活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

人はパンケーキのみにて生くるにあらず。

2008-05-11 06:44:17 | Weblog
「ZUIKO DIGITAL 25mm F2.8」とレンズフード「LH-43」の商品不足に関するお知らせとお詫び
弊社の予想を大幅に上回るご注文をいただいており、生産がご要望に追いつかない状況となっております。
とのこと。
うきゃっ♪(嬉しい悲鳴),ということでしょうか。
これまでのパンケーキは,販売終了になってから人気が出るというお決まりパターンだったのですが,いきなり品薄はやはりE-410/420に着けた時の魅力でしょうね。

一方,50mm相当は結構取りまわしが難しい焦点距離。
みんながうめかよになれる訳でもないし,しばらくしたら,どっと中古に流れてくるようなことにならないかしら(なったらなったで嬉しいが)。

何で25mmなのか。考えてみました。
光学的なアレ(4/3規格とバックフォーカスとテレセン特性の三題話)もあるとは思うのですが,あえて「標準」を狙ってきたような気がします。
つまーり,次の展開として14mm F3.5とか40mm F1.8とか70mm F2.8とかすでに用意しているのでは。
であれば,全くオリンパスらしいし,4/3の差別化に良い方向性じゃなかろうかと思います。

一方,心中穏やかでないのはペンタックスじゃなかろうか。
オリンパスとともに軽量小型一眼レフの双璧であったのが,今やエントリークラスでK200Dが一番大きい(今は亡き鈴木館長が嘆いてるぞ)。
DA21mmや40mmが飛ぶように売れた,という話も聞かないし。
DA35mmマクロは小ぶりで仕上げも素晴らしい標準レンズなんだけどなあ。

コンデジは画質やレスポンスに不満だけど,一眼レフは大きすぎて持って歩くのがためらわれる,という層は狙い目。
二強+ソニーで9割方を占めるマーケットで生き残っていくには,やはり軽量小型化は一番のポイントでしょう。
ひょっとしてEVF一眼に先鞭をつけるのは,“一眼レフのパイオニア”かも知れません(と期待)。

パンダとカメラ。

2008-05-09 23:59:35 | Weblog
長野の「空き地」には爆笑でしたが,「パンダ暗殺」には失笑です。どこまでネタなんだ。
わざわざ来日して,これだけマイナス効果って一体。
有権者に判る成果は貸しパンダだけ(友好のシンボルに無償で,となぜ言えないんだろ)。

そこで(?)パンダなカメラについて考えてみました。
有名どころはライカM6パンダ
イレギュラーにクロームボディにブラックのパーツが着いた(その逆も)ような場合に“パンダ”と言われるようです。
M型ライカに割とあるみたい。
ニコンFのクロームボディにブラックの交換ファインダーが着いたパンダFはなかなか珍品。
実は私もペンタMXのブラックボディにクロームのトップカバーが着いた個体を持っていたのですが,手放すんじゃなかった。

一方,元からパンダなカメラ(白黒配色が微妙)の代表はペンタのプログラムAですね。
これ,サンダーさんがデザインを絶賛されてましたっけ。
ついでに西独代表はプラクチカスーパーTLということで。
最近の一眼レフにはないセンスですね。
ですが,やはりペンタの*ist DL2にはちょっとパンダが入ってるかも,と密かに思っています(背面の液晶回りとか)w

画素を数える。

2008-05-07 23:53:50 | Weblog
「土田ヒロミのニッポン」を観て来ました。
総覧的な結構規模の大きい展示で大変見応えがありました。
生で見る「俗神」や「砂を数える」の“時代”の迫力は圧巻でした。

デジタルで撮ったという「新・砂を数える」の展示もあったのですが,どうも画像のクオリティが今ひとつ。
画面がかなり粗く,細部不鮮明。色もとんでいて,フラットな感じ。
当時の機材ではこんなもん?あるいは最初からこういう効果を狙ったのかな。
帰って調べてみて判ったのですが,これ,6×7で撮ってスキャンしているんですね。
色相もいじって,fake感を演出したそうです。
納得。

そのあと,美術館ロビーの「土田ヒロミの写真教室」に参加して,拙作を見てもらいました。
その折,ちょっと尋ねたのですが,どうも先生ご自身はデジカメは使ってないみたい(常用していないよう)。
なお,受けたアドバイスですが,
「スナップは堂々と撮るのがいいです。コソコソするのが一番ダメ」
「ローライを使われたらどうですか。作風に合ってると思う」
ちなみにブロニカで撮った作品を持って行ったのです。
さすが慧眼だなあ。

曰く「ズームは嫌い。ずるい感じがする」

2008-05-06 08:34:19 | Weblog
【カメラの常識を疑え!】もはや不要になった“フィルムカメラ専用”の古い知識
キタムラの「写真何でも情報」から
デジタルカメラとフィルムカメラでは、レンズの像を写す実効画面サイズが決定的に違うほか、開発された時代にも大きな隔たりがあるので、撮影の際に流用できる知識と、まったく流用できない知識があるのも事実です。
そこで、デジタルカメラの時代になって、もはや使えなくなった撮影の知識を、一眼レフの場合を想定して、おさらいしておきたいと思います。

ということですが,DCMデジタル一眼マニアックさんのまとめが的確なので引用。
・50mmは標準レンズではなくなった。
・ズームレンズが格段に使いやすくなった。
・絞りから発想して写真を表現するという考え方は、もはや通用しにくい。シャッターチャンス優先の写真表現が簡単になった。
・逆光を避ける必要がなくなった。
と,まあごく常識的なことですが,改めて確かに変わったよねえ,と思います。

ここでこだわりたいのが標準レンズ。
銀塩時代の35ミリ判の定番50mm標準レンズは,画面サイズの対角線長からちょっと長くて絶妙の焦点距離でした。
明るくてコンパクトでしかも安価。
開ければボケて,絞ればパンフォーカス。この効果がハッキリ判る。
F値が1.2,1.4,1.7,2と4本も揃えていたメーカーもありました。
今,コレがないんだなあ。

もちろんデジタル一眼も“フルサイズ”であれば標準レンズの醍醐味が味わえるのですが,まだカメラ自体が高価。
APS-C判では従来の28mmや35mmレンズを流用すればいいとは言うものの,いわゆる標準レンズは無い状態ですね。
シグマの30mm F1.4はちょっと大きすぎ。F2で小さく作ってくれないものかしら。

標準ズームは便利だけど,キットレンズは暗いものだから,シーンモード(ポートレートとか花マークとかのアレ)の効果がよくわからないw
ズームも常用の広角/望遠域にまで行きついてしまったし,高倍率ももう十分。
一方,ISO感度の自由度が広がったので,これからは一般ユーザーにも明るい標準レンズが注目されると思うのですが。

うめかよは標準1本派ということですが,やっぱ凄いなあと思いますもん(ただし,20-35mmも一応持ってるらしい)。

畢生風味セピア。

2008-05-04 23:30:18 | Weblog
たいがいのコンデジには「セピアモード」がついているものと思います。
画像がオールセピア色のモノトーンなやつ。
ノスタルジック。
撮影時だけでなく,PCの画像処理でも簡単にセピア色にすることもできますね。

しかし,銀塩時代,セピア調色するのは結構大変な作業でした。
といっても,私は既成の調色剤しか使ったことがありませんが。
ハンザの調色剤は全体がカブッた感じがして今ひとつ。ナニワの方が結果が良かったように思います。
最初の白黒プリントからセピア用に考慮して焼く必要があり,もう試行錯誤の連続でゴミプリントの山。

それと調色剤は実にいやな匂いがして,根を詰めて暗室にこもっていると気分が悪くなってくるのです。
そう,これ硫化水素なんですね。濃度はうんと薄いんでしょうけど。
なお,モノクロ写真が月日を経て自然にセピア色に変色するのも,銀塩と空気中の微量な硫化水素などの硫黄分とが反応するためだそうです。

一気に変えなくても,歳月とともに色は変わる。
振り返れば郷愁であれば。
昨今のニュースを見て,ふと思い出しました。

アーウィット,デジタルを語る。

2008-05-02 09:38:04 | Weblog
そういうわけで,先日,京都何必館のエリオット・アーウィット展を観てきました。
いや,よかったです。
来日サイン会もあったそうで,行きたかったな。つか,まだご生存だったのですね(失礼)。
で,思ったのですが,巨匠と呼ばれる写真家は現在はデジタルカメラを使っているのでしょうか。
アーウィットはやはりライカのイメージが強いですからねえ。

ググってみたら,
エリオット・アーウィット写真展「日本の友だち~巨匠のデジタルカメラ初挑戦~」
アーウィットは展覧会に先立てて来日し、最新のデジタルカメラを使って、日本の犬たちの撮影を行います。
家庭の中に溶け込んで生活する犬、様々中達で人々の癒しとなって共に暮らしている犬など、犬に焦点を当てることによって、日本の現代社会を見つめ直します。

という企画が5年前にあったようです。
スタジオ撮りでカラーのよう。何だかなあ。

おまけ。
YouTubeでアーウィット自身がデジタル写真について語っている動画を発見。
英語がよくわからない(汗)なのですが,否定的なことを言っているようですね。
デジタル写真が銀塩写真より長く残るとは思えない,と。

村井さん起用嘆願の件。

2008-05-01 10:17:18 | Weblog
大手量販店の一眼レフ売り場に行くと,シェアがそのまま各メーカーの売り場面積に比例しているように思われます。
最近気になっているのはペンタックスで,K100D&K10Dの際はイケイケの勢いがあったのに,K200D&K20Dはちょっと目立たない感じ。

話は変わって,昨日からの続き。
マーケットにはイメージ戦略も重要。
キャラはなんたって若くてキレイな女優さんですね。
特に一眼レフでは,ただ可愛いだけでなく,リアル写真好きカメラ好きで,ライフスタイル(笑)とかでも共感を呼べそうなのがポイント。
その点,FM3Aユーザーの宮崎あおいと香椎由宇を他社に起用させてしまうのは,ニコンの大人の余裕かしら。

そこで余計なおせっかいですが,ペンタックス一眼販促キャラに起用したい女優さんを考えてみました(←せっかくの連休なのに他に考えることはないのかあ)。
大体ペンタックスは,川原亜矢子とか本上まなみとか高樹沙耶とかどうも微妙なところを突いてくる傾向があります。社風でしょうか。

残るFM3Aユーザーは黒川芽以(D70も愛用とか)なのですが,ワタシ的に推薦するのは村井美樹さん。
才色兼備で関西人。ショートがタイプやなあ。
写真が趣味で,鉄子関係でも活躍中ですし,何たってリアルK100Dユーザーなのですよ。
でも、実際撮ってみると、どうも色が黄色っぽい。今更ながらにやっぱニコンの方がよかったかなぁ・・とも
まぁいっか!
たくさん写真撮りまくって、はやくペンタと仲良くなろうっと

(汗)きっと仲良くなれると思うので是非。
「日本の夏」~「パトカー」~「ロレンス」をベタで。