昨日テレビを見ていたら、富豪の家の紹介のような番組をやっていた。もう御殿かお城のようで、そこで優雅な毎日を暮らす夫婦の様子などが紹介されていたのだった。
こういう人は、なんでこうまで広く贅沢を尽くした家屋を建てたがるのだろうか?
それに比べて我が家はなんとせせこましく小さいことか・・・。
それは、同時に、そこに住む人間のスケールを表わしているのだろうか・・・。
有能な人間とバカな人間の差だろうか?働きものと怠け者の差だろうか?
生まれながらの星の違いなのだろうか?
紹介された大部分の人は、そんなに大きな会社ではないものの、何か事業をしていて、それが成功して財を築いた人たちだった。
それは偉いよ、たしかに。
でも、あのとんでもない贅沢な家は何?どうしてそんなに儲かるの?
不等に利益を得てるんじゃないのか????
どうしてもそんなふうに思ってしまうのだ。社員全員がこんな家に住んでいるわけではないし、多少のまともな家に住んでいる割合さえ多いとはいえないかもしれない。
もし仮に、会社が社員全員を裕福なものにするくらい儲かっているのだったら、それはお客さんからお金を取りすぎているんじゃないかな?などと思ってしまう。誰かが損をしていない限り、誰かが儲かるわけはないと思う。
経営者が労働者より並外れて裕福なのはしかたがないことだ、当然のことだ。
しかし、あまりにも違いすぎる。
だが、彼らは本当に幸福なのだろうか?
私はあまりにもお粗末な自分の家にはもう何の夢も期待も持っていない。
しかし、夢を実現し、限りなく豪華な住まいを実現していく人たちに、どこか虚しいものさえ感じてしまった。
あんなホテルのような宮殿のような家は要らない。
普通の家があればいい、と家のない私は思う。