三丁目の飛行機屋

飛行機マニアのオヤジが
撮影遠征記やマル秘コレクションの公開などをしていきます。

雨の 築地 にて 

2014年06月30日 | おいしい話
久しぶりに以前の職場のOB旅行です
行先はなんと 江戸(東京)

今更の東京観光は・・・、でしたが
昼飯は築地だということで、チョッとだけ期待

そしたら今回は参加人数が多いので、「全員一緒は無理だから自前で食べて来い!」
「費用も自前でどうぞ」とはコケそうだったよ


以前の職場、現役時代の旅行では築地場内の寿司屋へ2回程行きましたが
築地場外は今回が初体験の私

大雨注意報がでていた東京
中央高速道が上り不通となっており、御殿場から東名経由で上京したほど

土砂降りの築地場外は、傘の波と雨粒でバスから降りるのも気が引けそう
美味いと言われる店の場所を探す気力も当然消えてしまっていた


頭の中にインプットした地図を頼りに、てっとり早く入ったお店は「かんの」



単に今が旬の「うに丼」が食べたかっただけだが
あの海水に浸かったままの 塩うに を使った「うに丼」があるというので迷わずオーダー


一緒に出された、アオサの味噌汁の美味さには脱帽! 
磯の香りで気持ちがホッ、冷たい雨粒に潰れた気力に活力が戻りそうだ

ウニは一口目で笑顔になったが、味噌汁は「美味い!」と声を出してしまったね
オバチャンは、「ありがとうね! 食べて貰えて嬉しいよ」と

気持ちのよい接客をしていただき、一時だけ雨の事を忘れさせてくれた「かんの」でした


ここを出ればまた土砂降りの洗礼で、スグに上着はびしょ濡れ
それでも何か珍しい海産物が買えるか、食べられる店はないかなぁ~


自分でもこの雨の中をよく行ったり来たりしたものだと思うが
散々歩いた末に、集合時間20分前に入った店はここ


店先に「亀の手」、「フジツボ」の文字と写真を早々に見つけたものの
店内というか店先のテーブル数が極端に少なく
この時間にならないと結局 空かなかったのだ

オバチャンに「亀の手ある? フジツボは?」
共にあるようだが、時間的に一品食べるのがやっとだと思い
頭の中での短い葛藤の末に、「亀の手下さい」

「飲み物は~?」、時間ばかり気になってしまい
 酒はどうだっていいんだが、「麦焼酎をお願い~」なんて言ってしまう自分

「亀の手」これから茹でるから5分くらい待ってね~」 ゲッ!
「待てね~よ!」って心の中で叫んでから焼酎を一口

 時計の針は集合時間まであと15分を切っていた

しかし、「客のオーダー聞いてから茹でてくれるなって嬉しいね」と思うが 
この時はそんな心の余裕はなかった、ゴメンネ


何度も時計を見返し、焼酎をすする

「持ち帰りはできないの!?」、「できません~」って お願い! 早くして! あと10分 


やっと運ばれた「亀の手」これも磯の香がイッパイで普通なら感激するのだが

時間がない! けど「どうやって食べるの?」
やさしく丁寧に教えていただき、やってみました

亀の手~ 海岸等の岩場でフジツボの様に岩に固着する甲殻類だそうです

見た目、確かに亀の手っていう雰囲気ですが
プレデターの手にも見えなくもない・・・(笑)


大きさのわりに食べる部分は小さいです
味は貝みたいな無難な味、塩味のみでシンプルな味は酒のツマミにイイネ

おばちゃん 曰く、フジツボの方が食べる部分大きくて美味しいよ

って今更聞いても時間がなくて試せないよ~

オバチャンが背を向けた瞬間、持っていたレジ袋に残りの カメさん をぶち込んで退散!
 「オバチャンごちそうさん!」

もちろんお勘定は先に済ませてありますからね(笑)

残り時間は・・・、結局 集合時間3分前にはバスに到着

「何を食べてきたぁ?」と皆さん戦果を探り合ってますが
私は袋を取り出し「コレ食べたことある?」 
先ほど教わったばかりなのに、山育ちの皆さんに食べ方をご教授(笑)
勇気ある何人かが試食したが、食べたことがあるツワモノ奥様も一人いてビックリ

これをツマミに車内の缶酎ハイで飲み直し、それにしても皆さんも上から下までびしょ濡れだ(大汗)


雨は夜になっても弱まることなく

雨の駒形橋から屋形船を眺めてこの日はお開き

 ここは浅草、飯田屋さんのドジョウも食べたかったなぁ~

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プラモ も RAF Tucano (ツカノ)

2014年06月26日 | プラモの話
久しぶりのプラモ 紹介は前回からの流れで
RAF(イギリス空軍) の Tucano (ツカノ) T.1

キットは 本家イギリスの エアフィックス社 1/72 


1993年の IAT (インターナショナル・エア・タトゥー) で実際にデモフライトした機体をモデリング
  (画像では機体の色が上手くでていませんが、本当はロイヤルブルーって感じ)


この年のタトゥーでは、アクロチームの大量参加と、空中衝突事故等の話題で
ツカノのデモフライトは小さな機体と相まって、あまり存在感がなかった


しかし、ロイヤルブルー? にカラーリングされたデモ機は可愛く
個人的にはそのスタイルとともに帰国後も印象は強く残っていた

それまでイギリス機らしい、他にはない無骨さが気に入り
幾つかのキットを完成させていた自分だったが

純粋なイギリス機ではないが、可愛いブルーの機体を作ってしまった!




先にも書いたように、この年のタトゥーは他に目立つ機体や出来事がありすぎ
雑誌等でこのツカノが取り上げられることも少なく、制作の為の資料不足は深刻



1993年のIAT会場で手に入れた、パイロットのサイン入りプリントも貴重な資料となってしまった


コックピットは全面手直し、壁面やキャノピー枠もプラ板等で追加工作



射出座席はエアロクラブのメタル製を使用し、テールヘビーのキットにはありがたい錘の一部になった

計器盤も自作だが、厚いキャノピーのおかげで
バックミラーはキャノピーと干渉して散々だった記憶
苦労した割には、完成後はライトと虫眼鏡がないと機内を見ることはできないとは・・・

マーキングは特別なモノは少なく、機体番号はデカールの切り貼り
Flying Training School のエンブレムは
デカールの中に存在しのたか、自前で描いたか記憶はすでに消えてしもた
コーションデータはデカール等ないから、当時の定番 チョボチョボ描きで


このキットの一番の難所は? と聞かれたら~

なんといっても手がかかったのは、キャノピーに埋め込まれた
射出座席使用時にキャノピーを破壊する為の、クリーム色した爆薬ラインの手書きだ

ラインの濃さは、目立ちすぎても控えめ過ぎてもダメ
まったくのフリーハンドで描いたが、左右対称に描かねばならないし
途中で投げ出したい! くらいで、書き直しと修正 手直しを重ねたが
アップにすると歪んでるのがわかる~、妥協が一番だね(笑)



ツカノのフラップ・ガイドレールは独特の形

エッチングパーツなどなかったので、銅線で作ってみたが
結局はオーバースケールになってしまったし、翼下ではまず見えない・・・





 
  1/72 Royal Air Force  Shorts Tucano T.1 ZF406 (1993年 7月の姿を再現)
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W杯 ブラジル大会 関連で飛行機画像を庫出し

2014年06月22日 | エア・タトゥーの思い出
最近ボーズばかりが続いた遠征で、飛行機ネタは枯れ気味・・・

そこで、先日お隣ブログでも紹介されていた
今が旬のワールドカップ関連の航空機に刺激され
私も過去のフィルムから開催国ブラジル関連の航空機を探してみました


 ~先ずは民間機から~
地球の裏側の彼の地、ブラジル国籍のエアライナーが映っていたのは

モノクロ画像だが、羽田に乗り入れていた B707 時代のバリグ・ブラジル航空機

撮影は 1977年 11月  B707-320C PP-VJH
無塗装の渋い銀に白と紺の塗装が、なんともレトロで懐かしい姿

同じ日付のネガに映っていた綺麗な彼女
学生の身分だった私だが、偉そうにファインダー越しに一目ぼれ

搭乗エリア内をガラス越しに覗き見撮影したもの、今なら盗撮になっちゃうね

白黒のネガしか残ってないが、今でも撮影した時の事を覚えている
少し褐色の肌に黄色いワンピースがとても新鮮で印象的だった
もしかしたらバリグ・ブラジル機の搭乗客だったのかも~
 って都合よく考えてみる?!(笑)


民間機の画像はこの時期のバリグ・ブラジル機が何点かあるのみ
国際空港が成田に移ってからは、仕事に追われ航空機から縁遠くなってしまった
バリグが日本から撤退したアノ時でさえ行かなかった私です・・・


 ~っと、ココまではカテゴリー 「ノスタルジック写真館」 
    ここからは ~「エアータトゥーの思い出」に


1993年 世界最大の軍用機の祭典 IAT は
曇り、 のち土砂降り、 のち晴れ、と目まぐるしい天候に振り回されたが

会場には南アメリカ大陸からの初参加機として
遠路はるばる、ブラジルから飛来した大型機が展示されていた

 KC-137 (B.707-320C) 空中給油機   FAB 2403  Brazilian Air Force
私が参戦した何回かのタトゥーでは、ブラジル本国からの参加機はこの年が唯一

ところでこの機体は元バリグ・ブラジル機だと知るのは帰国後の話
さらに元の機体のレジ(機体番号)は、最初にモノクロ画像で紹介した PP-VJH とは ゲッ!
バリグから空軍に売却された後、1986年に空中給油機として再デビュー
その後、16年ぶりに異国の地で再会していたとは



続いては、タトゥー会場で撮影したブラジル製の航空機を紹介



先ずはフランス空軍の練習機、 EMB312-JM ツカノ 1999年撮影

マーチンベーカー社製の射出座席をプロペラ式練習機では世界で初めて装備
プロペラがなければそのままジェットにもなりそうな雰囲気をもっている

ブラジルのエンブラエル社が製造してフランス空軍向けの練習機として納入

機首のエアーインテーク部が ”おちょぼ口 ”風な機体だが、ヒョットコ と表現した方が近いかも

このエンブライ社、民間機では日本でも馴染みの会社で
フジドリームエアや日本航空へ旅客機を納入している航空機製造会社でもある
なんと世界4位の航空機製造会社で、軍用機も多数輸出している


同じエンブラエル社のツカノでも、そのまま使用するのはジョンブル魂が邪魔するのか
RAF(イギリス空軍)に練習機として採用された ツカノ は
自国のショート社がライセンス生産、エンジンをUS製のターボプロップに換装し
機首のラインはかなりスマートで洗練された美型に変貌

  (1996年撮影)

特徴的だった、おちょぼ口 がないとこんなにも印象が変わる


  (1992年撮影)

ただ機体は10m程度の小型機なので、航空ショー会場でのディスプレイフライトは
飛行高度も高く、500mmで撮っても小さく目立たなかったのは残念


私の倉庫に眠っていたフィルムに映ったブラジル製機はこの ツカノ のみ

ツカノは練習機や軽攻撃機として世界十数か国に輸出、又はライセンス生産された機体

サッカーのブラジルも恐るべしだが
ブラジルの航空産業も侮るなかれ、ある意味日本より各上かも
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ボーズ の痛手は 蕎麦 で癒す

2014年06月18日 | あそこの 蕎麦屋さん

 梅雨の晴れ間に早朝よりトレッキング

 歩き出していきなりカモシカが枯草地から飛び出し肝を冷やした
 熊に注意! の看板を見た後だったので、驚きも数倍
 慌ててホイッスルを咥えていた自分に (笑)

 こちらをじっと見ているカモシカにカメラを向ける余裕はなかった
 携帯は圏外の地、一人歩きはリスクが高いのも確か


     
    新緑がまぶしく、山間部にも初夏の訪れ



 しばらくの登りを過ぎると現れる広場は、テニス位なら楽勝に出来るくらい何もなかった・・・



 ~というボーズからの長い帰り道
このままでは午前中に帰宅してしまうと、ふと閃いて立ち寄ったのは

仕事先の街にある、私と定休日が同じ休みの蕎麦屋さん


蕎麦好きには有名な店「梅庵」、観光シーズン中の週末には県内外からの客で行列ができるとか

会社から距離的には遠くないので、仕事中の昼休みにでも行ってみようか
と考えたこともあったが、「出てくるまで時間かかるよ~」
の経験者からの忠告で諦めてた蕎麦屋さんです




   
   「梅庵」、決して安くはない蕎麦で 「殿様商売だ!」
   と陰口も聞こえる時もありますが、「でも美味いんだよ」と同じ人から言われる
 
それなりのこだわりを持ち、見た目かなり ゴッツイ あんちゃん が打った蕎麦


 注文したのは、 太打ち十割 「田舎蕎麦の大盛り」



各自に急須で供される、蕎麦茶で一息いれる

平日の昼前だったので、客は3人のみ
脅されていたほどは待たなく運ばれた蕎麦です


運んできた、若い兄ちゃんが説明してくれ
教え通りに塩から食べてみます、おっとその前に

そのままで一口、でも本当に 太い
5mm巾はあると思う蕎麦はかなりコシもある

思っていたほど香りは強くなかったが、これは時期もありそうだ


次は塩を軽く振りかけて~



山葵は汁に溶かず、直接 蕎麦にのせ~


素直な感想は
コシの強い太い蕎麦は、画像のような底の浅い椀(赤い椀)では食べにくく
上着を汚してしまいそうで、最後まで気になってしまった

蕎麦湯もやはり底の深い椀の方が飲みやすいかも

次回は 細打ち十割の もりそば にしてみるつもり
 鴨汁も冬場だけでなくありそうで楽しみ




この「梅庵」西駒ヶ岳の登山道にも通じる山間部にある店
のどかな~、と評されることもあるが

景色を見慣れている地元民には、普段の田舎風景で
アルプスが綺麗に見渡せるわけでもなく、純粋に蕎麦を食らう屋方

 ボーズの帰りにはチョイともったいない蕎麦屋でした(爆)
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頭が縮んだかな・・・ Pヘルメット番外編

2014年06月15日 | 編隊コレクション
ただ今、パイロット・ヘルメットの内装をリペア中

収集コレクターからは完全に足を洗ったが、手を洗うことはできずに(笑)
ヘルメットは大切にコレクションルーム?に隠してあるのだが


コレは以前に紹介したユニオンジャックを纏った HGU-34/P

払下げ等の中古パイロット・ヘルメットをお持ちの方はわかると思うが
コレクションしたヘルメットの内装部分
特にスポンジが経年変化で酸化?し、タール状のベトベト状態になってしまう

そこで自前で内装のリペアーを始めたが、現在材料入荷待ちの状態で休憩中
とは言っても純正パーツではなく、身の回りの入手しやすい物を使ってのこと
その内容は作業が終了してから、別の機会に紹介させてもらうことにして


~ 今回はリペアー中の別の話しを ~


ヘルメット内部にあるパッドとスポンジを剥がした状態の HGU-34/P

このパッドの跡もベトベト状態で、これもどう始末しようか考えてしまうが

パッドの下からは隠れていたスペック表が現れたり
 PRK-40/P こんなスチロールのライナーにまでスペックナンバー入り

このあたりもリペアーが終了したら一緒に紹介します


インナーパッドを外した、内部の広がったヘルメットを見ていたら
この MEDIUM サイズのヘルメット、内装がなければ被れるかも!?

 ※ 以前にも何度か書いているが、日本人の頭はデカイ!
    欧米のヘルメットだと L か XL サイズじゃないと普通の日本人は被れない
    Mで57cm位 Lで60cm位

ベトベトが頭髪に付かないように、スカルキャップをかぶってから試すと~
 ワオーッ! かぶれた 被れた!

バイザーを下ろして、このヘルメットで初めて? 外界を眺めてみた

?マークを付けたのは、このMサイズのヘルメットを以前一度だけ被れた事があった
それは3か月程の入院を終えて、かなり痩せてた頃に
「もしかしたら、アノ小さなヘルメットが被れるかも~」
で試したら、なんとパッド付の状態で頭が余裕で入った
しかし、その3か月後には頭は以前の大きさに戻ってしまってそれっきり(笑)



こうなると他のMサイズ ヘルメットも試してみたくなる


ダメもとで、開かずの部屋(コレクションルーム)からMサイズのヘルを持ち出してきた

先ずは右端のフランス製ヘルメット GUEREAU 316

ワォ~ッ、初めて被れたよ! なんか感激です

でも、バイザーを下ろしたとたん、鼻すじに当たり「痛って!」

バイザーを下ろそうとノブを動かすと、クリアーとダークの両方が一緒に
スプリングの力で バシッ って感じで下りてくるのを忘れていた

それに顔とバイザーとのクリアランスが少ない感じはする
頭は縮んだかもしれないが、欧米サイズの Mと Lの間位かな(笑)

長い間 憧れていてやっと手に入れたシェル(貝)型のフランス・ヘルメット
入手してからすでに十数年経っているがやっと被れたよ



もう一つは画像 左の、イギリス製ヘルメット Mk.4

   


他にコレクションしているLサイズのイギリス製ヘルメットもタイトで
被るのに苦労したが、コイツはなかなか頭が入らない
というより痛テテッ・・・ (被れなかったので上の画像もモデルに依頼(笑))

コリャ無理そう~、とやめてヘルメット内のラベルを改めて見て驚いた
1993年にイギリスで手に入れて以来、ず~とMサイズとばかり思っていた
 (リンクした自前のイギリス製ヘルメット 記事もMサイズになったままで、後日修正します)

なんだ「SMALL」だったのか、入るわけないよなぁ
 (Sサイズで、55cm位) ヘルメット壊れなくて良かったよ 


それにしても、このヘルメットもクッションのスポンジ部が劣化してクズ状態だ

こいつもいつかなんとかしなきゃだが、コリャ大変だぞ


ところで、何故・・・ 頭が縮んだのかな・・・ 痩せたかな・・・
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