(注)写真は天敵のカナムグラではなくクチナシですm(_ _)m
職場の近くに私の秋の花粉のアレルゲンのカナムグラが群生している。JR四ツ谷駅を下に見て渡っていく道路を仕切る金網にツルを伸ばしているのだ。
昼休みにその道を通ってしんみち通りなどにランチに行く際、天敵のカナムグラの葉が茂る様子を見ると退治せねばという気持ちが湧き上がる。
昨年秋の戦いの記事はこちら
今年もGW明けくらいにも通りかかって決意して指でツルを切ってやったのだが、敵はこの季節の雨を力に一層の勢いでツルを伸ばし葉を茂らせている。
今日はペンケースから金属製の定規を出してそれを使ってツルを切っていた。太いツルはそれでも切れないので、次はやはりハサミを持ってこようなどと考えていた時、声がかかった。配達のドライバー風の男性からだ。
男性「大変ですねぇ。その草はどんどんツルを伸ばして日陰を作って他の草を全部枯らしてしまうでしょう。すごい繁殖力で『藪枯らし』だって田舎で爺さんがいつも鎌でせっせと刈っていましたよ」
私「そうなんですか!実は私は花粉の喘息でこの草の花粉もアレルゲンなんです。だからつい憎らしくてやっつけようって頑張ってしまうんですよ」
男性「アレルギーの素なんですか?それも大変ですね」
私「ツルに棘があって、今もちょっと引っ掻き傷ができちゃって長袖の上着を着てやればよかったって思っていたところなんです」
男性「うわー、棘まであるんだ。」
私「カナムグラって言って、昔からこれが生えると究極の荒地だって話です。『百人一首』にも出てくるんですよ」
男性「へぇ~。そんな昔から有名な雑草なんですね。大変ですけど、頑張ってくださいね!」
まさか、こんな風に私のやっていることをわかってくれて応援してくれる方がいるとは思いもよらなかった。ちょっと嬉しい気分で満たされた昼下がりだった。
写真はその天敵のカナムグラではない。6/13に「炎の人」を観た銀河劇場の入るビルの周りの植え込みにあったクチナシの白い花。見事に咲き誇っていたのを撮影していたのにアップする機会がなかったので、嬉しい気分に合わせてこちらにアップ。