活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

チノンを偲んでベラミを思う。

2009-08-06 20:38:27 | Weblog
もう30年近く前,学生時代。
地元デパートの催事場で結構大掛かりなカメラフェアがあり,われわれ写真部の部員はアルバイトに駆り出されたというわけです。
売り場をメーカー別に割り当てられ,現場責任者としてカメラを売る,という仕事だったのですが,私の担当はなぜかコダックとチノン。
正直,ニコンとかミノルタにあたった奴がうらやましかった。

その時のもっぱらの売り物は,コダックはインスタントカメラ(「コダックのポラロイドカメラです」と言って売ったw),そしてチノンはベラミ
オリンパスXAシリーズのヒットもあって,超小型コンパクトのちょっとしたブームだったのです。
その中でベラミは,観音開きで飛び出すレンズの沈筒に蛇腹を使っていたり,シャッターが1/1000秒まで出たり,何と言っても前板の馬車デザインが珍奇で,とても面白いカメラでした。
1週間程このベラミを売ったのでちょい愛着があるのです。
が,結局自分では“マイナーレベル”のベラミは買わなかった。買ったのはXA2とかリコーFF-1とかマミヤUとかで。今思うと惜しかった。

いつしかチノンはコダック傘下になって,デジカメを作っていたかと思ったら,その後,身売りされたあげく消滅。栄華盛衰。
と思っていたら,本日いきなりチノンのニュースが。
チノン、トイデジ「デジタルハリネズミ」
チノンは、「CHINON」ブランドのデジタルカメラ復活の第1弾として、パワーショベルのトイデジ「デジタルハリネズミ」とコラボレーションした「デジタルハリネズミチノンバージョン SuperHeadz×CHINON」を8月8日より発売する。
おおー,デジハリはチノン製であったか。
元チノンの子会社がブランドを引き継いでいるんですねえ。
惜しむらくは,ハリネズミではなく,ベラミの馬車をプリントして欲しかったぞ。
でも第1弾ということは・・・。

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