三丁目の飛行機屋

飛行機マニアのオヤジが
撮影遠征記やマル秘コレクションの公開などをしていきます。

平成22年 寅年御柱祭が終わりました ~報告も最終回です

2010年05月06日 | 平成22年度(2010年) 御柱祭
長く引っ張った御柱祭 里曳き報告も今回が最終回です


鳥居を無事に通った柱は 4の柱 の安置場所、神社裏手までさらに曳いて行かなければでした
先に到着していた「2の柱」横をすり抜けて進みます

神社境内横は上り坂だとは今まで気にもとめなかったが・・・ 重い!


坂を上りきると一番の難所が待っていました
木々が連なる所を通り抜けなければですが、柱だけならそのまま通れます
でも、柱に付いた「めどでこ」は木と木の幅よりも広いのです

木と木の少しのズレを利用して、柱を左右に大きく振りながら一寸刻みで進ませます

「よいて~こしょ!」、「よいて~こしょ!」画面に見える大きな落とし穴?がこの柱を建てる穴
その手前までがなかなか進めません


それでもなんとか柱の先が、穴の手前まで曳けて曳行完了!

「バンザイ!」にも力がこもるね
曳行が終わると私の役目もすべて終了です
御柱祭は4本の柱を建てる「建て御柱」が残っているが、それは私たちが手出しできない行事
神社裏手になってしまう、3と4の柱は業者が建てるとの事

バンザイの後、皆と帰路についたが、達成感と虚無感とのなんとも複雑な感情~

到着した柱は早くも「めどでこ」や綱の撤収が始まっていた

帰路の途中で見た柱の下側は皮が曳行で剥がれているのがわかる

長くお付き合いいただいた平成22年度御柱報告もこれで終わり
次の御柱は2016年 申年、次回は酒に浸ってゆっくり曳いてみたいものだ(爆) 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

平成22年 寅年御柱祭が終わりました  ~つづき 2

2010年05月04日 | 平成22年度(2010年) 御柱祭
柱は午前の早いうちに全て通り過ぎるので、スグに撤収と片付けに入った
昼を過ぎた頃にはやっと自分達も柱を曳けます
これからは御柱 里曳きの表画像?をやっと紹介


午前の市街地曳行の時は道路が広かったので、2本の綱で曳いた御柱でしたが
午後は道幅が狭い道路を曳行ということで、2本の綱を一つにまとめて曳いていきます

実はこの辺りを曳くのも私は初めて・・・ エッ!
いつもこの頃は酔いつぶれていたり、自宅のお客様と昼食を兼ねての宴会が続いていたり・・・ 

神社も目の前に近づいて、いよいよクライマックスになります
通過時間が厳しく指定されている「踏切渡し」、踏切内での一旦停止はご法度です
90°クランクの踏み切りを渡るには準備も大変!
踏み切り手前まで柱を曳いたら先ずは綱を先に渡します

そして一気に曳いていきます  柱の上で振る「おんべが」架線に当たりそう!


踏み切りを渡った柱はまたもや90°方向転換して神社へ



鳥居に当たると崩れる危険があるので一番大きな 1の柱 は「めどでこ」の一部を外して通過ですが
私達の 4の柱 は一番小さいのでまず大丈夫でしょう! 
中央アルプスを背に鳥居をくぐる柱は、やはり注意深くゆっくりと通過します

これで到着、終了と思っていたらこれからが難所の連続でした・・・

  ~次回最終報告につづきます~
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

平成22年 寅年御柱祭が終わりました  ~つづき

2010年04月30日 | 平成22年度(2010年) 御柱祭
里曳き二日目の朝も冷え込みました
早朝より各地区では接待所の準備に忙しそうです
私はこの日接待所の担当なので、またまた裏画像? 主体で紹介です

昨日ある程度準備が出来ていたので、早く接待所をセッティング終了
テント横に鎮座したのは鉋で削られた薄木で出来た本物の「おんべ」です

私たちの接待所は2004年秋に公開された映画「今会いにいきます」のロケも行われた場所
ワイドレンズで写せば、映画のチョイ画像と同じ光景が・・・(爆)


接待所の本年度メニューは酒、ビール、ジュースに裂きイカ、山賊焼きにバナナ、つまみ小袋等など
アッ!、チャーシュウも忘れずに出さないとネ!

今は嵐の前の静けさ、今のうちに毒見?を兼ねて近くの接待所を物色 ~味見会

近くの居酒屋 兼 スナック?でも自慢の料理で振る舞いです
朝の冷え込みに、熱燗での振舞いはありがたい  

もちろん! これは どなたでも無料ですよ! こんな振る舞い酒は御柱ならではのこと

※~ ここでちょくちょく質問される本当の裏話を ~
  今まで紹介した昼食や接待所、他の飲食は皆さんから多額の寄附をいただいで運用してます
  仕事場やメール等で、「御柱貯金」って本当にあるの? とも聞かれますが・・・
  実際にあるんですよ!(諏訪地方では金融機関でも扱ってるそうです)
  昔から御柱は自宅での人呼びや、地元への寄附等で多額のお金が必要になり
  御柱の年は家を建てたり、結婚式等は控えろ! と言われているのも本当なんです 
    (6年間コツコツと貯めて、御柱年に備えます)


さて曳行が始まりましたが、接待所が沢山あるのでなかなか進んで来なかった柱も
いよいよ私たちの目の前にやってきました

木遣りが 「ここらで~ ちょいと~ 一休み~ と鳴けば
氏子の皆さんは一気に接待所へ~ 接待所はパニック状態になります

ところで、柱は左右ににフラレながら進みますが
この画像の時は柱に乗っていた女の子が振り落とされました
無理やり振り落とされたり少々荒っぽいと思われますが、これも恒例の事
 ~まぁ偶に骨折する方もいますが・・・

一気に氏子の皆さんが押し寄せてきました


子供達はマイ・カップに「さきイカ」をイッパイに詰めていきますがコレって流行なの?
って思うくらい子供達にほとんどを持っていかれてしまいました

          息子の同級生も立派な青年会で柱に乗ってます カッコイイネェ~
         
朝は寒かったのに、急速に気温は上がり思ったよりもビールの売れが良く予定数は即終了!
今回は日本酒の方が残ってしまったなぁ~


嵐のような人波が過ぎれば、柱を見送って一休み、さて次の柱が来るぞ!!
こんな接待が4本の柱でつづきます~
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

平成22年 寅年御柱祭が終わりました

2010年04月28日 | 平成22年度(2010年) 御柱祭
    御柱のすべてが終了しました 今は「祭りの後」でなんとなく寂しい~ ような・・・

         
このところの寒さで、信州の桜はまだまだ咲いてます
今回の里曳きは、先日の山出しで安置された4本の柱を、神社までの約4km弱を皆さんが曳いて行きます
でも私は今回裏方に回って皆さんの接待とその準備なので裏方画像も混ぜての紹介です

~里曳き初日~
私は皆さんの昼飯準備を担当
遅霜が降りた寒い朝でしたが、お神酒を頂いた皆さんを柱に送り出したら
私達役員は昼食場所で準備を開始です

自宅からかなり離れた場所で曳くので、おのずと昼食場所は柱の近くの広場や空き地、駐車場になります
柱が曳行される沿道では接待所(下画像)や昼食場所作りが急いで進められていました

各地区では趣向をこらした接待所が作られ、酒やジュース、食べ物等が無料で振る舞われます
その内容は地区によって様々、これを見比べたり、食べ比べるのも氏子の楽しみ
                      ↓ ~接待所です~ ↓

休農地?に設営された この昼食場所では約140名が休憩すると聞いており ↑この画像
昼食は毎回カツ・カレーと決まっているそうですよ

さて肝心の私の地区でも昼食の準備が進んでいます
昔々は手間隙掛けたものだったようですが、今は仕出しがほとんどです


大抵の物は冷めてしまっているので、温かい手作りの トン汁だけは必需品
水の量から、出汁の量、味噌の量まで普段作りなれない大量のトン汁なので

担当のご婦人方とお親父達がウンチクの言い合い? なすりあい?(爆)
そのうち味噌が足りないと私は買い物に走らされることに・・・

その合間には柱担当者から 「酒が切れた!」 と催促の電話 「エッ! 足りないの?」 
慌てて買い足してきましたが・・・ 振る舞い酒用じゃないけどお祭りだからなぁ~ 大丈夫か・・・な?

酒が切れ???、お腹を空かせた氏子の皆さんが見えてきました

さ~て、忙しくなるぞ~

というわけで、色々やってたら写真を撮るの忘れてしまい昼飯画像はナシ・・・

短い昼を終えて柱を見送れば~


~撤収開始! 思ったよりも早く片付きましたが

次は翌日の接待所を別の場所で準備設営しなければなりません

でもせっかくなので、ある程度片付けと準備が終わったところで柱を曳くことに決定!

柱についた御柱(みはしら)青年会の皆さん、地元の方がほとんどですが
中には転居先や嫁ぎ先、都会に通う学生さんまでが
この日の為に御柱青年会に入り帰郷して柱に乗ります

私はついでに色んな場所の接待所を偵察、翌日の参考にならないかなぁ~

有名な山賊焼きや、寿司屋のマグロ、焼き鳥屋の串、あとコーヒーが好評でしたね
振る舞い酒の味見を兼ねてチョイと一杯! 樽酒は冷えて檜の香りがたまりません!
この味、クセになりそう~

陽のだいぶ傾いた頃にこの日の曳行は終了
「めどでこ」が柱につけられています、諏訪上社の柱につく「めどでこ」と比べようもありませんが
この 人が乗ることのできる「めどでこ」がつく御柱は少ないそうです
         
              さて、明日は接待所で大忙しとなるぞ!
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

御柱祭 縄ないの儀  ~初めての縄ない つづき~

2010年04月23日 | 平成22年度(2010年) 御柱祭

木遣りを合図に縄ない開始!
皆さん隣近所を見ながら「遅い!」とか「そっちの方が遅れてるよ~」と言い合いながら
必死に腕を動かしていきますが、こういう行事で祭りへの気持ちを一つにするんだね~っと感心!

普段運動不足なのか(腕の筋肉などカメラを持つのが精一杯! )、すぐに腕が張ってきました


それぞれ24本で編まれた綱がなえれば~
次はコレを1本の曳き綱とするため、先の大八車の車輪を使いしっかり編まれていきます

海賊船の操舵輪のようにどんどん回していきますが
時として車輪の回転が間に合わないほど

この為に自作したというこのパイプ、今回で何回目の登場なんだろう?

手作りだということですが、よく考えられて作られていてパイプの長さも違います

シッカリと編まれていく縄は張りもあり重量もかなりあります

出来上がった縄を社殿に巻き上げますが、皆で作った満足感は一種独特なもの


氏子の気持ちもしっかり編まれていよいよ御柱の里曳きはもう目の前



近くの小川には、柱の元綱?となる蔦が水に漬けられていました
コノお陰で強い綱が編むことができるそうです

仕事ですが・・・ 結局午前中を休みにしてしまいました
まぁ いい経験ができたので満足ですが
他の皆さんは午後も「縄ない」を続けて計6本の縄をなったそうです
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする