三丁目の飛行機屋

飛行機マニアのオヤジが
撮影遠征記やマル秘コレクションの公開などをしていきます。

お前が一番だよ

2016年02月28日 | 航空自衛隊
2ndのフライトが終わってから静かな時間が過ぎていく
午後の車内は陽射しが強く、ポカポカを通り越して暑いくらいだが
寝不足の体はうたた寝の誘惑に勝てなかった

それでも耳だけは起きていたのだろう
基地の方角から聞こえた、F-15イーグルのエンジン始動音を聞き逃さなかった

3rd のフライトが始まりそうだ

そして、その音とは明らかに違う
昔から聞き覚えのある低く重いエンジン始動音を確かに聞いた、ファントムだ!

ただ 2nd の例があるので、上がるまでは油断大敵
それでも一度は諦めたモノが手に入る気持ち、午前の不運も午後には~


  あたり一面に響き渡る豪快なエンジン音を残し、2機のファントムが離陸していく
   
    望遠で覗くと、色の濃い方に金色の帯を確認! ヤッタ! 万歳したくなる気分    
    あとはお帰りを待つだけだ

 これで、しばらくは気楽に撮影ができる



美保基地からも T-400 がクロカンで飛来、タチアンドゴーで去っていく

3rd の機体も次々に戻って来た



F-15 はノー・エア・ブレーキ、ノー・フラップでタッチアンドゴー

高空からオーバーヘッドかと思ったら、ひらひらと一気に高度を落としてそのままタッチアンドゴー


3rd で上がった機体はファントムを残してすべて着陸
なんと、オオトリで戻ってきたファントムのペアーは編隊のままオーバーヘッド

コースを定めてシャッターを押す、機体とコラボするかは終わってみなければわかりません

結果は~ 合成ではありません
欠けた月に丁度主翼の角度がピッタリなんて幸運です(笑

  ついでにお腹の文字も見えるかな
  



工場か何かの屋根が反射して銀レフ効果




一応 初撮りなので真横も確保






やっぱりファントムがイイ! お前が一番だよ!


ノーマル塗装機だって、どこから見ても魅力イッパイ
こんな味がある機体は、今後 登場することはないだろうな
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狙いは一つ

2016年02月25日 | 航空自衛隊
昨年の秋から中京方面が気にかかる

もちろん飛行機なのだが、話題の MRJ でも、 X-2 でもありません
なんとか方(かた)を付けなければならない機体があります

そいつを狙って航空祭以外では、三十数年ぶりに平日の航空自衛隊岐阜基地へ向かいます

これまで行きたい気持ちはあっても、寒さに負けて気力が萎えていたもの
しかし、狙いの機体に残された時間は短そうな気がして

ETCの割引時間に合わせてでてきたが、温度計は氷点下10度を指している
ハンドルを持つ手がなかなか温まらない
ハンドルにヒーターが入っていたなら~、と久しぶりに思う


現地へ順調に到着するも、午前7時前では早すぎた
時間つぶしに小山に登り景色を眺めてみる


ここで、御嶽が見えるとは思わなかった

霞むのは犬山、可児 方面かな


ついでに狙いの機体の存在を確認したが、ミッション用機の数は少ない!

1st の上りを見送るが、たった3機のみの離陸とは・・・
狙いの機体も動きがなく、着陸の定番ポイントへ移動することに


ところが~、コレがあのポイント? あまりの様変わりにビックリ!

以前は国有地が広がっていたが、綺麗に整備され公園に変わっていた
久しぶりに訪れた岐阜エンド、私にとっては浦島太郎状態だ

公園の駐車場に車を入れようとしたらほぼ満車
昔は平日なんて、初飛行でもなければ閑散としていたものだが時代は変わった


ほぼ定時に戻ってきた機体は、テスターカラーの F-2B から



尾翼には60周年記念マークが入っている


続くのは F-15J 、オーバーヘッドからのブレイクは思ったよりも近い

コイツにも 60周年マークが入っている



久しぶりの岐阜、おさえるものはおさえておかないとね



ノーマル塗装の T-4 が降りれば 1st のミッションは完了


この頃から浜松基地からのクロカン機が飛来し、タッチアンドゴーで去っていく

先ずはこんな塗装機からだった

そうだ! 昔も浜松のT-33が飛来していたのを思い出した


こちらは、ノーマルな浜松基地所属機


あれ?民間機? ~と思ったら基地に併設されている川崎重工の機体
そのレジを見てビックリ! これはエコパパ1号だ


以前は「まつもと空港」で見慣れた、EPSONの社有機 JA01EP じゃないか
機首には「がんばろう東北、がんばろう日本」の文字入りだが
エンジンが邪魔して、撮り難い位置だこと(笑


暫くすれば 2nd の離陸が始まる頃
待っていた狙いの機体、黒ファントム も仲間に入っているようだ ウフフ
しかし、ココからは基地内は全く見えないので周りの同業者さんの動向が頼り


朝からテスト飛行? を重ねていた
セントラルヘリコプターの KAWASAKI BK117 JA6659
ドクターヘリの塗装だが、一部ラピングが剥がされているようだ

エッ! ここでとんでもない情報が入る
黒ファントムは滑走路手前で、ミッションキャンセルになったと情報が~

そりゃないよ、お前だけを狙って遠征してきたのに
もし機材トラブルなら、今日はもう飛ばない可能性もあるし・・・

 高鳴っていた気持ちは一気に落ち込む


F-2B 迷彩機を撮るのも気力がイマイチ起きない


  
   気分転換のつもりで、昼間の月に機体を重ねようと立ち位置を変えてはみてもダメダコリャ

朝は岐阜基地周辺も氷点下-3°だったが、陽射しは強く温かくなってきた
おかげで、近くの水溜りで カラスの行水

黒ファントム が 黒クロウ に代わってしまうのか・・・
クロウは元々 黒か(笑

しかし、落ち込んでばかりはいられない
来週、また来ればいいさ! と気持ちを入れ替える

こんな外来機の撮影では少しだけ気分転換になった

福井県の防災ヘリ、やはりKAWASAKI製の BK117C-2 JA291A ブルーアロー 
こいつは整備後のテストフライト等ではなく、ホイストラインのチェックのようで
短いステイで飛び去ってしまった


そして、この日ブルーが見られるとは思ってもいなかった

KAWASAKI に整備で入っていた機体のテストフライトのよう


中途半端に終わった 2nd のフライトが終わってから長い時間が過ぎていく

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花束は似合わない

2016年02月22日 | いつもの小料理屋 さん
最後の仕事を終え、スポットライトのステージから降りる時がきました
ライト焼けして少々色は霞みましたが、引き際です

先輩しかいなくて、いつまで経っても存在感無くて・・・
そんな給料泥棒も、気が付いたら後輩しかいなかった

入社初日、一番年上だった24歳の先輩女子に誘われ
飲みに行った小料理屋は住宅街へと消え

今日のラストデイは後輩オバチャン(すまん!)と、いつもの小料理屋へ
変わらないのは、自分が一番年下だということくらいか(爆


   春めいてきたとはいえ日暮れ時には氷点下の信州、暖簾をくぐって早く温まりたい!
  
   久しぶりの座敷席、テーブル越しに顔が見えて照れるね

   お通しといえどもは、3種セットの手間暇かけたものばかり
   口うるさいオバチャン達が一緒だとは伝えておいたが
   一口食べた瞬間 「美味い! これ何???」の連発

   「山くらげ」 に 「したし豆」と 、も一つは・・・ 何だっけ? 忘れてしまった(汗
    (画像がボケててスミマセン)



   「海老 かぶ餡」は寒いこの時期にはありがたい逸品、温まるぜ!

   店のオバチャンから差し入れが~
    新潟は「菊水酒造」さんの 「ふなぐち菊水一番しぼり」 をこの宴の為に
     ~「マッタリ」と言う言葉がピッタリ! の美味い日本酒、ありがとうございました

   それでも私は黒糖焼酎の「朝日」が飲みたくてね
   なんたって 30°だもん(笑
 
   この焼酎に合わせて、私だけの椀にはこんな肉が~

   これは「しし肉」、そう猪鍋なんです
 
   猪肉が入荷するかも、ということで予約しておいたもの
   他のオバチャン達は苦手なので、私の独り占め
 
   以前は猟師さんから直接買い付けもできたそうですが
   昨今はちゃんと流通ルートにのったモノだけしか提供できなくなっているとか
 

送別会 っていう名目も嫌なんでなんですが
しんみり とはさらに嫌、最後の花束贈呈なんてもってのほか
私が花束持って帰るなんて絶対に似合わないし

それにJRを使っての帰宅では、田舎ですからね
花束持ったオッサンが乗っていたら JK あたりの目が・・・(爆



   「牡蛎の酒蒸し」なんてメニューを見れば我慢できません
  

   殻つきとは思わなかったけど、そのおかげで身が縮まなくていいね


笑いに始まっった宴も、涙腺の締まりはとうに忘れた仲間達
感涙を肴に杯を重ねます

会社とは縁が切れますが、人の縁は切れません


「あんたが居たから、私もやってこれたんだよ」
「やっぱり、あんたが いいわ!」、「明日からどうしたらいいんだい」

こんな言葉を餞にいただき、も少しだけ飲ませていただきます


   宴も終わりに近づいた頃、マスターからも封切でこのお酒を
 
   地元「小野酒造」さんの「しずくとり」、初めて目にするラベルです

   帰宅後に調べてみても、酒蔵のHPにもこのラベル物はない

   他の酒販店で見つけたが、価格を見て ゲッ!
   普通では絶対飲めそうもない値段にビックリ

   マスター 気を使っていただきありがとうございました
   こんな美味い酒をいただけば

   「何かサッパリとした肴を~」とのリクエストに出てきたのは、「ハタハタの南蛮漬け」

   これは日本酒にピッタリ! 、で 結局飲み過ぎたかな(笑


宴を〆れば、暫くは皆さんとお別れです
「駅まで送る」とのオバチャン達の申し入れを丁寧に断る

色んな想いを胸に、人気の少ない駅までの道
 つい口ずさんだ歌は RCサクセションの「サントワマミー」
   二人の恋は♪~ 終わったんだね~

翌朝気が付くとメールが何通か来ていた、昨晩の仲間達からだ
    ~私の夢を見てゆっくり安んで下さい~
     ~今日は、くち○けしようと思ってたのに~ ゲッ! くち○け ですか!(爆

     良い仲間、良い同僚たち に巡り合えました
   今まで本当にありがとう!    お世話になりました
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初遠征のリベンジなるか

2016年02月19日 | 羽田空港
 厚木をあとに向かったのは前回と同じ羽田

 厚木は晴れ渡っていたのに、羽田は雲が広がり薄日程度に

 午後から曇り との予報はピタリと当たった


 国際線ターミナルにて暫しの時間つぶし


 目の前では、最近チョクチョク会える「スタ雄君」のプッシュバックが始まった


 ヨーロッパ向けになるようで、このあとC滑走路を北に離陸

 国際デッキからではさすがに遠く、陽炎も・・・

 第2ターミナのデッキで撮れればバッチリなのだが、国際デッキから動けない理由があった
 未撮影機の到着時間と、「スタ雄」君の出発時間が同じだった為

 上画像を撮った時には、すでに目の前には未撮影機が迫っていた


 狙っていたのは、ルフトハンザ航空 B747-800 レトロ塗装機

 ちょうどトランスオーシャン航空の「さくらジンベイ」も降りてきてくれた

 自分とは今まで相性のなかった機体で、やっと撮れた


 この2機を撮り終え、ルフトハンザ機の離陸を撮るために2タミへ移動する

 機材を片つけようと眼をやると、いつもと違った山並みが遠くに見えていた

 詳しくはないが、方角からすると茨城県の加波山かな? だとしたら空気が澄んでいるんだね


 これの飛来は想定外でした
 2タミ移動直後にアプローチしてきた、政府専用機 シグナス 2番機


 すでに消滅決定種のB747 政府機だが、やっとまともに撮れたよ

 VIPスポットに駐機されたが、その後待っても1番機の飛来はナシということで
 乗客さんの地位は~ なのかな(笑




 正直こんな小型機は、羽田では滑走路が遠くて撮り難いが

 このノエビアのビーチ300 は見かける事は多いと聞いた

 待っていたルフト・レトロ塗装機の上り
 ヨーロッパ便は燃料搭載量も多いので、離陸滑走はかなり引っ張るのが普通

 ところが案外早めのエアボーン

 これにて撤収のつもりで機材を片つけていると
 弱くなった陽射しの中を、渋い塗装の小型機が降りてくる

 プライベイト機の ポルトガル籍 ファルコン7X 型機

 こいつを撮り終え本当に撤収
 午後よりの展開だったが、思ったよりも収穫のあった羽田

 厚木と羽田でなんとか前回のリベンジは果たせたつもり~ 
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なかなか腰が落ち着かない

2016年02月16日 | 厚木基地 12年~18年
 初遠征のリベンジを果たそうと、朝の5時過ぎに家を出てきたが
 高速バス停までは20分の徒歩移動
 外気温は氷点下6度を下回り、道路はガチガチ ツルツル状態だった

 信州と比べたら、きっと東京は温かいだろうと日野バス停を降りたら
 辺りには雪が残っておりビックリ(汗


 順調に到着した厚木基地 「ルート4 上り」 の撮影ポイント
 今回は、同業者さんも何人かいてホッとする(笑

 それでも多くの方は、北隣の米軍さんベースにお出かけしたようだ

 私の到着を待っていたように、離陸が始まる

 寒さに負けて、一本遅いバスにしたのは正解だったかな
 一発目は バックスの #105、高い上りだが今年最初の蜂撮りということで出しちゃいます
 ゴミ(鳥)も飛んでるのはご愛嬌ということで

 ここは午後の撮影ポイントなので、この時間は全て逆光撮影となる
 でも順光側では腹見せになり意味がない姿になるからね
 デジタルに依存して、覚悟の背中狙い撮影


 早々に チッピー色つき #400 の上りだが、捻りが・・・ ない・・・

 冬場の弱い光ならなんとか補正できる~、と思ったがやっぱり色が出ないね(汗



 落ち着いたところで周りを見れば、このポイントにも雪が少し残っている

 でも陽射しは強く、風もないのでポカポカ


 なんでもないチッピーの上りを見た後にコイツが来たので思わず周りの方達とガッツポーズ
 木々の間から飛びだした時には、この背中丸見え状態~ 流石はタロンだ!

 日本在住半年というオーストラリア人同業者さんも笑顔でそれに応えてくれる


  パターンの同じような画像ばかりなるのに、よく飽きないね! 
  とは言われるが、ルート4上りの撮影は病み付きになる要素がある

  冬場に多い北風時の離陸コースがルート4と呼ばれるが
  北に向け離陸した機体は、直後に西に軽く機首を振りコースを変えなければならない

  その時に機体を捻る一瞬を狙う

  撮影ポイントからは離陸滑走する機体はもとより、基地内はまったく見えない
  頼りはアフターバーナー音のみ、轟音が響き渡ったらカメラを抱え
  木々のどこからか飛びだして来る機体に一瞬で狙いをさだめて射る

  クレー射撃のような、狩猟のような、男の本能を掻き立ててくれる感じだね(笑
  画像の結果よりも、その時の興奮に酔いしれる

  偉そうな事を言ってはみたが
  何年やってもブレ画像の大量生産で、成長のない私です・・・(爆



 ところが次のアウトローはこんな姿での離陸で拍子抜け

 ノンビリとギアを降ろしたまま離陸していくが
 思わずギア関連のトラブルかと思ってしまった


 同じくアウトローの色つき #500 もノーマルに上がる


 この日、3機目の色つき バックスの #100 





 オッ、背中見えるぞ! タロンかな?

 と思ったら、チッピーの #411 でした


 僅か30分程の間に16機の蜂たちが離陸し訓練空域に向かったが
 西側に抜けるヘリを2機ほど撮ったところで一段落


 さて、いつもなら南側の着陸ポイントに行こうか考えるところだが~

 朝の高速バスの中で、厚木がボーズだった場合に備え検索しておいた
 未撮影の機体が、午後 日本に到着する

これ以降はラジオもまったく静かになり、午前のフライトは終了のよう
ということは目的地を変更し、未撮影機の捕獲に向かへということか(笑


厚木艦載機の岩国移転も近くなり、撮れる期間も先が見えてきたが
最近はココになかなか腰を落ち着かせて撮ることができていない自分です
 
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