ぴか の観劇(芸術鑑賞)日記

宝塚から始まった観劇人生。ミュージカル、ストレートプレイ、歌舞伎、映画やTVドラマ等も書きます。

11/01/07 中村富十郎さんを悼む(追記あり)

2011-01-07 23:58:10 | 観劇

7日は、3日に81歳で亡くなった中村富十郎丈のお葬儀だった。11歳の長男の中村鷹之資が喪主の母に代わって気丈に挨拶したという。
69歳の時に生まれた息子との共演の舞台も何回も拝見したが、芸の継承の時間は限られており、それを父も子も大事に大事にしているような舞台だったように今更ながら思い出される。
2010年3/28に歌舞伎座御名残三月大歌舞伎で天王寺屋父子の「石橋」千穐楽を観たときの感想はこちら
富十郎丈の劇場いっぱいに轟くような台詞をもう聞けないのかと思うと残念でならない。芝居では昨年の歌舞伎座御名残四月大歌舞伎で観た「熊谷陣屋」の弥陀六が最後だったろうか。藤十郎の相模に焦点をあてて感想を書いているので富十郎丈への言及がないのだが、吉右衛門、藤十郎、富十郎の大顔合わせで、この演目の感想を初めて書く気になるくらい堪能したのだった。
舞踊は昨年の新橋演舞場での秀山祭九月大歌舞伎で観た富十郎丈の「うかれ坊主」の記事が最後になってしまった。
矢車会での父子共演の「勧進帳」が話題になり、TVのドキュメンタリー番組もちらっとみて感銘しきりだったのも思い出す。録画に失敗してきちんと見ることができなかったので、追悼番組でこの番組を取り上げていただければ有難いと思う。

富十郎丈のご冥福を祈りつつ、演舞場の今月公演で「寿式三番叟」を踊る鷹之資を見守りにいくつもりだ。
(追記あり)
富十郎丈の訃報に接し、2009年の俳優祭で気さくにお話しいただいたお姿をしみじみ思い浮かべていた。その時の記事もリンクしておこう。


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