三丁目の飛行機屋

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RAF(英軍) パイロット用サバイバルポーチの中身は・・・

2009年11月27日 | 編隊コレクション
最近はヒコーキ・ネタ がないので、「編隊コレクション」の登場です

今回は、前回の英空軍装備品コレクションの続きというか番外で
英軍パイロット用のサバイバル用品を紹介

カバーオールやGスーツの脛の部分にあるポケット等に入っているポーチがコレ
Mk.2 サバイバルキットと記されている 縦10cm位、横20cm位のポーチで、重量は当然軽い


その中身はと開いてみると・・・ 中からは4つのパッケージが出てきます(上画像)

一番左の紙はポーチの中身を記した(当然英語だが・・・)もので細かく説明されている
その右側に移って銀色の物は PART C と書かれていて フォイルブランケットと記されている
紙に書かれている説明にはただ不燃性とだけ書かれていたが
体温を保つ為のアルミコーティングされたもので毛布代わりに使用するようだ
さらに右側のオリーブ色の物は Part A 、Part B と記されたパッケージ (一番右はケース)

下の画像が Part A パックとその中身 

上の画像が Part B パックと中身

Part A の中身をチェックすると~ ポリバッグ、キャンドル、タンポン
ポリバッグはスリーピングバッグと書かれているが、一人用のシェルターとして使用するとのこと
破れやすいので、靴やバックルは外してから使用と注意書きがある
キャンドルは普通のローソク、使用目的も普通のようです
タンポンはあのタンポンです、さてどう使うのか~ 私は怪我の出血の血止めと思ったら・・・
これは火おこしの為の高純度綿ウールだそうです。 そういう使い方があったとは・・・

下の画像のPart Bのパッケージには、さらにポリ製の箱が入っていてテープで密閉されている
私の指の大きさで箱のサイズがわかると思いますが、テープを剥がして小さな箱を開けると~
一番上にあったのがコットンウール、やはり火おこしに使うと記されている
その下にあるパッケージの文字、逆さまだが読めるだろうか?

英語だがローマ字式に読んでも大丈夫(笑)です、あなたは読めた?
その通り、コンドームです 先のタンポンと同じで普通の市販品のようです
日本の航空自衛隊のサバイバル用品では見たことないですが
米軍のサバイバル用品にも昔から入っています

これはサバイバル用品、エイズ等からのサバイバルもしなきゃですが
その前に生きる為の水を確保する水筒に使用する目的なのです
一瞬、綺麗?汚い?ということが頭をよぎりますが、それ以前の問題
汚い製品なら本来の目的でも使わないよね(汗)

その下にあるビニール袋は(光ってしまい見難いですが)
フィッシングキットで糸から針まですべて揃ってます、竿は現場調達ですが・・・

さらにその下には浄水錠がいくつも入っています
緊急、非常のサバイバルでは泥水だって貴重な飲料水にしなければ
泥水をコンドームに汲んで、浄水錠を落とせば命の水が出来上がる
でも注意書きには海水、血液、アルコール、尿等には使用と飲料が禁止とも書かれています

さらに一番底にはワイヤー、硝石?、ノコギリ、極小コンパス、縫い針、ワイヤーソー
ナイロンコード等が詰められています

小さなポーチに数え切れないくらいのアイテムが封入されていて
どんな窮地になっても助かりそうなセットですが
あくまでコレは一時的な問題解決の為のセット

実際のサバイバルでは、早いレスキューが一番のサバイバルなのは当然である

 ※紹介したキットは使用期限の過ぎた品で、あくまでコレクション用です
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
もしノザワヤさんが (吉谷)
2009-11-27 19:27:31
エマージェンシーで飛び降りても、これ開いたら悦に入って並べて楽しんじゃうでしょうね

目に浮かびます^^  

貴重な物を見せていただいてありがとうございます  吉谷
返信する
当たり!ですね (ノザワヤ)
2009-11-27 20:43:28
旅客機でエマーになっても機内で救命胴衣膨らませるのは私でしょうね
ただ怖くてじゃなくてどうなるか先に試して持ち帰りたい!(爆)

地震の非難袋も以前は騒がれましたが、最近忘れがち
一度試しに開いてみなきゃね
少し大きいですが、あれも立派なサバイバル用品入れです
返信する

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