三丁目の飛行機屋

飛行機マニアのオヤジが
撮影遠征記やマル秘コレクションの公開などをしていきます。

なんとなく目が覚めたけど~

2016年10月04日 | 平成28年度 申年 御柱祭
 もう朝!?  体中がだるいが、仕事に行かねば

 頭も体も完全に睡眠中 って感じで
 ???と思っていたら~、 「青年会来るよ!」

 エッ!、体内時計は朝だったが一気に目が覚めた


 そうだ! 今日は「小宮の御柱」だったんだ

 朝から結局飲み過ぎで、慰労会から帰って、完全につぶれた!
  窓には夕方の薄日が射してる、時計は5時少し前


 なんとか、ご祝儀を用意して笠踊りを迎える

 今年も自分は地区の役員で、踊る彼らに普段もお世話になりっぱなしだ


 春に行われた伊那御柱だが、その年の秋には小宮(大山祇命)の御柱がつづく

 規模は小さく、昼ごろには御宮内に柱を曳き込み終了となったんだ


 ~やっと記憶が戻ってきた感じ~


 大人も子供も、腰にぶら下がる「升」がこの祭りらしくてイイネ
 春の御柱でも、彼らを見た記憶


 小宮御柱の主役は子供たち、とは言っても少子の時代に
 曳き手は大人が主役、でも柱の上で子供たちも鳴きます

 未来の氏子たちも、これで御柱デビューだね


 この小さな? 御柱でもシッカリ接待所があります
  そうだ! 早朝の小雨の中を皆でテント張ったり机を出して~ 

 子供たちが好きな「鶏のから揚げ」も大量に振る舞い



 煎餅は近くの小料理屋さんの手作りだそうで、なかなか美味い!
 レシピを聞いたら、けっこう手間暇かかる逸品だとかで諦めた身内がいたとか(笑

 でも、大人はやはりお酒が一番だね(笑



 ところで、このところ続く長雨に稲刈りも止まっているなんて聞くこの頃
  ~さて雨は茸にはどうなんだろう

 曳行中に過ぎる店先には、「茸」 が段ボールに大量に入って置かれていた

 なんていう茸だろ??? クロカワかな・・・


 開店前のシャッターには、松茸の値段が貼られていたが キロ 4万~5万円
 炊き込みご飯 に使える 虫食いの松茸でも キロ 2万~3万円 だって ヒェ~!
  この店は普段、山のように松茸を置いてあるけどね

 そこへ主人登場、 これは「香り茸」 (コウタケと呼ばれることも)

  自分には初めて聞く名前のキノコだ

 「香り茸は乾燥させてから食べないとダメ、この状態では未だ毒があるからね」
  調理は面倒のようで、素人には無理なキノコかも
   あとで調べると、大嫌いな マムシ も好む茸で採るには注意が必要なんて・・・

 「午後の慰労会には、コレを出すから楽しみに」 とのこと

 で、これがその香り茸の料理画像

 味見程度の提供でしたが、甘い醤油で煮込まれた茸は確かに美味かった


 早朝の雨の中を曳行が始まったが、最初の休憩時間頃には青空復活

 一気に暑さが戻り、リヤカー上のクーラーボックスは早くも足りないよ(笑



 そうだ、確かにコレで始まった小宮の御柱

 曳行前の神事でいただいた、お神酒を
  竹のマイカップで飲んだのが飲み過ぎの始まりだった(汗
 
  まさかお神酒のおかわりが並々と注がれるとは~

 ん~、今日一日をなんとか思い出せたが
 頭痛い! 駄目だ! 申年の小宮御柱も、結局は飲み過ぎで終わる懲りない自分ですわ
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伊那 御柱祭  ~建て御柱

2016年05月20日 | 平成28年度 申年 御柱祭
中休みをいただいた、平成28年度の「伊那 御柱 報告」もいよいよフィナーレです

御柱祭の最後は、神社の四隅に曳き寄せられた柱を建てる「建て御柱の儀」


 この神社社殿の四隅に柱が建てられます
 
3日間行われる御柱の里曳きだが、最終日のこの儀式への参加は今回が初めての体験

自分は3連休取得が難しい仕事場なので、今まで見られなかったが
なんとしても見てみたい! ということで
再就職で勤務体系が変わったことをいいことに、なんとか休みを確保
次回は生きてるかわからないからね(笑

でも見られるのは時間的制約で、午前に建てられる「1の柱のみ」


境内は危険防止の為に、建て が始まると規制線が引かれるが
腕章いただいたカメラ担当ということで、自己責任のもとに撮影に専念



この穴へ建てるんだ! 、柱に乗る光栄な氏子には安全帯と立派なカラピナ
(実施日は4月25日で、過去にはワイヤーが切れけが人が出た経緯もあり
  安全に配慮されてましたが、次回の御柱にはカラピナの数が増えることと思われます)



先ずは「姫」の鳴きで始まった「建て」、前日まで2日間鳴きつづけた後ですからね
 若いっていいね! 



選ばれし勇者の鳴きがはじまりましたが、 いつ持ち上げ始めるのかな~

 と思っていたら~ いつのまにか柱は浮いていた!


ラッパの囃しをバックに、ゆっくり確実に立ち上がっていく柱




その柱を建てる原動力は、コイツ

時々 人員交代で休憩が入ります(笑
でも、ここも緊張の巻き上げ現場 ラッチが外れたら~ ワイヤーが切れたら~



この柱では全員が最初から最後まで立ったまま柱は建てられます
自分の足元と、安全帯だけが頼り

後日、乗った知り合いに聞くと~
 「安全帯があったから、怖いとは思わなかったけど
    柱からロープを伝い降りる時には、ロープの角度が急で緊張した~
     前に降りた彼は体重あったから、一瞬ドッキ! だったしね)



柱がこの角度になると、撮影する者としては逆光が気になる

こうやって見るだけでも、何本ものワイヤーが柱には結ばれているのがわかる

何重にも安全策を考えてのことだが、それでも何がおこるかわからない

ほぼ垂直に天を仰いだようだ

柱が浮き始めてから。約45分かけての建ちあがりでした


先ずは「扇」が柱の上に引き上げられるが重く、柱の先端では広げるのもかなり難儀
 さらには紙テープが一斉に投げられ彩りを

 扇 を降ろして、次は 垂れ幕 が
 里曳きの直前に起きた、熊本地震に対応した幕を急遽用意したとの後日談

 この後、近くにいたオバチャンが  
  「熊本の垂れ幕を見たら、涙が止まらなくなっちゃった~」と



 平成28年度の 「建て御柱」もフィナーレです
  最後に宝の入った俵が引き上げられ

待ちに待った「宝投げ」にて幕となりました、空になった俵も投げられたが欲しかったなぁ


 この後は柱の一番上に立っていた、彼の挨拶とラッパの吹奏

 あらためて柱の高さを認識させられます、その先端に立つ彼
 「怖くなかった!」と言い切った彼の口上と、ラッパの動画がないことを彼も惜しんでいます
  どなたかお持ちでないですか

 ここに立てる名誉のためにも~、承諾をいただき先日までのボカシ画像と入れ替えました
  (他の画像も、一部ボカシのないものと交換いたします)

 彼とは長年の腐れ縁で、地区の色んな役員を担当しても必ず顔あわせる
  若くて頼りになるヤツです

 そんな彼以外にも
 現役で一緒に地区の役員やってる仲間が3人も乗っていた「建て御柱」



 最後まで、立派に柱を乗りこなした彼等から感激をもらえました
 この日は酒なかったけど、酒以上に良いモノ見せてもらったよ


 数えで7年後、元気でまた柱を曳けることを願いたい



  今朝、出勤前に立ち寄った神社です
 両脇に立つ2本の柱、右が「1の柱」と左が「2の柱」、他の2本は神社裏手なので見えません
 柱の上部に残る曳き綱の穴や注連が、「祭りのあと」を感じさせる物静かな初夏の境内でした
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伊那 御柱祭 ~里引き 二日目

2016年05月06日 | 平成28年度 申年 御柱祭
里曳き 二日目は早朝から接待所の設営準備で忙しい
自前の接待所では、定番の日本酒と瓶ビールの他に飲食店から生ビールも提供です




 4本の柱、全てを接待するので大忙し
  写真を撮っている自分は完全に手抜きですがね(汗



 この日も見つけた竹筒、御神酒? が一升位は入りそうだぞ(笑


 接待所が空いた時間には自分も味見を~ 
 マイカップの竹筒は、地区の方がわざわざ作って下さったもの

 前日に飲み過ぎて、今日のお酒は自粛~ なんて思っていたのに早くも挫けてます
  両手に スルメ酒 と 生ビール じゃね(大汗

 画像はありませんが、柱をバックに自分の両親も記念撮影
  過去の御柱では 「これが最後かな~」 と言って柱を曳きながら写真を撮った父だが
   言い始めてから3度目の御柱となり、91歳を迎えました(笑
    母も外泊許可をいただき、御柱を立ち見で参加
     足元の関係で、今回は曳くことが出来なかったのは残念


そんな記念写真のバックで曳かれていく柱の上では、チョッとしたハプニングが発生中とは

   漫画みたいだが、柱の上から降ってきたのは「鉢巻 と カ・○・ラ」
  
   左右に激しく柱が振られた為のようだが・・・ 
    でも カ○ラ がない方が、柱の上では絶対男前でしたよ!


全ての柱が行き過ぎれば、接待所の撤収を早々に済ませて柱を追いかけた

  ところが、途中の接待所から流れてくる香りに行く手を止められる

   かたや、「ウナギ」に「モツ煮」に「唐揚げ」等々
  
   かたや、 ナント! ステーキの振る舞いまでありました
   ブラジルの方達も太っ腹! 御馳走様です

  肉は厚く柔らかい、切り分けられる肉を何回もおかわりして
  1枚分は食べてしまったね、そのお供は樽酒! 幸せな気分!(笑
  

やっと柱に追いついたが、ここで 「冠落としの儀」 が行われるために一時安置



 そこえ、ドカンッ! と昼花火が上がる音! 

 こんな街中で花火! 大丈夫?
 と思ったら、朝方見た竹筒は御神酒入れではなく「昼花火の発射筒!?」

 それも、音だけのいわゆる「スズメおどし」
 筒の中にカーバイトを入れ、水を注入すればアセチレンガスが発生
 それに引火させれば、ドカンと一発!

 音だけで、筒先はそれほど気にすることもないようだが
 近くでの轟音は凄まじく、発破する方も耳をかばって大変そう(笑
 

数えで7年ごと(実際には6年)に行われる御柱祭に合わせ
 遠くの家族も帰郷することが多い

そんな折り、遥か昔の同級生に会えるのも楽しみの一つ

大抵は接待所等での立ち話し程度なのだが
お互い歳とった懐かしい顔を見られるのは嬉しいものだ

今回も12年ぶりの顔に会え、笑い合えたのだが
まさかの辛い知らせに目頭が熱くなる
この日も会えるものと楽しみにしていたのに・・・
 
想い出ばかり増えていく歳になったが、前向きに生きていくしかない
この御柱(みはしら)だって物理的にも後退はできない代物だ
おもわず曳き綱に力が入る


 午後の曳行は踏切渡しから

    画像右端の少年が気になり撮らせてもらいました

      諏訪の柱に乗った方の息子さんとのことで、この日はこちらに出張中?
       頭は諏訪の山出しの時には綺麗に「柱」の文字だったという
     
      申年にちなんだ唐草模様をわざわざ浅草まで買い出しに行ったとか
       唐草模様の中に猿がいるのがわかるかな~




 柱はお宮を目の前にして、いよいよ佳境に

 段差も多く、今までのようには動いてくれません


 昼間の温かさはなくなり、夕暮れの寒さが訪れた頃に
 やっと柱を安置場所に曳き寄せることができた


 最後は苦労しただけに感激なんだが、寒風が汗ばんだ体を冷やしていく
 接待所もすでになく、温まる水(酒)もない

 速足で自宅に戻り、暖かい飲み物にありつきたい欲望が(笑

  翌日は、御柱祭の最後を飾る「建て御柱」だ
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伊那 御柱祭 ~里引き 一日目

2016年05月03日 | 平成28年度 申年 御柱祭

山出しから約一ヶ月経った4月の後半、「諏訪御柱」より一足早く「伊那御柱」の里曳きが行われた
遠くにそびえる中央アルプスの雪解けもだいぶ進んだようだ


柱の仮安置所にて神事と出発式から里曳きが始まります

御柱(みはしら)に付く、女性の背中には大きな竹筒が~
 なんだろね? 他人(ヒト)のモノは気になるよ(笑



一の柱より曳行を開始、氏子達に御神酒は充分入っているようだが
 始まりはなかなか息が合わなくて動きが鈍かった~ かな(笑







曳行が始まれば楽しみなのは接待所、竹で作ったマイカップをぶら下げて訪問です

 今回は各所で樽酒がふるまわれていたが、やはり香りも良く美味い!

  これから長い道中に幾つもの接待所があるからね、セーブしながら飲まねば

   
    ここでも竹筒見っけ! 




先程の背中の竹筒の用途がわかりました! 御神酒が入っていたのね

 樽酒とはまた違って美味そうだ、味見したいなぁ~




大人のラッパ隊と一緒に囃している子供連、おかげで柱の曳行ペースも少しは上がるというものだ


曳き綱にも御神酒は必要です、乾燥すると切れやすくなるので

こんな晴れ渡った日には、時々バケツで水(お神酒)かけです


  
  これはオマケ?の御柱、こんな遊び心もイイネ
    コレを作るのだって楽しみなんだろうな


    柱は街場に入ると、飲食店からも振る舞いが~
    
    寿司屋さん からは「マグロの漬け」が差し出された、コレは何度もおかわりしたくなる


 美味しい焼肉屋さんは チョゴリ を着ての接待、ビールも生ですよ
  マッコリやチヂミもあって、暫くここから離れたくないです

 美味い物の接待攻めで、柱の動きは鈍る一方(笑
  セーブしてきたつもりだが、完全に飲み過ぎた!


    

    柱が仮安置される頃には・・・
     家に戻ると完全にダウン、翌日の曳行2日目には
      自分の地区の接待所設営で朝から忙しいのに・・・ ダメだ
    
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御柱祭 斧入れ・伐採の儀

2016年04月20日 | 平成28年度 申年 御柱祭
 先月行われた、御柱の 「山出し」 だが

 その半年前の9月には神木を切り倒す「斧入れ式 と 伐採の儀」が行われた

 前回の 平成 22年の斧入れ式 は、車と徒歩により
 かなりの山奥に入り、急な斜面で行われた儀式だったが

 今回は徒歩でも問題なく行ける場所で、斜面も比較的緩やか




 自宅から近いと高をくくって少々出遅れたら、すでに神事の準備は整っており「斧」を待つのみ

     

   宮司の祝詞につづき、御神酒が配られれば「斧入れ」の始まりです
   この日は神事なので切り倒すのは、御柱4本のうちの2本




 地区や柱の担当者、次世代を担う子供達の代表も揃って「斧」を振り下ろす

 あくまで儀式なので、本当に斧で切り倒すわけではありません


 以上で神事は終わり、業者による切り倒しが始まります
 チェーンソーで時間をかけて倒される神木


 その時に出る木片は、魔除けとして持ち帰る方も
 でもあくまで自分の地区の柱じゃないと怒られることもあるからね

 ロープで倒す方向は管理はされてますが、事故防止のためにも少しだけ避難






 柱が切り倒されれば、氏子の皆さんが群がり年輪のチェックがはじまる


 切り倒した神木側を切るわけにはいかないが
  株側を厚めに切り出し、毎回記念にする地区もある



    私の今回の記念品はコレが精いっぱい
 
   チョッと寂しいが、部屋か玄関にでも飾って魔除けにしてみるか


 今週末はいよいよ「里引き」と「建て御柱」
  良い御柱になることを願いながら、私も休みをとって綱を曳きに行くぞ!

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