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コクーン歌舞伎「佐倉義民伝」の観劇前に主人公である佐倉宗吾の霊堂にお参りし、周囲を散策しようという実に中身の濃い企画を玲小姐さんが企画!大阪からのかずりんさんと私の3人の珍道中。
佐倉には、玲小姐さんのご子息の職場があり、かずりんさんのご贔屓バンドメンバーの出身地。私の場合は、何かの市民運動が活発な土地柄という印象をもっていて一度行ってみたいところだった。
伊丹→羽田→京成本線佐倉駅にいらっしゃるかずりんさんと埼玉2人組は駅の改札で正午に集合。渋谷のシアターコクーン午後5時開演に間に合わせるため、効率優先でタクシーであちこちを回った。
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Wikipediaの「佐倉市」の項はこちら
まずは、江戸時代の武家屋敷街だった鏑木小路へ。元からある屋敷の隣に別のエリアにあったのを移築したお屋敷も並んで3軒が固まって公開されている。さんがお二人交代で待機されていたガイドボランティアさんのお一人が案内してくれたのだが、タクシーを待たせているので短時間でお願いしますと頼み、テンポのよい説明が面白かった。ついつい歴女のはしくれである私たちの反応がよかったのかお話にますます興が乗ってある程度の時間がかかったら、タクシーの運転手さんがあきれていた(笑)
玲小姐さんのレポをご紹介。
かずりんさんのご贔屓バンドメンバーの出身校である佐倉高校に行き、門内に入って明治時代の洋風建築校舎の正面を見学。実は玲小姐さんと私の出身の女子高も同じような校舎があり、私は一年間だけそこの教室で過ごした。ところが取り壊されてしまっているのが改めて残念に思えてしまった。この違いは何か?民間が建てたものを寄贈されたという歴史があるとお役所が勝手に取り壊せなかったのだろうと推測。我が母校は最初からお役所がつくった建物だったので、お役所の判断で簡単に壊すことができたのだと思う。うーん、やっぱり残念だ。
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その後、そのバンドが故郷に錦を飾る公演をしたという市立体育館へ。運転手さんから床が抜けて直したらしいよという情報が。確かに、さいたまスーパーアリーナで公演するようなバンドがこんなところで集客したら想定以上の過重で床も抜けるだろうなぁと納得。
そのタクシーの運転手さんとの車中の会話が実に楽しい。く、また得るものがたくさんあった。このあたりは、かずりんさんの記事から雰囲気をくみとっていただきたい(^^ゞ
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宗吾霊堂は少し離れているのでそちらに向かう車中での運転手さんとの会話で、今度の選挙で消費税上げるとか言っている問題についても盛り上がり、さらに「もうすぐ宗吾霊堂だよ、宗吾さまのお墓がある・・・・・・」という一言からのやりとりにまた感動。
「こちらの方は、皆さん『宗吾さま』ってお呼びになられるんですか?」
「そうだよ~、みんな言うよ~」とのお返事に、佐倉義民伝が郷土の歴史としてしっかり共有化されている土地柄を思う。なんかこれでは市民運動が盛んになるのも無理がない地域なのかもとか、私の中ではイメージが盛り上がる。
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運転手のおじさまにさようならをして、お参りの前に腹ごしらえをすることに決定。入り口の前にある喫茶にしようかとも思ったが、やっぱり「甚兵衛そば」という店にした。
入るとすぐに面白い入れ物に入ったざるそばを皆が食べているのに注目。奥に通されて、その壁にかかった油絵にも注目。船に佐倉宗吾と思われる人物と船頭さんが乗っているところが描かれている。
私「この絵はなんですか?」
店員のおばさん「甚兵衛さんの絵です」
そうか、宗吾を船に乗せた甚兵衛さんの物語が重要らしい。だからおそばの容器も船形をしているのかと納得(→冒頭の写真がそれ)。味もまぁまぁでここにして正解!
つけ汁はしっかりとした濃い味だったが、蕎麦湯を入れて飲んだら美味しかったし、そのあと蕎麦湯だけお替りして飲んでひと心地ついた。
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さらに宗吾霊堂の入り口のお土産店で餡入りのよもぎ餅を買って2個くらいづつ食べてから、お参りにすすんでいく。
→(2)へ続く
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