのも良かった。
初めてこの曲を聴いたのは、実は94年に出た「パーフェクト!」というボックス・セットであった。
『シングルを含む、全オリジナル・アルバムを収録』という売り文句に釣られたせいでもないが、
確かにシングルのみの「ハイ・ベイビー」が収録されていたので、この箱があれば94年までの
全録音は網羅できると勝手に思っていた。

ところが後でディスコグラフィーの類を調べると「サイクリング・ブギ」のB面曲「オーロラ・ガール」が、
「パーフェクト!」に収録されていないことを知り、このシングル盤を探したという間抜けな話が
付いてくる。ベスト盤なんて買う気は更々無かったので気付くのが遅かったが、何のことは無い、
88年に出たベスト盤CDを買えば事足りたのだけど。(笑)

掲載写真のジャケットを見ると、B面曲の表記が無く「?」という表示があるのが笑える。
で、「オーロラ・ガール」なのだが、これがまた、T.レックス・ファンがニンマリすること間違いなしの
ミディアム・テンポの曲で、曲中に入るコーラスを聴くだけで幸福な気分になる。
何れにせよ、両面とも楽しめるという意味で愛着のあるシングル盤なのだった。

それでは、「LET'S GO DOUGHNUT !!」。

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PATTI SMITH / PERFECT DAY

2011-01-12 20:01:10 | THIS SONG

パティ・スミスが2007年に発表したアルバム「TWELVE」はその名の通り、12曲の
カバー曲が収録されていた。カバー集ということで、彼女のオリジナル・アルバムから
感じられる緊張感こそ希薄なものの、パティならではの解釈が施された曲の数々は
選ばれた曲が有名な曲ばかりだったこともあって十分に楽しむことができた。
ティアーズ・フォー・フィアーズやニルヴァーナ以上に、オールマン・ブラザーズ・バンドの
カバーに驚かされたことは妙に覚えている。

何故12曲だったのか、いや何故この曲をアルバムに収録しなかったのか、という
思いを強くさせるのが掲載写真のシングル盤。「TWO MORE」と題された7インチは
正式には発売されず、プロモ・オンリーなのだがそのA面に収録されたのがルー・リード・カバー
「PERFECT DAY」。同時期のライブでは演奏されていたのだが、スタジオ録音も
しっかり残されていたというわけで、このカバーの出来が良い。
アルバムに収録しても一連の流れを壊すようなものではないし、今考えても何故
この曲を収録しなかったのか、理解できないのである。

ただの平凡な一日。穏やかに時が流れ、日常に波風は立たず。
解決すべき問題が残されているのは明白なのに、今日は忘れたことにして
平凡な一日を過ごす。ただし、平凡で完璧な一日が実現するのは自分が主体ではなく、
他の誰かがいるから。

ゆっくりと一語一語を噛みしめるように、この曲を聴いていると幸福なはずなのに
夕暮れの寂しさが一際重く圧し掛かってくる。
最後のフレーズ「YOU'RE GOIN' TO REAP JUST WHAT YOU SAW」は、
パティのロックン・ロール・ライフそのものであり、「完璧な一日」を演出しながらも
その一日に喜ぶ誰かをこちらに取り込もうとする貴方や私のことを指しているのかもしれない。

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THE SPECIALS / GANGSTERS

2010-12-23 19:41:21 | THIS SONG

「レゲエ100選」を考えるにあたり、コアなレゲエ・マニアが絶対に選ばないであろう2枚のアルバムを
選んだ。しかしながら、これが無いと「どこがHARRY'S ROCK AND ROLL VILLAGEなの?」
という2枚である。そのうちの1枚が79年のザ・スペシャルズである。
スペシャルズのアルバムを買った日の思い出は以前、当ブログに書いたことがある。
ポリス、クラッシュといったバンドのシングルやアルバム収録曲で、70年代後半の英国ロックに
おけるレゲエの影響の大きさはいやでも感じることが出来るのだが、アルバム単位、
アーティスト単位ということでいえば、まずはスペシャルズだろう。

掲載写真はシングル盤「ギャングスターズ」。カップリングがレーベル・メイトのザ・セレクターと
いうスプリット・シングルの様相が、いかにもパンクの時代を感じさせる。
この曲は日本盤LPのA面3曲目に収録されたが、これは日本独自の処置で本来は
アルバム未収録曲。現行CDでもこの位置には収録されていないはずだ。

初めてスペシャルズに接した時には気が付かなかったことも、あれから20年以上の
年月が経ち、いろいろなことを知ることができた。アルバム裏ジャケにクレジットされた
「HORNS BY RICO RODRIGUEZ and DICK CUTHELL」。前者は後にソロ・アルバムを
買ったりしてより身近に思え、後者も様々なアルバムでクレジットを見つけることになる。
彼ら2人の参加は重要な意味を持ち、スペシャルズのメンバー達の音楽的支えになったことは
想像に難しくない。

そしてこの曲「GANGSTERS」にはオリジナルがあるということ。この曲のクレジットは
ジェリー・ダマーズとなっているが、それはオリジナルは、ほとんど歌詞の無いインストであるから
そういうクレジットにしたのかもしれない。ちなみにオリジナルはプリンス・バスターで
曲のタイトルは「AL CAPONE」。リコのこともプリンス・バスターのことも当時のアルバムやシングルの
ライナーでは何一つ触れられていないことであるが、当時の情報量はその程度だったということだ。

このシングル盤のキャッチ・コピーはこうだ。
「俺達が、今をときめくザ・スペシャルズ!知らなかったら遅れてるぜ!
センセーショナルなデビュー・シングル、ごきげんなスカ・ビートで今夜も大荒れ。」
意味不明である。(笑)こんなコピーがまかり通ったというのは、いい時代だったのかもしれない。

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LET'S GO STEADY

2010-09-20 15:13:53 | THIS SONG
先日の「WORRIED LIFE BLUES」を取り上げた際の記事中、ニュー・バーバリアンズのDVDを
「改めて見てみると『A STONE ALONE』収録曲を3曲も映像体験できる」と書いたのは、
厳密に言うと2曲が正解で、その2曲とは「WORRIED LIFE BLUES」と「APARTMENT NUMBER 9」。
3曲と書いたのはアナログ・ブートの『A STONE ALONE』の一部にライブでの「LET'S GO STEADY」
のシングルが添付されていた事を踏まえて書いたというわけで。
『A STONE ALONE』は何度かCD化もされているのだが、私が所持する型番GL-3437にも
「LET'S GO STEADY」のライブはボーナス扱いで収録されている。

キース・リチャーズが歌う「LET'S GO STEADY」を初めて聴いたのは、アナログ・ブートレグ
『NOT GUILTY』を購入した時だ。ホーンに女性コーラスが参加した、ほとんど完成形と
言っていいスタジオ・アウト・テイクに度肝を抜かれたのは言うまでも無い。
ニュー・バーバリアンズのライブで披露した曲であるものの、ストーンズのアルバム『EMOTIONAL
RESCUE』に収録されてもおかしくない出来で、当時はストーンズのアルバムの中でキースが
ボーカルをとるのは1曲、みたいな不文律がなければ収録されていたかもしれない。

さて、この曲のクレジットには頭を悩ませる。06年に出たニュー・バーバリアンズの
オフィシャル盤『BURIED ALIVE』収録の「LET'S GO STEADY」のクレジットは(N.SEDAKA/
H.GREENFIELD)となっているが、これでいいのか?。(笑)
少なくとも私の中ではオリジナル・シンガーはサム・クックで作者はJ.W.ALEXANDERであると
理解している。しかしながら、キースが参考にしたのはサム・クックのバージョンではなく
アーサー・コンレイのバージョンだろう。オーティス・レディングがプロデュースしたこの曲は
アルバム未収録でヒット・シングル「SWEET SOUL MUSIC」のB面に収録された。
サム・クックのバージョンが幾分甘い感じなのに比べると、アーサー・コンレイのバージョンは
イントロのホーンの入り方や曲のテンポ等、如何にも67年のATCOレーベルという感じで
キースのバージョンも忠実にこれをなぞっている。

俺を置き去りにしてお前はあいつの元へ行った。それが真実の愛なんかでないことに
気付いたんだろう。あいつは悪い奴さ。でもヤツはもう行っちまった。
さあ、もう一度俺とやり直そう。
俺からお前を奪ったヤツは間違っていたがかつては最良の友でもあった。
でもヤツはもう行っちまった。さあ、もう一度俺とやり直そう。

他愛のないラヴ・ソングである。しかしながら、キースにとって『去っていった悪いヤツ』とは
自分のかつての『ドラッグの悪癖』だと考えれば、この歌の持つ意味と重みが随分と
違ったものに聴こえてくる。この解釈をする際、キースは「俺」ではなく「置き去りにした女」の
役回りとなる。音楽を置いてけぼりにし、ドラッグに現を抜かしたのだが、それが間違いで
あることに気が付く。そして音楽からの呼び掛けに気付き、我に帰るというわけだ。
そして、そこには同時に男の役回りもダブり、自分自身にあるいはかつての恋人に呼びかけて
いるというのは、私の自己満足な解釈である。

過去を省みて、女性に対して音楽に対し自分に対して、もう一度やり直そうぜと歌うのは
格好良くないのかも知れないが、私にはなんだか素敵に思えるのであった。

Let's go steady one more time....
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WORRIED LIFE BLUES

2010-09-16 16:25:16 | THIS SONG
最近はマメに中古レコ屋を廻るなんてことをしなくなった。広島に行ってもレコ屋に
行こうという気は全く起こらず、普通に観光に徹しただけ。いかんなぁ。(笑)
それでも美術館には行った。月曜日だというのに、開いていたのは「ひろしま美術館」。
年中無休とは恐れ入る。モディリアーニの「青いブラウスの婦人像」を見ることができたのが
嬉しかった。モディリアーニはあまり趣味ではないが、この絵に描かれた女性の表情と全体を
覆う暗い青のトーンが絶妙で、なんともいえない魅力を発している。
ああ、ブラウス。もとい、あぁブルーズ・・・。

さて。この2年の内に3回、浜松のロック・バー「LUCREZIA」に行ったのだが3回とも
聴いたレコードがある。私がリクエストしたのではなく、店長のご厚意、いや趣味でかかる
そのレコードとはキース・リチャーズの「A STONE ALONE」。キース・リチャーズ原理主義者と
言っても過言でない私にとって、何の不満も無い。むしろこの盤をきっかけにいろいろと
話が拡がったり、とっ散らかったりするのが楽しい。「昔買ったニュー・バーバリアンズの
ブート・ビデオは画質が酷かった」というだけで、共通の体験としてその話題が拡がるのは
酒のつまみとしては最高だ。DVDの時代になると、ちょっとはマシになるのだが、
改めて見てみると「A STONE ALONE」収録曲を3曲も映像体験できるわけで、これはやはり
ハズせないと相成るわけである。

「A STONE ALONE」の冒頭を飾るのは『WORRIED LIFE BLUES』。漠然とキース好みの渋い
ブルーズだな程度に思っていたところ、数年後に突然オリジナルを聴くことになる。
それが「RCAブルースの古典」(掲載写真左)であった。日本編集の名盤といわれる
このレコードが世に出たのは71年だが、私は94年のCD化で初めてビッグ・メイシオを
知ったというわけだ。
ミシシッピーに比べるとシカゴは都会なわけで、それでシティー・ブルーズと言われることが
あるが、「RCAブルーズの古典」ではピアノ・ブルーズという括りで紹介されている。

「女に出て行かれて、俺の人生どうなるの、なんて憂いてみるのはもうヤメさ。」
メイシオの歌唱も程良くエグさ控えめで、77年頃のキースの声質にも向いていて、
カバーするにはピッタリの曲である。
おそろしく渋いピアノに絡むギターはタンパ・レッド。ブルーズの美味しい部分が凝縮された
曲と言ってもいいだろう。ビッグ・メイシオの録音を楽しむために現時点で一番入手し易いのが
「THE BEST OF BIG MACEO」(掲載写真右)。41年から45年という正に第二次世界大戦の
さなかに残された奇蹟のブルーズがここにある。

あぁブルーズ・・・。
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エンケンのミッチー音頭

2010-07-03 19:05:38 | THIS SONG
掲載写真は平成の時代の幕開けを高らかに告げた「エンケンのミッチー音頭」の7インチ。
B面には元祖女性パンク・ロッカーの称号も眩しい青山ミチのオリジナル「ミッチー音頭」を
収録。これもプロモ盤のみの7インチで、市場にはCDシングルが投下されたがカップリングは
「エンケンのミッチー音頭」のスタミナ・カラオケであった。

「バンドブームの八百長日本をぶっ飛ばす」とジャケット裏に書かれてある通りの
男気爆発のサウンドは今聴いても有効だ。
実は書くのも恥ずかしいが、インターネットが盛んになった当初の私のHNは「ハリー」
ではなく「みっちぃ」であった。(笑)
そんなことを知っている人もいなくなってしまったけれど。

♪歌って踊ってスタミナつけて 歌って踊ってスタミナつけて
イェイイェイイェイイェイェ・・・・・♪。
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遠藤賢司 / オムライス

2010-07-03 18:12:17 | THIS SONG
日本コロムビアのshan-shanレーベルといえば、即座にルースターズの『ニュールンベルグで
ささやいて』を思い起こすのだが、そのすぐ後に遠藤賢司の『オムライス』の黄色いジャケットが
脳裏を駆け巡るのもいつものこと。そして、またしてもなのだが、当時の私はストーンズや
キンクス等の旧譜を集めることに熱心だったので、リアル・タイムでそれを購入することは
無く、CD化されての購入となった。

6曲入りのミニ・アルバム『オムライス』は打ち込みを多用し、エンケンがテクノに接近した
レコードで、この1枚を取り出して聴くと違和感がある方もいるとは思うがエンケンの歴史を
俯瞰し掌握した上で聴くと、そんな抵抗はすぐに無くなるはず。フォークもロックもクラシックも
テクノもエンケンというフィルターを通過すれば、全ては美味しい料理となって我々の眼前に
現れるのだ。

そんな『オムライス』からA面「オムライス」B面「寒い朝」というカップリングで7インチが
作られたのだが、これが有線やラジオで放送するためのサンプル盤のみで市販されなかった。
そんなわけで、中古市場やオークションで見つかるのはジャケットにラジオ局のラベルが
貼ってあったり、そのラベルの剥がし後が無残に残った物がほとんどで私もなかなか美品を
見つけることが出来なかった。しかしながら先日やっとジャケットもレーベルもドンピカの
掲載写真の1枚を格安で見つけることできた。真っ赤なジャケットが印象的な「エンケンの
ミッチー音頭」の7インチを入手した時に「これの横に真っ黄色のオムライスを並べて
飾りたい」と思ったのが今から8年ほど前。やっと願いが叶いました。(笑)

カレーライスもオムライスも大好きだ、なんていうと子供のようだけど、ほんとだよ。
え~と、トルコライスも大好きなのだけど、これってお子様ランチみたいなものか。
トルコというだけで妙な気分になれるのは爺だけの「特典」なのだ。(笑)

それにしても。正装してオムライスを食すなんて、粋の極みである。
これが格好悪ければ、何が格好いいのだ?。
つまりは、そういうレコードである。
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THE BACH BOYS / HEROES AND VILLAINS

2010-06-24 17:20:44 | THIS SONG
ビーチ・ボーイズのファンや音楽を愛する方々から見れば、私は少数派というか異端の
部類に入るかもしれない。理由は『60年代の25枚』を選ぼうとも、「ビーチ・ボーイズの
アルバムで一番好きなアルバムは?」と問われても決してそれは『PET SOUNDS』では
ないというその一点においてであるが。

一番好きなアルバムが『SMILEY SMILE』で一番好きな曲がそのアルバムの冒頭に配された
「HEROES AND VILLAINS(英雄と悪漢)」であるのは、この20年近く変わらないし、
最近はそれで正しいとすら思っている。メンバーに酷評されつつつも『PET SOUNDS』は最高位
米国10位英国2位のチャート・アクションを記録し、同年10月に出たシングル
「GOOD VIBRATIONS」は両国で1位を獲得している。
しかしながら約1年後の翌67年9月に出た『SMILEY SMILE』は米国では41位英国では
9位までしかチャートを上がらなかった。
これはその次のアルバム『WILD HONEY』よりも悪いチャート・アクションだ。
一般的に人気の無い盤だということなのだろう。

ロックンロールやポップスの本来の魅力に乏しいとか、『SMILE』のなれの果てのやっつけ仕事
とかいうのは外れてはいない。まあ、私がビーチ・ボーイズというバンドの出自や歴史を
全方位的に追いかけたファンでないのと(それでもアルバムは『SUMMER IN PARADIE』以外は全て
所持している)、サイケデリックやフォークを好む傾向にある事が『SMILEY SMILE』を
贔屓にしている理由なのかもしれない。ただ、何かというと目の前に現れもしない『SMILE』を
有り難がる人が多いのも不思議なのだ。で、その次には『PET SOUNDS』を最高だと言い、
『SMILEY SMILE』のことはどこか片隅に追いやってしまう。
「人には人のビーチ・ボーイズ」、とか何かのCMみたいなセリフを言ってニッコリ笑えれば
いいのだが、俺のとは違うのだ。(笑)

掲載写真は「HEROES AND VILLAINS」の米国シングル盤。レコード・コレクター誌88年
10月号のカラー・ページで見て以来欲しかったシングルだったのだが、先日想定内の値段で
購入することが出来た。しかもプロモ盤と流通盤を同時にである。
歌詞はちっとも楽しいものではなく難解であるが、当時のアメリカが抱えていたベトナム戦争や
人種差別問題を意識してのものである。誰が英雄で誰が悪漢なのかは、立場が違えばその解釈は
全く逆のものになる。
何でもかんでも「勝てば官軍」ではやりきれないけれど。

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VINCE TAYLOR / BRAND NEW CADILLAC

2010-06-23 20:37:06 | THIS SONG
HMVのクリアランス・セール70%オフを利用して、クラッシュのシングル・ボックスを
買った。輸入盤CD19枚組で3178円ということで、この価格は魅力的である。
日本盤7インチボックスを買った人が一番男前だと思うのだが、「WHITE RIOT」から「LONDON
CALLING」までの8枚のシングルを収めた日本盤シングル・ボックスを持っているので
スルーしてしまった。CDシングル・ボックスはハナから無視していたが、やっぱり
この値段の誘惑には負けてしまったのだ。

アルバム『LONDON CALLING』の2曲目「BRAND NEW CADILLAC」が、クラッシュのオリジナルで
無いのはクレジットを見れば明らかだったが、高校生の頃は単純に曲の格好よさに聴き惚れる
ものの、オリジナルを知りたいという発想にはいたらなかった。
そのうち、あのボウイ様のジギー・スターダストのキャラクターが件の曲の作者である
ヴィンス・テイラーをモデルにしているということを知って、いきなり興味がMAXに達する。(笑)

元々この曲は58年にリリースされたシングル「PLEDGING MY LOVE」のB面である。
A面が多少甘い感じがするのに対し、B面の「BRAND NEW CADILLAC」は圧倒的な破壊力を誇る曲で
これに目を付けたジョー・ストラマーは流石であるとしか言いようがない。
掲載写真は仏オデオンが61年にリリースしたEP。私の所持するのはもちろんリプロです。(笑)
ただ、このEPは明らかに「BRAND NEW CADILLAC」を1発目に配置することを目的としているのが
格好良いのだ。EPのA面にヴィンスの2枚目のシングルの両面をB面A面の順で収録し、
EPのB面には1枚目のシングルをA面B面の順で収録している。
ジャケット写真も実にキマっていて、アメリカ産のロックンローラーに負けない自国の
格好良いロックンローラーをジョー・ストラマーやボウイは誇りに満ちた目で見ていたことが
容易に伺える。

最近、私が今の仕事に就くために出した二十年近く前の履歴書を見る機会があった。
何故か緩いリーゼントと皮ジャンで撮った写真で、一緒に見た数人につっこまれる前に
「普通こういう時はスーツにネクタイだよな。」と自分でつっこみを入れたのは言うまでも無い。

あの娘が乗ってる新型セドリック・・・・。
セドリックに乗るような娘は私の手には負えません。(笑)
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DREAM BABY DREAM

2010-06-08 22:01:05 | THIS SONG
またまたレコード・ストア・デイ絡みの話だが、今年リリースされたブツの中に
ブルース・スプリングスティーンの10インチがあったことを思い出して検索したところ
とんでもないブツに出くわした。だいたい、「ブルース・スプリングスティーン」もしくは
「BRUCE SPRINGSTEEN」という言葉で検索したこと自体が初めて(笑)だったのだけど、
目配りが足りないとはこういう事かと、思い知らされた。

2005年のライブでスプリングスティーンがスーサイドの「DREAM BAY DREAM」を演奏していた
ことは知っていた。そのことを踏まえて当ブログで2008年6月にスーサイドのライブ盤を
紹介したのだが、スプリングスティーンのバージョンは聴いたことが無かった。
どんな演奏か聴きたくてブートレグを探そうかとも思ったのだが熱心にブートレグを聴かなく
なったこともあって、思いついたものの尻すぼみ状態。

で、今回検索していく過程で2008年10月にリリースされた10インチの存在を知る。
掲載写真はアラン・ヴェガ生誕70周年を祝うためにリリースされた10インチ盤で、
そのA面にスプリングスティーンが演奏する「DREAM BABY DRAM」が収録されている。
しかもB面はスーサイドの演奏する同曲の未発表ライブと、BEAT THE DEVILというバンドの
こちらもスーサイドのカバー「MR RAY」が収録されている。

『「BORN TO RUN」と「DREAM BABY DREAM」は地続きなんだぜ。』と書いたのは、やはり
間違いではなかった。足踏みオルガンを弾きながら一人歌うスプリングスティーンの
なんと神々しいことか。単純な歌詞の繰り返しであるが何度も繰り返される言葉の
到達点は、「BORN TO RUN」と同じく闇夜を突っ走った後に前方に射してくる陽の光であり
ささやかな希望である。スーサイドという非のニュアンスを持ったユニットの名前であるが
この曲には愛する者への慈しみと、それが自分の希望であり喜びであることが表明されている。

限定4000枚のブツで発売当初はamazonで普通に買えたようだが、1年半以上遅れて
知ったものだから、海外通販でなんとか入手したというわけである。
最初の4000枚が完売した後に更に4000枚がプレスされたようで、私が手にした盤は
4218番であった。
スプリングスティーンとスーサイドを同じレコードで聴くことができるというだけで
素敵だなと思える人の手に、このレコードは行きわたるべきだろう。
ジャケットのデザインも優れているので、未入手の方は是非探していただきたい。

今月出るスプリングスティーンのライブDVDの1曲目は「LONDON CALLING」だ。
準備はいいかい?。
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