活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

両面テープはお好き。

2010-01-03 10:12:37 | Weblog
年末からこの年始にかけてもネットで盛り上がっている『なんじゃこりゃ!なんでやねん!』の件。
6月に買ったキヤノンの望遠ズームEF-S 55-250mm F4-5.6ISの内部でレンズが外れてひっくり返り(!),両面テープを使って貼り付けをしているのがバッチリ丸見えというもの。
しかも,小さな両面テープでごく粗雑に3点で留められているだけ。
これ,試作かデモ用か何かのものが,たまたま外に出てしまったんじゃないかなあ。
と,思っていたら,そうじゃなかった。
ホントかどうか,自分のレンズを分解してみたという豚磨さんが詳細レポートをUp。
現役の戦力レンズだし、いまのところ不具合も無いので、少々ためらったが、興味が勝ってしまった(笑)
そしたら、ポロリと取れた。やっぱり両面テープ留めだった。
ほかの補助ではなくて、両面テープの粘着力にすべてを託している構造だ。
両面テープにとって不幸だったのは、両面テープの面積全体を生かした面接触ではなく、2本の同心円状の、.少し高くなったリブとだけ=接着面が小さい面積=でしかなかったことだと思う。

その通りだったんですねえ,両面テープ。
ちょっと触って外れるような感じではなく,接着力はそれ相応に感じられ,このまま使い続けてもレンズが脱落することはないだろう,との感想でしたが。

両面テープでは粘着力もそうだけど,熱で膨らんだりズレたりしないか心配してしまいます。
多分,強度とか経年変化とか計算されてはいるんでしょうけどね。
この件,キヤノンにとってはイメージダウンはそれなりにあるだろうなあ。
EOS 5Dのミラー脱落もあったし,SONYタイマーならぬ,CANONタイマーとの言葉も出ています。
でも,最近の廉価版レンズは他社でもそうなのかもなあ。
以前,ペンタックスですが,プラ鏡筒の安い標準レンズを分解してみた時はしっかり枠留めビス留めしてありました。
ところで,“キヤノンの良心”とも言われるEF 50mm F1.8にも両面テープレンズの噂が・・・。

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