ぴか の観劇(芸術鑑賞)日記

宝塚から始まった観劇人生。ミュージカル、ストレートプレイ、歌舞伎、映画やTVドラマ等も書きます。

09/11/07 映画「ムーンウォーカー」でM.ジャクソンを追悼

2009-11-14 23:59:10 | 映画(映画館、DVD、TVを含む)

50歳で急逝したマイケル・ジャクソンが10年ぶりのライブをロンドンで予定していて、その死の直前のリハーサルまで収録したドキュメンタリー映画「THIS IS IT」が話題になっている。そんなにマイケルのファンではなかった私はどっちでもいいやという感じだった。娘は父親から猛烈に誘われて観てきてすごくよかったとのこと。
その関連でマイケルが製作総指揮をした映画「ムーンウォーカー」も11/7に緊急公開。1000円での公開だが古くて短い作品だからだろう。
せっかくマイケルに娘がノリノリになっているので一緒にMOVIXさいたまの公開初日に観てきた。
Wikipediaの「ムーンウォーカー」(映画)の項はこちら
前半はマイケルのジャクソン5の時代からのプロモーションビデオやライブパフォーマンスの映像。この部分がけっこう楽しめる。整形前のマイケルの若々しい姿が可愛く懐かしい。♪「ABC、123、ドレミ、・・・・・・」♪の歌がジャクソン5でマイケルが歌っていたとは知らなかった。
私は激しいダンスをしながら歌うというスタイルがあまり好みでない。だからマイケル・ジャクソンもそんなに好きではなく、映像で観たのは東京ディズニーランドの「キャプテンEO」くらいだが、アルバム「スリラー」は友人がカセットテープに録音してくれたのをよく聞いていた。
今回の映画で聞いたことがある歌を初めて映像で観ることができたのが嬉しかった。

後半はマイケルが悪人から子供たちを救うために戦うミュージカル仕立て。マイケルがガンダムのようにロボットの姿になったり、車や飛行艇?宇宙船?に変身したりするのにはちょっとびっくり。
ディズニーランドが大好きだったり日本のアニメやゲームが大好きだったり、私邸をネバーランドと称してテーマパークのようにしたり、何人もの子どもと一緒に暮らすことが大好きだったりしたマイケル。マイケルは天使のような人だったという例えも聞くが、私にはピーターパンのように思えた。
今の世の中をよくしていこう、ひとりひとりが変わっていこうというメッセージが込められた歌も素晴らしいと思った。

晩年の白い肌を脱色したのかと思っていたら、娘に「白斑症」で大変だったみたいだよと教えられた。
Wikipediaの「尋常性白斑」の項はこちら
罹患した著名人にマイケルがあげられていた。整形の延長で脱色までしたと誤解を招きやすいのだろう。
黒人で初めてのアメリカ大統領が生まれ、ノーベル平和賞も授賞された2009年。マイケルが亡くなってもそのような社会の変化につながっている!
そのことに希望をもちながら、マイケルの思いを大勢の人達が引き継いでいくだろうことも信じていきたい。
あらためてマイケルの冥福を祈る!!

写真は期間限定発売のDVD。