三丁目の飛行機屋

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撮影遠征記やマル秘コレクションの公開などをしていきます。

旧ソ連? 高高度フライトスーツ VKK-6M

2018年05月18日 | 編隊コレクション
私のブログ記事の中で、時期になると異常な数で訪問していただく記事
岩国フェスの有料観覧席の記事がダントツだが

なぜか最近訪問が多い記事に、ロシア空軍のパイロットヘルメット記事がある
それもヘルメットのタイプが限定されており、高高度用ヘルメットの GSh-6 が一番

 何故なのかな~  と思っていたけど


 もしやコレかな? 
  1/20サイズで、フィギュアーがレジン製で複数が発売になるようです
  モデルは女性なのですが、どちらもロシアの高高度スーツを着ているようで
  (詳細は スケール・アビエーション誌やモデルカステン 等のサイトで)


静岡ホビーショー等で購入された方の、塗装の参考になるよう
高高度用ヘルメットGSh-6 とペアーになるフライトスーツを上げてみます 




エイリアンの抜け殻みたいな、ゴッツイ感じのフライトスーツ ВКК-6М
キリル文字を英語表記にすると VKK-6M  High-altitude pressure suits
左が正面、右が背面 になります

米軍にもこれにソックリなスーツが1960年代あたりまであったが、どちらが真似したのか・・・

この大きさのモノを撮影する場所が我が家になかったので
背景がカーペットや畳となり見苦しいですがご勘弁を


ではスーツの詳細を見ていきましょう


前身のファスナーは腰まで下ります
その下のファスナーは排尿?の為なのかな、位置的にはそんな感じ



上のファスナーを下ろすとこんな感じで開きます
ファスナーをあげる前には、フックでしっかり閉じてからのよう


着るときには左肩のファスナーも開くので、上から履く感じで着ていくことに



ウエスト部分ですが、上のファスナーと下の小用ファスナーの間には
表から見えませんが裏側はGスーツのウェストベルト部になります

下のファスナーから出ているホースは高高度プレッシャーのものですが
高高度になり、空気が送られるとどうなるのかは不明です


右の袖口ファスナーを開くとキリル文字が「EKИMOB」
英語表記に直すと「YeKIMOV」、なんとなくロシア人的な名前に読める


足部のすそはブーツの中に入ってしまう


背面側の詳細です

背中側にウエストから上に中途半端な長さのファスナーがあるけど
使用目的は不明、排泄には位置的に難しいし・・・


右肩の背面側に、スーツの型番が大きく描かれてます(キリル文字)


プッレッシャー・ホースが2本左背面から出ています
太いほうはGスーツ用、細い方が高高度プレッシャー用


4kg程の重量もあり、編み上げのスーツはタイトなパイロットが着ていたよう
洗濯もできないし、いくら痩せぎすの自分でも着てみたことはないし
キットが発売にならなければ、記事にあげることもなかっただろうコレクション

フィギュアーになるモデルさん、よくコレ着たよね! 
原型製作の為の3Dデータ取得途中の画像を見たときはビックリしたけど

米軍ではなく、ロシアなゴツイフライトスーツとヘルメットは
彼女によく似合うと感じてしまったし、モデル栄えするわ

フィギュアーを製作される方のメイン目的は、スーツ中身の女性とは思いますが
少しでも塗装等の参考になれば幸いです



このスーツとペアーになる高高度ヘルメット GSh-6A の記事は既出してはおりますが
不足している部分の画像等を次回に上げてみます

タイトルに旧ソ連とは書きましたが、ロシア時代になっても長い間使われ続けたスーツとヘルメット

 もう退役したスーツと思っていましたが、現在でも高高度飛行で使われているようです
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2 コメント

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昔懐かし・・ (はつたか)
2018-05-19 21:13:40
お疲れ様であります。
このタイプの飛行服といえば子供の頃に見た、アメリカ空軍の広報写真「F-104の傍らに立つパイロット」です。凄い飛行機やなあ・・と思いました。
いや、あの飛行服の印象は強烈でしたね。
私も見た記憶が~ (ノザワヤ)
2018-05-21 10:32:13
はつたか さん その広報写真 私も雑誌等で見た記憶があります。
似てますよね! ヘルメットはだいぶ違うのですがスーツは雰囲気がソックリ。

横にならぶマルヨンは見るからに高速感が漂ってました。

F-104のプラも、色々作りました。
長谷川の旧キットはスケールが半端だったような
新 1/72では一気に6機を製作、今でも飾り棚で列線を構成してます。

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