三丁目の飛行機屋

飛行機マニアのオヤジが
撮影遠征記やマル秘コレクションの公開などをしていきます。

JALのMD-90 完全退役

2013年03月31日 | 羽田空港
先日、休みをとってまたまた羽田へ
寒の戻りなのか、寒い北風の吹く国際線ターミナルにて到着機を待つ

デッキから北に目をやれば、ビジネス機群が見える

この日は大型の米国籍ビズが翼を重ねていた

南に目をやれば、遠くJAL整備棟前に Nレジ の JAL MD-90が見えている

どうも元は JA003D のようで、新レジは N943DN
他の退役機と同じデルタ航空へ売却されるようだ

ソレをバックに待っていた機体が熊本から到着

今年度末で完全退役となるJALのMD-90、降りた機体は JA8029

他にも撮りたい機体があったので、これ以上のMD機深追いはナシ
この日現在2機のMD機が運用されていたようだが
もう一機は撮れそうもない位置に駐機していて、これも諦め


一応真横も撮れたし~、と満足していたら
師匠から「MDにさよならメッセージ入ってるよ」との連絡がきて、ゲッ!

デジカメのモニターで確認すると機首部になんとなく赤いものが・・・
陽炎にやられて文字まではわからない


お泊り遠征だったので、翌日再挑戦に挑もうとしたが
関東地方は週間予報がハズレて朝から雨

それでもMD機に残された時間はない
雨に霞む1タミデッキにて、再びMD機の到着を待つ

雨に濡れる滑走路に、MD機の特徴的な灯火を反射させてタッチダウン
機体は昨日と同じ JA8029 メッセージがあることは確かだ


逆噴射で飛び散る水煙、スターサイド側にメッセージはなかった

スポットは~?、なんとか目の前を通過してくれそうだ


ポートサイドのみに描かれた さよならメッセージ をやっと確認
「17年分の感謝をこめて MD-90 ありがとう」

さらにドア横には、以前JALのB747が引退する時にも貼られていた
ハイタッチマークの手形も確認


年度末までの運用と書いたが、3月31日ではなく
前日の3月30日の広島発、東京行き1614便が最終便だったそうだ
最終便を飾ったのもこの機体、MD-90 JA8029
(航空業界は31日から新年度、時刻表も夏スケになるそうだ)

本当に終わってしまった! 
この後、米国に向けて飛び立つのは何時になるのだろう
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くまモン よどこへ行く・・・

2013年03月28日 | Weblog
平成22年2月12日に「くまもとサプライズ」キャラクターとして登場した「くまモン」

利用料フリーで経済を活性化できたのは、宮崎県知事だった東国原 氏以来じゃないかな
今では 東 なき後の宮崎を、完全に追い抜いてしまった感もあり
最近は報道等で経済効果等が話題になったりした「くまモン」


そんな「くまモン」ですが、以前から私を通り過ぎて行きます


仕事場から発送した ギャースケ姐さん の荷物は
自宅に届いた「熊本産みかん」の箱を再利用
トウの姐さんは、箱絵の意味を知らなかったのだが・・・(笑)

 先日のOB会では、巨体の彼氏も社員旅行で現地購入したというポーチ持参
  


信州(長野県)にも「アルクマ」という緑色したクマが居るのだが
熊をシンプルにキャラクター化した「くまモン」の方が人気、だよなぁ~

ネット環境がない「くまモン」マニアの同僚用に仕入れたが

エプロンやハンカチ、ポーチにバック等なんでもありそうな

大きな顔は枕だという

 画像以外にもブランケットや 酒 等もあったそうな
 
  

これらの「くもモン」グッズは私の横を通り過ぎるのみ
荷物は大抵パッキングされたまま渡してしまうしね



でも偶にはお裾分け?で「くまモン」を戴けることもあったりして(笑)

シンプルな姿が、かえって親しみやすいのもわかり
「くまモン」に引き込まれつつある自分も(爆)


そんな「くまモン」が、いよいよ飛行機にも登場!した
ソラシド・エアの機体に「くまモン」がラッピング
(リンク先は ソラシド・エアのくまモンジェット紹介 PDF)
名づけて「くまモン GO!」、座席のヘッドレストカバーや
客室乗務員のエプロンにも「くまモン」がデザインされてるとかで
乗らなければ見られないが、ヘッドカバーは持ち帰りが増えそうだね


ところで、今年に入り熊本県から遠く離れた高速パーキング等でも見かける「くまモン」コーナー
現地の産物、風景とコラボした商品まで発売されている

完全にメジャーなキャラクターになった感じなのだが
御当地キャラクターの ゆるキャラ とはイメージが違ってきた

昨日も関東方面から高速利用で帰宅したが
途中のパーキング売店にあった「くまモン・コーナー」は確実に広がっていた

売れれば何でも!なんだろうが
なんとなく「くまモン」は熊本県のキャラから、ひとり歩きを始めた感じ

思わず 「くまモンよどこへ行く!?」 と言いたくなってしまった
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2013年 春の高校伊那駅伝

2013年03月25日 | Weblog
信州南部の伊那谷に春を告げるイベント

   
    昨日24日に春の高校伊那駅伝が開催され
    仕事そっちのけで覗いていました

数日前から全国の高校選手が集まり、実コース練習に励んでいましたが
競技当日の昨日は、週間予報の雨マークも消え
春の強風に負けじと、若い汗を振り撒きながら襷をつないでいきました

        街中で見かけた各店応援ポスターのひとつ
                何故くまモン?
        と思ったら熊本の高校を応援するものでした


 こんな屋台もあって、応援もお祭り気分

朝10時にスタートした女子の部から
折り返しからトップで戻ってきたのは、群馬の常磐高校



女子と言えども、走るスピードはかなり速い!
精一杯の躍動は、一瞬のドラマになる

 女子の総合順位は
  1位 立命館宇治
   2位 大阪薫英女学院
    3位 常 磐
     4位 豊 川
      5位 長野東
       6位 北九州市立


午後の男子は、さらにスピードを上げて目の前を疾走する
昼食をゆっくり食べていたら、往路はすでに過ぎ去っていた・・・

しかたなく、復路の襷を最終中継所で狙う

第5中継所、大型テレビ中継車に続いて入ってきたのは、トップの伊賀白鳳高校

余裕の笑顔で襷をつないだ


2位で入ってきたのは山梨学院大付属、中継車はバイクになった



さらに続くのは、期待の地元高 佐久長聖

沿道の興奮は最高潮!



中継車も寒さに耐えながら行く

上空には、中継アンテナを下ろしたヘリ確認

強風の為か、昨年よりも高度が高い

その後も続く選手達



選手達の力強い光景に感激したのか
毎年恒例なのだが、同僚のギャースケ姐さんは盛んに目頭を押さえてる

そして規定時間が経過しての、繰上げスタート

最終中継地ならではの風景だが、毎年こちらまで辛くなる

このスタートが終わると、一気に撤収ムード
感激の涙が乾く前には、社窓の風景はいつもの静かな景色に変わっていた

 男子の総合順位は
  1位 伊賀白鳳
   2位 佐久長聖
    3位 山梨学院大学附属
     4位 世 羅
      5位 九州学院
       6位 大牟田

今年もまた仕事中に、良いモノ見せていただきました!
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遥か昔の話だが・・・ 初海外遠征は つづき

2013年03月21日 | エア・タトゥーの思い出
当然の事ながら、初めて見る機体ばかりが次々と降りてくる
そんな中にはフライアブルなビンテージ機も多数含まれていた


デハビランド DH-89A Dragon Rapide(ドラゴン・ラピード)  G-AKIF
ダックスフォードから遊覧飛行も行なっている機体
その後、ロンドン上空の遊覧を考えたが料金的に・・・ 諦めた


バトル・オブ・ブリテン、メモリアルフライトの
アブロランカスター爆撃機、英国人自慢の大戦機体もオリジナルの姿だ


デハビランド DH-104 Devon C2(デボン)  WB531
所属はイギリス空軍、連絡用に使われていたのだろう


ホーカーシドレー アンドーバー Andover C1
主翼の上半角が大きく、YS-11 になんとなく? クリソツ(笑)


極めつけは第一次大戦で使用された SE.5
バックの消防車や建物とのアンバランスがなんとも
もっとも、これはレプリカのようだが・・・
フラフラと風に揺られながらも編隊を組んでいた


1984年にRAFからは引退したバルカン爆撃機 Vulcan B2 XH558

オペラのような音楽をバックに、優雅にデモ飛行を見せたが
その姿は、東宝映画の大怪獣ラドンと重なってしまうのは我が年代(爆)

1992年のこの時にデモフライトを行なった以降は
資金不足等で2007年まで地上に留まったままになってしまったのは残念


こんな博物館に行かねば会えないような機体の数々が
実際に飛んでるなんて~ イギリス恐るべし!

そしてロシア系の機体も多数飛来、
そんな中から

チェコ空軍の Su-25 Frogfoot フロッグフット地上攻撃機
チョッと見難いが、尾翼のマーキングはカエルが戦車をハンマーで叩こうとしてる


ロシアから飛来したテストパイロッツのSu-27 は
サポート機の Tu-134 と2機編隊を組んだままでアプローチ
Tu-134はそのまま着陸し、Su-27はシュミレートランディングの後に
そのままハイレートで上昇したあと着陸

この時は2機とも撮りたいので、どちらを追いかけたらよいか
かなり迷いながら撮影したのを覚えている

こんなアライバルデーから始まったATI
翌日からの本番では、当然それ以上のインパクトを私に与えてくれた

     
      今回は、その内容については割愛するが
      最後に忘れられない機体を

本番最終日の夕方に、ベンチスタンドからコーチまで歩く途中に離陸してきた機体
一緒に歩く仲間からは「逆光で真っ黒になっちゃうよ!」
しかしシャッターを押さずにはいられなかった

Dutch Dakota Association の DC-3  PH-DDA
この機体はオランダのマニアを乗せて直接会場に乗り付けていた機体
そんなことができるショー環境と、こんなビンテージな機体で乗り付けるなんて羨ましい!

ただ御存知の方も多いと思うが、この機体はこの4年後の1996年9月に
マニアでほぼ満席状態のまま北海に墜落
搭乗員全員死亡の悲劇を起こしてしまった機体でもある

 このATI会場にあった売店で購入したミニモデル、レジも PH-DDA
 


初めての海外遠征は、天候にも恵まれたマニア最高の航空ショー

この航空ショーを選んでしまったのが大間違いなのか
その後の私はIATへの遠征と、蛇の目マークに恋焦がれる
そんな病の感染源が、このATIだったことは確かだ
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遥か昔の話だが・・・ 初海外遠征は

2013年03月18日 | エア・タトゥーの思い出
私が初めて海外遠征したのが1992年だから、かれこれ20年以上も経ってしまった

1992年のIATというか、実際にはATI
IAT(INTERNATIONAL AIR TATOO)は奇数年開催だったが、遇数年にも開催しよう?
と行なわれた「AIR TOURNAMENT INTERNATIONAL 92」、略してATI 92


私が何の予備知識もなく、逃避行的に出掛けた初海外遠征先がココ

初日はロンドン市内で一泊、早速 生温かいイギリスビールの洗礼を受けた翌日は
バスで移動しながら観光と航空博物館の見学
ロンドン市街地を抜けるとスグに広がる丘陵地帯



英国らしい風景を見ながら、バスの中で持参したフィルムの話になる 
私が持参したのは「○○本だよ」と言うと、女性の常連参加者から「それは一日分でしょ?」と

「エッ! 本当かよ!」 参ったな何処かでフィルム調達しなきゃ
でも英国はフィルム高い! と聞いてるし困った・・・

定番の観光地ストーンヘンジ到着直前には、今回のATI 92の会場「ボスコムダウン基地」が遠望でき
すでにB-52他の機体が到着、霞むようにB-52の大きな尾翼が見え心が躍る
さらにバスは英国西部の海軍航空隊の基地「ヨービルトン」へ

        
   基地に隣接する Fleet Air Arm Museum(英海軍航空博物館)を見学
歴代の英海軍機やコンコルドのプロトタイプ展示を見て、英国人の保存精神に感銘を受けたり・・・

そしてこの日最後の見学地であり宿泊地のバースへ
午後10時過ぎでもまだ薄暗い6月の空を、白塗装のRAF L-1011空中給油機が低く飛んでいく
この頃には爆音と飛行機が見たくてたまらなくなっていた


翌日はショーに参加する機体のアライバル(到着)を見学する為にいよいよボスコムダウン基地へ
天気は英国では異常といわれるほどの、連日快晴と高温が続いていた

アライバル機を基地内に入りスタンド席で見られるのは Fiat会員のみ

もちろん私達は92年の1年間有効な会員証を持っていた

基地手前の外周ランウェイエンドをバスが進んでいると
手ぬぐいを被った日本人が麦畑から顔を出しビックリ!
今でも航空雑誌のグラビアを飾ることもある、H氏だった
バスの同乗者も何人か顔見知りで、お互い手を振るやら驚くやら

そして基地ゲートでチョとしたトラブル発生
乗ってきたバスがゲートの車止めにやられて、タイヤがパンクしてしまった
そこえ歓迎するかのようにチェコ空軍の Mig29 が離陸してきた

目の前を耳をつんざく爆音を残しそのままハイレートクライム!

スゲッ! ミグだ! 航空雑誌で眺めるだけだった世界が目の前にある

コーチはダウンしてしまったので、歩いて会員用のスタンド席へ
ここでまたトラブル発生!

座席はすべて指定席なのだが、なんとダブルブッキングが多数発生
中にはトリプルも、遥か遠い異国の会員がまさか本当に来英してくるとは・・・
ということだったらしいがスタンドのアチコチでトラブル続出中

ボランティアのスタッフが素早くかたつけ、なんとか団体である程度固まることができた
この席が期間中の自分の席、一番後ろが当然欲しかったがしかたない


今みたいな巨大なレンズを振り回すこともないし
当然立っての撮影は厳禁、立ち上がればスタッフに「シットダウン!」と指摘される
考え方を変えれば皆同じ環境での撮影ということ

次から次と展示機は飛来するし、翌日からのデモ飛行の訓練にアクロバットチームも飛行

    
     
     以前にも紹介したブリティッシュ・ファントムとライトニング
     どちらもこの年が最後の展示だった

    
     こいつも翌年には2機のチームとなり
     その後は消滅したイギリス海軍のヘリアクロチーム シャークス

なんて素晴らしい所なんだ!  こりゃフィルム足りないわけだ!
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