活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

あれから50年。D5000とその仲間たちを占う。

2009-04-15 03:18:45 | Weblog
ウワサ通りのニコンD5000が発表になりました。
バリアングル液晶モニターはやはり下開きでしたね。
これ,光軸的にはいいんですけど,三脚に着けた時とか自分撮りしたりする場合には実に不便なんですよね。
縦位置撮影にも体勢的に無理がある。
一方,マクロでのクローズアップには便利,そして,動画にも使い勝手がよさそうです(動画に縦位置はないもんねえ)。
その他,追尾AFやGPSユニット対応,“赤ちゃん&コンサート用”静音撮影モードも地味だが結構イケてるポイント。
打倒Kiss策を十分練ってきた感じがします。

さて,心中穏やかでないのはキヤノン。
宿命のライバルのKiss X3は,動画性能ではD5000にやや勝っているものの,液晶は固定式。
すでにパナのマイクロフォーサーズはバリアン採用ですし,ソニーもα350で実績があります。
こうなったらなりふり構わず,Kiss X3にもマイナーチェンジでバリアングル液晶を着けてくるかも知れない。
だとしたら,絶対,横開きになるだろうなあ。
ここで,「ニコン下開きvsキヤノン横開き」論争とかあったら楽しいかもなあ。

ところで,一番割りを食うのはオリンパスE-30&E-620では。
バリアンのプライオリティーは消失。
手ぶれ補正のボディ内蔵のアドバンテージはあるものの,動画がない。これはかなりのビハインド。
D5000がやや肥大化した分,E-620の軽量小型をアピールするしかないでしょう(E-30は処置無し)。
E-450の存在意義もうなずけるなあ。
しかし,動画を考えると(小型化にもそうだが)xDが足かせですよねえ。
もう,やはり趨勢はマイクロかなあ。

ニコン一眼レフ50年目のD5000はかなりの野心作とみました。
これからのエントリー機戦線は,D5000 vs Kiss X3を軸に,ソニーの回答,プラス パナとオリンパスのマイクロフォーサーズといった構図でしょうか。
あ,ペンタがない。どうしよう。