HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

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VINCE TAYLOR / BRAND NEW CADILLAC

2010-06-23 20:37:06 | THIS SONG
HMVのクリアランス・セール70%オフを利用して、クラッシュのシングル・ボックスを
買った。輸入盤CD19枚組で3178円ということで、この価格は魅力的である。
日本盤7インチボックスを買った人が一番男前だと思うのだが、「WHITE RIOT」から「LONDON
CALLING」までの8枚のシングルを収めた日本盤シングル・ボックスを持っているので
スルーしてしまった。CDシングル・ボックスはハナから無視していたが、やっぱり
この値段の誘惑には負けてしまったのだ。

アルバム『LONDON CALLING』の2曲目「BRAND NEW CADILLAC」が、クラッシュのオリジナルで
無いのはクレジットを見れば明らかだったが、高校生の頃は単純に曲の格好よさに聴き惚れる
ものの、オリジナルを知りたいという発想にはいたらなかった。
そのうち、あのボウイ様のジギー・スターダストのキャラクターが件の曲の作者である
ヴィンス・テイラーをモデルにしているということを知って、いきなり興味がMAXに達する。(笑)

元々この曲は58年にリリースされたシングル「PLEDGING MY LOVE」のB面である。
A面が多少甘い感じがするのに対し、B面の「BRAND NEW CADILLAC」は圧倒的な破壊力を誇る曲で
これに目を付けたジョー・ストラマーは流石であるとしか言いようがない。
掲載写真は仏オデオンが61年にリリースしたEP。私の所持するのはもちろんリプロです。(笑)
ただ、このEPは明らかに「BRAND NEW CADILLAC」を1発目に配置することを目的としているのが
格好良いのだ。EPのA面にヴィンスの2枚目のシングルの両面をB面A面の順で収録し、
EPのB面には1枚目のシングルをA面B面の順で収録している。
ジャケット写真も実にキマっていて、アメリカ産のロックンローラーに負けない自国の
格好良いロックンローラーをジョー・ストラマーやボウイは誇りに満ちた目で見ていたことが
容易に伺える。

最近、私が今の仕事に就くために出した二十年近く前の履歴書を見る機会があった。
何故か緩いリーゼントと皮ジャンで撮った写真で、一緒に見た数人につっこまれる前に
「普通こういう時はスーツにネクタイだよな。」と自分でつっこみを入れたのは言うまでも無い。

あの娘が乗ってる新型セドリック・・・・。
セドリックに乗るような娘は私の手には負えません。(笑)

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2 コメント

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Unknown (TK)
2010-06-24 11:36:18
ハリーさん、ホントにありがとう、安過ぎです(笑)

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Unknown (ハリー)
2010-06-24 18:24:37
TKさん

12インチやエディット・バージョン、ミックス違いをこれでもかと収録しているので、私もいい買い物が出来たと思っています。

ジャケットもなかなか良くできていて、「ハマースミス宮殿の白人」はくり抜きでは無いものの、
「THE COST OF LIVING E.P.」はジャケットを
開いて中から取り出すジャケットになっています。
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