三丁目の飛行機屋

飛行機マニアのオヤジが
撮影遠征記やマル秘コレクションの公開などをしていきます。

百里基地航空祭 先ずは Phantom (ファントム)

2012年10月29日 | 航空祭 11~19年
※ 体調不良もなんとか快復し、今日から百里の出遅れ報告開始です

百里基地航空祭に向う為、前泊した常磐線の土浦駅から一番列車に乗る
今年はブルーインパルスの参加がないためか、マニア以外の一般客は極端に少ない
石岡駅からのシャトルバス待ち列も少なめかな

そのシャトルバスは今年も渋滞なく50分弱で百里基地に到着
渋滞なくてもやはりココは遠い!
2010年航空祭記事はコチラ
エプロンの開場を待つ様子は前回の写真とまったく同じ場所

今年も30分以上繰り上げのオープンに、最初に出迎えてくれたのは F-4EJファントム の列線

武者震いがきそうな、コレだけの数が揃う列線を見られるのはあと何年あるだろうか
茨城空港が開港しても、相変わらず陸の孤島と呼ばれてしまう百里だが
いくら苦労してもこの基地まで来てしまうのが、ファントム・フリーク達

当日会場内でも放送されていたが、ここ百里はPhantom(ファントム)の聖地

ファントムの使用部隊が新田原の1飛行隊と、百里の2飛行隊だけになった現在
ココはどうしても外せない存在になっている

今年はファントムが日本の空を飛び始めて40周年になるそうだ
その最初の飛行隊(教育)が配備されたのがココ百里
私が初めて空自ファントムを目の前で見たのも、昭和50年(1975年)のやはりここ百里だった
それからもすでに37年もの歳月が過ぎ、10代だった私も歳を重ね
ファントムもいつしか老兵と呼ばれる域に

立ち木で百里と直にわかる構図、あの松の木もファントムの歴史を見続けたハズ
私があの横、滑走路真近でファントムの離陸を追ったのも遥か昔になってしまった

ファントムの偵察型とイーグルの列線
展示された地上列線は第1戦のF-15イーグルよりも、ファントムの方が数を上回っている
今日の主役はファントムということか!

目の前には展示飛行用の偵察航空隊 RF-4EとEJファントム機が並んでいたが

画像はやはり、鮫口が描かれた純粋な偵察型ファントムの RF-4E
絶滅決定種だが、世界的に偵察専門の戦闘機型は消え去ろうとしている


当日、ちびっ子相手の飛行機クイズの為か
主翼の一部を折りたたんだ状態で展示されていたファントム
空自のファントムも元型は米艦載機のファントムだからね

空自ファントム40周年に合わせ記念塗装機も登場


下の画像、胴体には "The origin of 侍 Phantom" の文字と剣を持つスプーク(幽霊)
空自ファントム 最初の飛行隊が誕生した百里故のイラストか

上画像の主翼のタンクには、ファントム使用の全9飛行隊のマーキングが
空自 主力戦闘機の座を有した機体は、日本中の第1戦基地 他に配備されてきた


オープニングフライトに備えて、機体に上り装備を整える?後席要員

記念塗装機もフライトへ、前席のパイロトはレーザープロテクトの様なサングラスを


見えにくいが、この機体のPも同様のサングラスを装備

偵察航空隊のRF-4EJの前席パイロットのヘルメット、酸素マスクは新型だ


滑走路を長く使い編隊で離陸するファントム達


10月の秋空に、戦闘機とマニア達の暑い一日が始まる予感~
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チョイと 一休みになっちゃいました

2012年10月26日 | 歳時記かな
 ※~26日夜に画像追加しました~

9月~11月頭は1年で一番ヒコーキ関連イベントが集中する時期だ
私も先月末から続いていたヒコーキ三昧の遠征

小松基地航空祭は天候不良で遠征を諦めたが
松本フェス&上高地フライト、セントレア JA2012国際航空宇宙展
成田空港、百里基地航空祭 とこなし
次は今週末の岐阜基地航空祭と行きたいところだが
休みが取れなかったので、航空祭の予行を撮りに休日に出掛けるつもりだったのだが・・・


先週はじめから続いていた体調不良は百里から帰宅するとピークとなり病院送りに

しばらく「抗生剤の注射に来い」という担当医に~
「水曜日に出張(爆)があるのですが・・・」
「ん~ッ、熱が40.5°以上もあり肺炎直前で出張なんて周りに迷惑だ!」
 ~ということでドクターストップ!
自己管理の悪さがいけないと素直に受け入れて、定休日も早朝から病院へ

その定休日は前日までの雨が上がり、朝から抜けるような秋空が広がった伊那谷

病院から近い丘に登り、昨日の雨が標高により雪になった中央アルプスを眺める
山に雪の線ができてるのわかります? コレがだんだん下りてきて里の雪になるんだ

ヒコーキを追えなかった望遠を使って覗いて見る

西駒ケ岳の本岳あたりは本格的な積雪なんだろうな


東 にレンズを向ければ、色づいた守屋山

その時なんと爆音が! 慌てて辺りを見回すと

小牧の輸送航空団 C-130がトレールの2機編隊で低空を飛んでいた

最近は減ってしまったが、晴れた日には2~3機の編隊で訓練している
今日は諏訪湖あたりで旋回し、山梨方面に抜け南下するようだ

そして空には短いヒコーキ雲が沢山みえるなんて、晩秋の? 初冬の? 風物詩

今年の秋は短かったなぁ~

そうそう、秋と言えば季節の食を上げるの忘れてた

9月の末から今月はじめに仕事先近くのJAで売られていた生きた「小鮒(フナ)」


信州でも佐久と伊那、駒ヶ根辺りだけの食材だそうで (自宅辺りでは食しません)
実際に水田で養われた鮒は稲刈り前に水を抜いて、鮒を上げるとか

こんな感じに煮られて食されるが、今年は昨年の倍近い高値で諦めた家庭も多いと聞いた

稲刈り後と言えば、定番のコイツ~ 手なんか振るなよ・・・


イナゴも少なめで、口にできたのは少なかった

そして最後はアレです~

蜂の子ですが、いつもの大スズメバチではなく小ぶりのスガレ(黒スズメ蜂)

オーッ、初物! と喜んだら昨年の子だそうです
でも味は変わりません! 従妹のCちゃんが最後にと、ありがとね!

 ※Cちゃんの娘さんが長野市で cafe やってます
    お近くの方はぜひ立寄ってみてください (ブログのつぶやき も面白いですよ)


連日の病院送りで体調もだいぶ快復してきました
ひと休み終わったらゆっくり百里基地航空祭報告からいきますか

 ※ 追加した画像です
仕事先近くの広場で今晩から点灯されたハロウィンのランタン

丸型のベンチに並べられたのは地元小学生が育てたカボチャ
それを小学生自らランタンにくり貫き、月末まで点灯されるそうです


今週末に各地航空イベントに展開予定の同業者さん、体調に気をつけて楽しんで下さいね
 ~いいなぁ~!
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2012国際航空宇宙展 出遅れ報告 2

2012年10月23日 | セントレア

開場直後は画像のようにLCFの2機並びが見られました
すでに手前の機体はエンジンも始動済みで、暫くするとタキシングを開始


上画像、実は出発が遅れていたLCFの1機が離陸滑走中
その為に報道のカメラはその機体を追ってます
誰しもが、もう1機のLCFとの重なりを狙いましたが
シアトルまでの長距離便は燃料の積載量も大きく
滑走路をフルに使っての離陸となりポシャン・・・

上画像でもすでに別のLCF機はプッシュバクされ始め
これから市中引き回しならぬ、エプロン引き回しが始まろうとしていた

デッキからは何回か目撃したLCF機の貨物搭載作業
エプロンから眺めるLCF機は一般ギャラリーからも「ウォ~ッ! デカイ!」
と声が上がるほど迫力充分な面(ツラ)を見せ付けてくれた



オラウータンの雄のような面構え




この重機がLCFのお尻を開く鍵だ(笑)
"HYSTER" で検索すると「フォークリフト」をメインに製作している会社のようだ

   
B747のお尻にはAPU用の穴が開いているが、単純に塞がれているのがわかる

こんな間近で貨物の搭載が見られると言うことで

次第にギャラリーの数は増えるばかり




大型の専用ローダーが着けられると


機内から貨物用の丸型アングル?が引き出された

この機体への積み込むパーツは、B787型旅客機の胴体部分のようだ

この後暫く待ってもいっこうに作業が始まる気配もなく
午後2時過ぎに搭載が始まる予定との放送もあり
閑散とした会場エプロンを後にデッキへ

時間を忘れて仲間との食事と雑談に、気がついたら陽は傾き
貨物搭載はとっくに終了していた・・・


デッキから午後4時に終了したJA2012の会場(遠くの緑色フェンスに囲まれたエプロン)
を眺めながらF1グランプリ2012の文字入りエティハド機を撮り
翌日のブルー飛来用に規制ロープ等が張られたデッキを後にした

チョッと寂しい展示内容のJA2012でしたが
次回の国際航空宇宙展が是非規模拡大してくれるのを切に願いたい
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陸の孤島から帰宅しました

2012年10月22日 | 航空祭 11~19年
週末の好天気予報に、我慢できず行ってきちゃいました

信州の早朝は冷え込みが厳しかったのに、現地の昼間は夏のような暑さ!
シッカリ日焼けしてしまった顔はどうしたら・・・

梅組さんは張り切ってましたが、幽霊さんはチョット寂しかったね



上画像は梅組の背中「梅ちゃん」アップと、下画像は一回だけの登場に終わった「幽霊さん」のアップ



そうそうスペマ出すなら、これのアップも忘れちゃいけなかった!
  
マスコットの名前は忘れましたが、持っているのはスカイツリー
機体番号とスカイツリーの何かがと同じだというだけのコラボのようですが詳細は後日

今回の「陸の孤島」遠征報告は、JA2012の出遅れ報告のあとに~

現地でお会いした皆さん、お疲れ様でした


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2012国際航空宇宙展 出遅れ報告

2012年10月20日 | セントレア

先日名古屋港近くのポートメッセと中部国際空港セントレアで開催された 2012国際航空宇宙展

12日からのパブリックデー初日にセントレア会場に展開してきました

長い行列が出来ていたセキュリティー・チェックを過ぎると
最初に出迎えたのは、ここでしか見られないLCF機

この日は前日離日予定の1機がディレイしていたので
開場直後までは2機のLCF機を見ることができ、観客や報道の格好の被写体となっていた

中京地区で製造されている旅客機 B787のパーツを、シアトルまで運ぶ専用機なのだが
肝心のB787型機はセントレアには就航していないのもねぇ・・・
 (※ このLCF機はスペースの関係で次回に紹介します)

会場エプロンに入ると一番目立つ真っ赤な機体

WACOクラシックYMF F5C という個人所有の複葉機 JA55BP
木製のプロペラがいい味わいを見せている

他にもビジネスジェットが数機、入場口近くに展示



中には機内を公開している機体もあり、順番待ちの行列が

その他の展示は民間機ではこんなところ
噂のあった大型機や新鋭機のデモ飛行は全てがキャンセル


自衛隊機もこんな感じで、70、80年代の国際航空宇宙展を見てきた者には寂しい限り
それでも29年ぶりに飛行場で開催された国際航空宇宙展ということで、今後に期待しよう

浜松から飛来したT-4練習機(左下機体)は元ブルーパイロットが搭乗してきた模様
当日一緒いただいた「チャリンコドライバー」さん、いち早くPさんを見つけて仕事してました
また、八尾から飛来した陸自のUH-1ヘリには50周年記念ステッカーが


セントレアにベースを置く海保第4管区の Bell-212

旧型に属する機体で、ある意味近くで撮れたのは貴重かも

展示機極小情報の中、今回の遠征を決断させた機体が、JAXAの飛行実験機
セスナ(Cessna Citation Sovereign) 680 JA68CE 「飛翔」


フェンスが邪魔だし、機体左側は見ることさえもできない展示だが


厚木で飛行テスト中とのことで以前出掛けたが(厚木基地で撮影、画像は加工処理)
いつもフライトナシで指を銜えてただけだから、一応リベンジ?ができたかな

今回の会場は国際空港のセントレア

定期便の離着陸が撮れることを期待したが、北風のこの日は


フェンスや展示機、エプロンの機材や照明灯が邪魔で転がりを(タキシング)を撮るのが精一杯
それでも普段はデッキ以外に撮影ポイントがほとんどないセントレア
こういったアングルは新鮮です! 

  ~次回はLCFの引き回しを報告予定
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