活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

助言:長いズームに巻かれるべからず。

2009-09-27 10:22:05 | Weblog
さらにもうひとつ。
高倍率ズームは便利なのですが,便利な分,撮影の面白さに欠けるところがあります。
できたら,小型の単焦点レンズ(広角または標準レンズ,もし草花を撮られるのなら標準マクロ)を1本買われると良いかと思います。
ペンタックスでは,
1) FA35mmF2AL 明るい標準レンズ
2) DA35mmF2.8 Macro Limited 接写に強い標準マクロレンズ
3) DA21mmF3.2AL Limited ぺったんこに薄い広角レンズ
とありますが,何にでも使うには,1)が良いかも知れません。
が,一番のお勧めは,
4) FA28mmF2.8AL ちょっと広めの標準レンズ
です。
ただし,4)はすでに生産中止で,デッドストック品か中古で捜すしかありません。
単焦点レンズには,ズームでは味わいにくい,自分で動いて距離感を探る「身体性」の楽しみがあります。
機材を選ぶのも写真の楽しみの一つですから,ちょっと気にしておくとよいかも。

長々と書いてすいません。少しでもお役に立てば幸いです。
また何なりとお尋ね下さい。
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先日,いきなり遠方の従妹(中年美人)から電話があって,「写真上達の秘訣」を聞かれました。
地元の写真教室で学んでいるとのことで,なかなか熱心に取り組んでいる様子なのですが,ちょっと伸び悩んでいるとか。
なお,使っているのは,ペンタックスK100Dにタムロンの18-250mm(モデルA18)レンズとのこと。
カメラの買物の相談を受けることはよくあるのですが,写真の腕に関しては,自分がへっぽこなのもあって,なかなかアドバイスも難しい。
と言うわけで,上記は「秘訣」についてのお答えメールの一部です。

昔は初心者は標準50mmレンズから入ったものですが,いつしか35-70mm→28-80mmとズーム化して行き,最近(といっても10年位前から)は最初に手にするのがいきなり高倍率ズームというパターンも多くなってきました。
APS-Cで18-250mmというのは35ミリ換算で28-388mmですからねぇ。これ1本で全世界をカバーできるかと。
しかし一方,ズームの「便利さ」に勝る単焦点レンズの「面白さ」こそ,初心者に味わって欲しいなあと思うのです。

その点,このところ,オリンパスペンE-P1やパナ留美GF1でパンケーキの単焦点レンズが話題になっているは良い傾向かと。
マイクロフォーサーズでは,さらに小型軽量の広角レンズなどもラインナップに入ってくるようです。
単焦点はペンタックスもがんばってたんですけどね。もう,一眼「レフ」ではどうしようもないのかもなあ。

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