ぴか の観劇(芸術鑑賞)日記

宝塚から始まった観劇人生。ミュージカル、ストレートプレイ、歌舞伎、映画やTVドラマ等も書きます。

12/02/06 大河ドラマが面白い+今月の観劇などの予定

2012-02-06 23:59:11 | 観劇

昨年のNHK大河ドラマ「江」は好き嫌いが分かれたようだが、私は「漫画大河ドラマ」という感じで楽しめた。上野樹里人気にうまく乗れたかどうかは疑問だが、私自身は「のだめカンタービレ」ファンでもあるし、大河ドラマもいろいろなタイプがあってよいと考える方なので全く問題なしだった。夜8時というとちょうど食事の用意時だったりして録画をあとから見ることも少なくなく、じっくり味わえずにデッキに残っていたものを日曜日のお昼時などに観てから消去するということを繰り返している。
先日も「江」の最終回の前の回「息子よ」を観て、北大路欣也の家康と向井理の秀忠の父子がようやく気持ちを通わせる場面で泣かされた。
「父として私をどう思っているのか」と聞いた秀忠に、「可愛いのよ、可愛くて仕方がないから世継ぎにするかどうか迷った」というように答え、「ようやく言えたがや」と尾張弁になるところで涙腺決壊(T-T)
その言葉にようやく秀忠も父の愛を受けとめて「父上を喪うのが怖ろしくなった」と言う。父と子を二人にして障子の影で控える江もまた涙を流すという展開が胸を打つ。
秀忠と江の夫婦が長男の竹千代と親子としての気持ちを通わせることにつなげる脚本は、実にうまくできていたなぁと感心至極。宮沢りえと太賀が淀の方と秀頼の親子関係をドラマチックに見せたし、「江」は親子関係(母とも娘とも)で悩み多い我が身に引き寄せてしまい、けっこう堪能できてしまった。

さて、今年の大河ドラマ「平清盛」も面白い。昔昔の「新平家物語」と違って、綺麗綺麗の歴史絵巻ものでないところが実によい。松山ケンイチ贔屓でもあるが、育ての父の中井貴一との父と子のドラマが見応えあり。白河上皇が実の父ということをあからさまにしていて、その物の怪のようなDNAを受け継いだ清盛という設定が面白すぎだ。伊東四朗の怪優ぶりがドラマの起点となっているのも快哉!1年間しっかり楽しませてもらえそう。

さて、以下は今月の観劇などの予定。
4(土)国立小劇場:二月文楽第一部・第二部を通し鑑賞
8(水)プラザエフ:ドキュメンタリー映画「第4の革命」=ドイツの脱原発の世論に影響を与えるまでに草の根上映運動が広がった作品をようやく観ることができる!
10(金)職場有志の勉強会の今年度第3回例会=頑張って勉強します!
11(土)さいたま市営霊園「思い出の里」で石屋さんと打ち合わせ
12(日)シアターコクーン:「下谷万年町物語」=唐十郎×蜷川幸雄の世界に初挑戦!宮沢りえをはずせないのでしっかり観るが、話の内容は大丈夫かしら(^^ゞ
17(金)国立小劇場:二月文楽第三部=職場の女性の先輩Iさんの文楽デビューをお手伝い!
19(日)新橋演舞場大歌舞伎昼の部
25(土)新橋演舞場大歌舞伎夜の部
26(日)彩の国さいたま芸術劇場:さいたまネクストシアター「ハムレット」=こまどり姉妹も初見!

ご一緒する皆様、よろしくお願いしま~す(^O^)/