ぴか の観劇(芸術鑑賞)日記

宝塚から始まった観劇人生。ミュージカル、ストレートプレイ、歌舞伎、映画やTVドラマ等も書きます。

13/02/17 朝あこがれの切腹最中を食し、夜「必殺仕事人 2013」に切腹~!!と憤懣やるかたなし

2013-02-17 23:59:04 | 観劇

2/14の菊之助の結婚の記者会見は歌舞伎界の久々の明るい話題に嬉しくなって、その関連で1月の国立の初春歌舞伎の感想を書こうとしているが、どうにも風邪っぽい。
2/15は出勤前に親知らず抜歯後の確認の受診。「抗生物質はもう飲まなくていいけれど、治りが遅いので2週間後にもう一度診せてね。それで大丈夫だったら終わりにしましょうと」とS先生に言われた。それでもたまに痛くなるので鎮痛剤を頓服的に飲んでいる。

2月は半月も空けていた観劇予定だが、2/16に昼の部夜の部をハシゴ。
日生劇場二月大歌舞伎昼の部で染五郎復帰の舞台を観て、新橋演舞場で二月喜劇公演へ。合間は昼の部をご一緒したあいらぶけろちゃんさん、夜の部をご一緒する玲小姐さんと銀座のジョナサンでお茶をして、それぞれ夜の部に散会。

その新橋演舞場の売店で買ったのがあこがれの切腹最中!最中は餡と皮のバランスの関係で私の好みではなく、よく見かける5個入りの箱などは私には気軽に手が出せるものではない。それでも一度食べてみたかったのだ。それが2個入りのパックで山積みされて売っていたのでこれなら手が出せると喜んで1パック買ってきた。玲小姐さんは2パックお買い上げ~。

寝る前には喉が痛くなってしまい、案の定、2/17の日曜日はとにかく寝てばかりいた。ブランチは娘がしっかり食べたいというので、年越し用に買って余分が残っていた甘露煮を使って「にしんそば」にした。その後に「切腹最中」をついに食べる!
冒頭の写真がその切腹最中。後ろに写っているのがプラスチックのパックを巻いていた紙。そこに最近の受賞実績も書かれていた。『メトロガイド』100号記念読者投票の「東京うまいもの大賞」において第1位。全国ANA空スウィーツ第1位。
そして笑えるのが次だ。『R25』「お詫びの品」第1位!申し訳に切腹するくらいのお詫びの気持ちをユーモアたっぷりに表すのにちょうどいい手土産ということなのだろう。本当にクレーム対応ということでお持ちしたことがあるのは「福砂屋のカステラ」だが、まぁ、お詫びといってもいろいろなニュアンスがあるしねぇ(^^ゞ
切腹最中の皮にはおへそのようなへこみがあり、いかにもお腹というイメージでけっこう硬めなのがいい。餡の中には求肥まで入っていてけっこう美味しかった。満足、満足。
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ブランチの後はまたまた午睡。喉が痛いのは治ったからよいことにしよう。
夜は中村獅童が出るということでテレビ朝日の「必殺仕事人 2013」を観る。主だったキャストがジャニーズのメンバーで占められているというのが売りなのだろう。さらに里見浩太朗が人生初の悪役ということも話題だった。最初は獅童の芸者姿もあってニカニカしていたが、そのうちにあまりにもおそまつなドラマの設定と物語の展開にだんだん馬鹿馬鹿しくなってしまった。
里見浩太朗主演の「水戸黄門」を最後にテレビの民放の連続ドラマから時代劇が姿を消した。お隣の韓国では時代劇ドラマの視聴率も相当程度に高いが、それはきちんと民族の歴史と文化をきちんと教えているのが基礎になっていて、面白いドラマ作りができているせいだと思う。
一方、日本では独自の歴史や文化を教育課程にきちんと組み込んでいないので、時代劇を楽しめる人がどんどん減っているというのがまずある。大河ドラマと違って民放ドラマはお気軽に見られるのがまたいいのだと思うが、それでもこんなレベルの台本しか作れないのでは、時代劇全体が衰退してしまうと憂慮の念にとりつかれる。

これはもう製作陣に対し、ギター侍の波田陽区(はたようく)ではないが、「切腹~!!」と言いたくなるほど憤懣やるかたなしの気分だった。

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