活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

パノラマで行くぞー! 3、2、1、ハッセルハッセル!

2012-03-29 22:07:57 | Weblog
今思い出しても恥ずかしい・・・パノラマ写真のこと。
いえいえ、パノンとかホリゾントとかの正しいパノラマではなくて、20年ほど前に大流行した35ミリ判の上下をマスクして横長にしただけの「パノラマモード」のことです。
一時期はコンパクトカメラの全機種がパノラマ対応だったんじゃなかろうか。高級コンパクト機のコンタックスTVSにもこれがあって、がっかりでした。
のみならず、アッパークラスの一眼レフ、ミノルタα-7とかペンタックスZ-1にもパノラマモードが入っていたんですよ。
部分伸ばしで画質がいまひとつな「パノラマ写真」。アルバムに収まらなくて困った人も多かった。
これって全く貴重な金属銀資源の無駄使いに他なりませんでしたね。
で、あっという間に下火になりましたけどね。

デジタルになって、写真は自在にトリミングしてプリントできるようになったし、何よりも簡単に画像を繋いでパノラマ写真を作成できるようになりました。
特殊な用途を除いて「パノラマモード」(単に横長フォーマット)なカメラはもう出ないだろうと思っていたのですが、今年のフォトキナに向けて、ハッセルブラッドがXpanのデジタル版の開発を考えているとのウワサがあるとか。

確かにブローニーの6×17判や35ミリフィルムでもハッセルブラッドXpan(フジのTX-1のOEM)のような横長フォーマットのパノラマカメラは、画質面でのプライオリティがありましたが、それは銀塩時代の話。
今、例えば、APS-Cのセンサー2枚を横に並べてパノラマフォーマットのカメラを作ることは比較的容易のように思われますが、サイババショットで簡単にできるパノラマがある中、果たして製品開発費に見合うだけの需要があるかどうか・・・。
パノラマ党の忌憚のないご意見を伺いたい。

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