11/24(水)夜、五反田ゆうぽうとでの標記のコンサートに、職場の女性三人がフィナーレの合唱で歌うので応援に行ってきた。
1.司会兼トップバッターは元祖フォークシンガーの小室等さん。「このすばらしい世界」「死んだ男の残したものは」など歌ってくれたが、ベトナム戦争当時の反戦歌のメッセージが今も意味があるところに現在の世界の不幸な状況が明らかになる。語りもよく彼の思いは伝わってきたが、歌詞がききとれなかったのは残念。PAの調整が悪かったという人もいたが、年をとられて声量が落ちてきているようなのでマイクに顔を近づけて歌うとかピンマイクを使うとかの工夫は今後必要だと思う。(曲名が違っているとの指摘をいただきました「出発(たびだち)の歌」→「このすばらしい世界」「誰かが風の中で」とのこと。訂正しました。すみません。)
2.ベトナムからビーク・ホーンさん(女性)の歌
まずは衣装にびっくり。最近まで観ていた『ミス・サイゴン』の主人公キムが結婚式でつけていたティアラのような冠に似たものをかぶって登場。その結婚式で歌われる「ジューヴァイヴェイ~ヴァオニャイモイ~」というメロディラインに似ていた、というより、ベトナム音楽を十分に踏まえてミュージカルの曲もつくられていたと納得した。ベトナム戦争中の子守唄の起伏の大きさにも驚いた。かなり激しいメロディも含まれていて、爆撃下ではこのくらいでないと子どもの心も落ち着かせられないのかなと思った。最後の曲は元フランスの植民地らしくシャンソンに似たメロディだった。休憩時に大学時代の友人に会い、陥落前のサイゴンでのヒット曲だったときいてこれも納得。とにかく声量も十分で声もきれいで満足した。
3.中国から許可=シュイ・クウさん(男性)の二胡の演奏
彼は日本の永住権をとったとのことで達者な日本語でいろいろお話してくれた。二胡のイメージは哀愁ただよう演奏とか最近ではPOPSにも使われるというものを壊したいという。本当にいろいろな表現ができる楽器だとわかる演奏が5曲。特におおらかな明るさやユーモラスな表現には驚いた。最後の「競馬」では左右の手指を駆使したピチカートでいななきまで演奏され、すご~い!以前娘の小学校の音楽鑑賞会で市内の大学の留学生でモンゴルの有名な先生についていた演奏家が馬頭琴できかせてくれた「競馬」を思い出した。モンゴル地域は中国にもまたがっていて2つの楽器でそれぞれ草原を駆ける馬たちを表現しているのだなとわかった。また、広い会場でもマイクを使わずに二胡の音を響かせる工夫を続けているとのこと。今回も見事に響いていた。拍手!!
4.普天間かおりさんの歌
NHKでオンエアされていたドラマ「蝉しぐれ」の主題歌とみんなの歌の「祈り」は聞いたことがあった。「祈り」はオリンピック応援ソングとしてオンエアされていたが、TV画面は過去のメダリストたちの写真がスライドショーのようになっていて曲の内容と合っていなくて嫌だったが、今回歌だけできいたら素直にいい曲だと聴くことができた。「蝉しぐれ主題歌」は小室さんの作曲だということで、こんなところで今活躍しているのかとわかった。普天間さん、本当にいい声でうまい。「芭蕉布」もよかったが、最後の「チャンプルー」も元気が出るいい歌だった。これからも広く活躍してほしいと思った。
5.韓国から、金元中=キム・ウォンジュンさん(男性)の歌
韓国の元祖フォークシンガー?。南北統一問題を歌った「チクニョ=織姫へ」で「別れがながすぎる 悲しみがながすぎる われわれは遭うべきだ」というような内容を力強く歌い上げてくれた。彼の力強い歌で女性2人の歌とバランスがとれたこともよかった。
6.アジアの風合唱団(ここに友人が参加)
他に同じ職場の男性の顔も発見してびっくり。職場で見せてくれる表情とは別の生き生きとした顔を見ることができたのはうれしい意外な発見だった。
平和を願う広島の中学生達が作詞をしてその後歌詞が続けてあちこちでつくられ歌いつがれているという「ねがい」と「さとうきび畑」の2曲。「さとうきび畑」は会場も一緒にうたってくださいとのことだったので私も一緒に歌ったが途中で頭が酸欠状態になってきた。しばらくちゃんと歌っていないからのようで少し身体を鍛える必要を実感。途中で2~5の歌手・演奏家も歌ったり二胡のしらべを響かせてくれた。盛り上がって幕。
職場の人数人と参加したが、応援目的で行ったら予想を上回る充実したコンサートだったとみんな喜んで帰途についた。アジアの国のひとびとともっとつながっていきたいな。
1.司会兼トップバッターは元祖フォークシンガーの小室等さん。「このすばらしい世界」「死んだ男の残したものは」など歌ってくれたが、ベトナム戦争当時の反戦歌のメッセージが今も意味があるところに現在の世界の不幸な状況が明らかになる。語りもよく彼の思いは伝わってきたが、歌詞がききとれなかったのは残念。PAの調整が悪かったという人もいたが、年をとられて声量が落ちてきているようなのでマイクに顔を近づけて歌うとかピンマイクを使うとかの工夫は今後必要だと思う。(曲名が違っているとの指摘をいただきました「出発(たびだち)の歌」→「このすばらしい世界」「誰かが風の中で」とのこと。訂正しました。すみません。)
2.ベトナムからビーク・ホーンさん(女性)の歌
まずは衣装にびっくり。最近まで観ていた『ミス・サイゴン』の主人公キムが結婚式でつけていたティアラのような冠に似たものをかぶって登場。その結婚式で歌われる「ジューヴァイヴェイ~ヴァオニャイモイ~」というメロディラインに似ていた、というより、ベトナム音楽を十分に踏まえてミュージカルの曲もつくられていたと納得した。ベトナム戦争中の子守唄の起伏の大きさにも驚いた。かなり激しいメロディも含まれていて、爆撃下ではこのくらいでないと子どもの心も落ち着かせられないのかなと思った。最後の曲は元フランスの植民地らしくシャンソンに似たメロディだった。休憩時に大学時代の友人に会い、陥落前のサイゴンでのヒット曲だったときいてこれも納得。とにかく声量も十分で声もきれいで満足した。
3.中国から許可=シュイ・クウさん(男性)の二胡の演奏
彼は日本の永住権をとったとのことで達者な日本語でいろいろお話してくれた。二胡のイメージは哀愁ただよう演奏とか最近ではPOPSにも使われるというものを壊したいという。本当にいろいろな表現ができる楽器だとわかる演奏が5曲。特におおらかな明るさやユーモラスな表現には驚いた。最後の「競馬」では左右の手指を駆使したピチカートでいななきまで演奏され、すご~い!以前娘の小学校の音楽鑑賞会で市内の大学の留学生でモンゴルの有名な先生についていた演奏家が馬頭琴できかせてくれた「競馬」を思い出した。モンゴル地域は中国にもまたがっていて2つの楽器でそれぞれ草原を駆ける馬たちを表現しているのだなとわかった。また、広い会場でもマイクを使わずに二胡の音を響かせる工夫を続けているとのこと。今回も見事に響いていた。拍手!!
4.普天間かおりさんの歌
NHKでオンエアされていたドラマ「蝉しぐれ」の主題歌とみんなの歌の「祈り」は聞いたことがあった。「祈り」はオリンピック応援ソングとしてオンエアされていたが、TV画面は過去のメダリストたちの写真がスライドショーのようになっていて曲の内容と合っていなくて嫌だったが、今回歌だけできいたら素直にいい曲だと聴くことができた。「蝉しぐれ主題歌」は小室さんの作曲だということで、こんなところで今活躍しているのかとわかった。普天間さん、本当にいい声でうまい。「芭蕉布」もよかったが、最後の「チャンプルー」も元気が出るいい歌だった。これからも広く活躍してほしいと思った。
5.韓国から、金元中=キム・ウォンジュンさん(男性)の歌
韓国の元祖フォークシンガー?。南北統一問題を歌った「チクニョ=織姫へ」で「別れがながすぎる 悲しみがながすぎる われわれは遭うべきだ」というような内容を力強く歌い上げてくれた。彼の力強い歌で女性2人の歌とバランスがとれたこともよかった。
6.アジアの風合唱団(ここに友人が参加)
他に同じ職場の男性の顔も発見してびっくり。職場で見せてくれる表情とは別の生き生きとした顔を見ることができたのはうれしい意外な発見だった。
平和を願う広島の中学生達が作詞をしてその後歌詞が続けてあちこちでつくられ歌いつがれているという「ねがい」と「さとうきび畑」の2曲。「さとうきび畑」は会場も一緒にうたってくださいとのことだったので私も一緒に歌ったが途中で頭が酸欠状態になってきた。しばらくちゃんと歌っていないからのようで少し身体を鍛える必要を実感。途中で2~5の歌手・演奏家も歌ったり二胡のしらべを響かせてくれた。盛り上がって幕。
職場の人数人と参加したが、応援目的で行ったら予想を上回る充実したコンサートだったとみんな喜んで帰途についた。アジアの国のひとびとともっとつながっていきたいな。
歌も良かった。本屋で『評伝古賀政男 青春よ永遠に』を買った。わざわざ、八重洲ブックセンターに行った。著者は大衆音楽家評伝。菊池清麿氏。無名の作家だ。だが、その分野では有名らしいが。だいたい音楽史そのものがマイナー。
>明大マンドリンの音は良い...と書かれていらっしゃるのでもうひとつの音楽の記事を読んでいただけたのだと拝察いたしました。音楽の記事が少ないもので恐縮です。
確かに音楽史はマイナーですけれど、歴史学というものにはけっこう興味がある方です。中学時代、「音楽事典」というのを持っていたくらい、ちょっとオタクかもの私です。
「国境の町ー東海林太郎とその時代」
「中山晋平伝」
「流行歌手たちの戦争」
彼は明大マンドリン倶楽部のOB。
マンドリンもこなす音楽歴史作家。