三丁目の飛行機屋

飛行機マニアのオヤジが
撮影遠征記やマル秘コレクションの公開などをしていきます。

空港フェス ~エピローグ 昔の記憶を解き放つ

2023年10月30日 | 信州まつもと空港
まつもと空港の歴史に確実に残るであろう、初アクロ飛行

あれからもう一ヶ月も経ってしまった




パイロットの内海さん、ヘルメットはHGU-55/P と先の記事で書いてしまったが
アップで良く見たら、HGU-68/P のカスタムバージョンだった 訂正させていただきます



空港フェスの見学は、バックヤード側からの見学だったので
案内のアナウンス等はまったく聞こえず
アクロがいつ始まるのかわからなかったおかげで、待機時間の長い事

 暑くも寒くもない心地良い日差しの下で
久しぶりに会えた仲間達とヒコーキ ネタで談笑がつづいてた

「ノザワヤさん って何故ヒコーキ好きになったの?」
  「エッ、そうだよね 大きな空港や航空基地もなかった信州の田舎育ちがね」


 「周りに飛行機が好きな奴なんて1人もいなくてね」
大抵は「バイクとか車が好き~」っていうのが普通だった時代
へそ曲がりだった自分は~ 今もこんな道に(笑

もう十数年以上も付き合う仲間達だが、そ んな話をしたのは初めて



 WPのアクロは駐機場でのスモーク出しのスピンターンで終了
  チョイとスモークが物足りない~ と思ったのは私だけ?
   スピンドル油が終わっちゃった!? かな


木陰での昔話が進むと、仲間の一人が
 「40年位前に まつもと空港でアクロ飛行を開催~ なんて話があって」

あっ それ私も覚えてます
 就職してからそれほど経っていなかった頃だから
  もう40年以上も前だけど、雑誌か新聞に載ってて
    同年代か後輩の呑み仲間に話をした記憶が今でも残っている

 その航空ショーは実現しなかったから
  俺は40年前に「嘘つき」になってしまった
 
そんな話があったことを仲間から再確認できて ホッ
色んな事情で実現しなかった、あの頃のアクロバット飛行

もし実現していたら
 当時だと民間アクロチーム レッドイーグル か
  新妻東一 氏の赤い ピッツが飛来したのだろう
 
 
  画像は 新妻氏の ピッツS-2スペシャル 1983年の岐阜基地で行われた国際航空宇宙ショーで撮影
  
  今年は、この最後の国際航空宇宙ショーから40年目だから
   松本での航空ショー の話はもっと前の事だんだ

 
  これが まつもと空港で実現していたら
   その後、アクロ飛行は何回かつづいていたかもしれない と今更ながらに思う 

この話がでてきたので書くが
 松本、航空~ ときて記憶に残っているモヤモヤ事案がもう一つある

 松本空港開港とか、旅客便就航に合わせてだったかもしれないが
 自分が小学生頃だったから、50年以上は昔の話で
 松本市内、 たしか浅間方面にあった体育館あたりで
 航空展が開かれ、入り口に航空自衛隊の F-86Dが展示されてた
       
 その近くにあったグラウンドでは、ラジコン飛行機が飛ばされ
 スケール機はことごとく落ちたのを覚えているが 

 これがいつ開催されたのか、松本市の過去画像を検索してもわからないんだ
 仲間にこの話もしとけばよかった・・・
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不作と言われてもウズウズ~ 茸 偵察へ

2023年10月27日 | Weblog
信州だってとにかく猛暑がつづいた今年の夏

その影響もあり、周辺の松茸産地からの悲鳴が連日新聞を賑わしていた

それでも最低気温が一桁になり、雨が降ればウズウズしてきた



林道から登山道へ、さらに規制ロープの茸山へ入って行く
私の所有地ではありませんが、もちろん許可を得て登ります

そういえば林道の入り口には、茸山への侵入に高額賠償金請求の看板が立っていた

とは言っても、不作 不作と言われつづけている今季
昨年は都会ナンバーの軽トラも停まっていた林道は、だ~れもいない



不作と言われつづけていても、キノコ採りでの遭難ニュースを聞くようになってきた
我慢できない自分と同じ輩は沢山いそうだ(笑

  

  ここの山は下って行けば必ず林道に出るから迷う事はないが
  未整備の樹木の中だと自分の位置は全くわからない
  スマホのグーグルマップもあまりあてにならないなぁ

一時間半ほど斜面を歩き回ったが、山肌に湿気が無いのには驚く
少々の降雨、連夜の夜露程度では茸には不足なんだろうな

山の斜面は乾いていたが、麓は地下水が染み出るのか
今回の唯一収穫というか、見かけた茸は毒モノだけで


 こりゃ ヒロヒダタケ? かな ~もちろん毒だ

先日までは、毒キノコも生えない今季と言われていたから
やっと、毒が現れた ってことか(笑

松茸は半月から一カ月遅れで~ と新聞記事で見かけるようになってきたから
来週にまた登ってみるか

というわけで一回目の茸偵察は完全ボーズで撃沈でした
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またひとつ歴史の記憶が・・・

2023年10月24日 | Weblog
その日、突然の電話に驚き駆けつけた

 駐車場の脇には、彼岸花が出迎えた先月末
 

 目を落としてから、時間もあまり経ってなく
 触る手には、未だ温もりが残こっている

  享年97歳

それから葬儀関連の行事が慌しく過ぎていくが
その脇で目立つ、というか目を引きつけるのは
先の大戦時に故人の搭乗機だった日本海軍攻撃機「銀河」の模型
私が20年以上も前に作り差し上げたもの

昨年の今頃、一部を壊してしまい修理を頼まれたが
修理完了し納入できた のは亡くなる二ヶ月ほど前

もう少し早く~ と今になれば少々後悔も残るが
「喜んでいた」の一言に ホッ
「御棺に一緒に入れようかと」の言葉も誉め言葉と受け取り手を合わせる

通夜の後、和尚さんに私が呼ばれ
故人と大戦について何か話しをしたか、その内容を聞かれ
当ブログのカテゴリー「老兵の記憶、父達の戦争体験」を書く時に
聞き取った内容の一部をお伝えできた
その和尚さんも 大戦機ファン で、私以上に知識をお持ちなのには驚いてしまった
 
  
  17歳で志願兵として入隊した義父は、今見るとまったくの童顔
  もう80年も昔の出来事なんだね

 私が航空ファンで、義父の話を裏付けることができて良かったとつくづく思うが
  
 大戦での実体験、実体感した記憶が またひとつ消えてしまった 
 
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まつもと空港フェス It's showtime !  ~つづき

2023年10月19日 | 信州まつもと空港
4ポイントロールを終えた機体は、ハンマーヘッドでターン
  

岩国で見慣れたと先に書いたが
広大な米軍基地に比べたら、まつもと空港上空の
アクロ用にブロックされたエリアはかなり狭い

視界から小さくなることもなく、すぐに次の演技をみせつける
おかげでカメラのブン回しは休む暇も無い

こんな近くで見られるのは、福島スカイパークで室屋氏のアクロを撮って以来だ


南側からスロー ロールに入り~
  なんて書くよりも画像を貼っていきます





 500mmレンズで覗くと、とにかく機体が近い

 
左翼先についた棒状のものは
アクロ中に自機の姿勢を水平線と比べ確認する空中定規



 インメルマン・ターンも










 早くもアクロ飛行はフィナーレに


メイン会場へ低空で背中を見せ続ける ナイフ エッジ ローパス
いわばカーテンコール的な演技で、会場ならパイロットさんもバッチリ見えるハズ

今回のアクロ飛行はプログラムにもなかった当日の超サプライズ
 ギャラリーはやはり少ないのが・・・


低高度に加え、速度も落としている演技は
標高の高さと、気温の高さも加わって空気密度も下がり気味
必死に重力と勝負しているんだろうな


 「空港ターミナル」と絡めて、「まつもと」初アクロの証拠を


 ギャラリーに最後の挨拶の〆は連続クイックロールで

 
 これで着陸、と思ったら~
  少し離れた西側空域を、みるみる高度をとっていく

高空から降下に入り、スピン? かと思ったら~ 逆ロール(宙返り)に入り

2回のロールで描き終えたのは、スマイル・マーク
左目の先の黒い点が、マークを描き終えた機体です

 えッ に 見えない!? 角度を変えれば~ どうだ!
 
 逆光で自分もほとんど見えなかったけど・・・
 スマホでこの辺り~ 撮ってみたら偶然写ってた! 
 撮れてて良かったよ、こうして紹介できたし(笑

遊具の家族連れさん も スマイルマーク 見れたかな

「ミッション コプリート、リクエスト ランディング」

 ~ 10分弱のゴールデンタイムが終ってしまった ~

初めてアクロを見たという仲間達も、興奮 冷めやらぬ感じで
 いいもの 見せていただきました!
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まつもと空港フェス It's showtime !

2023年10月15日 | 信州まつもと空港
前回お約束した It's showtime !  です

ウィスキー・パパのエクストラ機は尾輪式の機体ゆえ
タキシングでは自機のエンジン部が邪魔で前方が見えない


タキシングを開始した機体は左右に蛇行しながら進んでくる

滑走路へ入るとアクロ飛行ではお決まりの
ギャラリーへのハンドシグナルに忙しいパイロットの 内海さん 

こちらへもお手振りいただきましたが、撮影に夢中で返せず・・・


その後もターミナルへの挨拶や、両手を交えてギャラリーへアッピール



何処かの書き込みに、「手放し走行して危ない~」なんてあったけど
飛行機って地上を走行中は両足のぺダルで方向変えるんだよ
これはジェット戦闘機も同じで、F-16やブルーインパルスでも両手のハンドサインもらうよね
 (旅客機は別にタキシング用のハンドルが両脇にある)


小型の機体なので、滑走路の途中から離陸滑走を開始する
インターセクション離陸をするんじゃないかとの心配も無用

アクロ飛行は離陸も見せ場の演技だから~ ホラッ 来た!


スモークを引きながら滑走を始めた機体は
直ぐに浮くけど、超低空飛行を維持し加速してくる

センター(目印なるのは大抵タワー(管制塔))あたりで一気にハイレート上昇へ


  


  
 (空港のライブカメラ画像を お借りしました)

トップでロールを!? あれ? やらないな

アクロ飛行慣れしてない まつもと空港ならインパクトあったのになぁ~
とは思ったが、時間的に演技科目 少なめの「まつもとスペシャル」かも


最初の興奮から醒め、 横を見ると
離陸が始まっても、遊具広場で夢中に遊んでいた親子連れが
スモークを引きながら急上昇したアクロ機に一斉に釘付け状態
 笑顔で空を見つめてる~ いい顔してます!
その笑顔を忘れないで 最後にサプライズがあるかも(笑


実は、岩国基地フェスでの、WPのアクロ飛行は
メインの戦闘機のデモ飛行と比べると、箸休め的な存在だった自分
カメラ撮影よりも、裸眼でアクロを楽しむのが常だった

でも、ここ「まつもと空港フェス」では、WPがメインデイシュですから

WP機を真面目に追ったのは初めて、ブレブレで撮れてるか心配になっちゃうよ


この日、アクロ飛行の為に確保(ブロック)した空域は狭い
すぐに戻ってきた機体は 4ポイントロール へ


90度 づつを 4回にわけてロールをうつ課目で~ 先ずは ワン!

ツーの背面は追えなかったので~ スリーへ


こんな近くで、ウィスキーパパの演技を見られる時がくるとは
 それも地元の まつもと空港 で 背景は秋晴れなんて!


離陸までの画像紹介にスペース使いすぎてしまい
   It's showtime! は次回との2回で紹介しますね ゴメンなさい

                          ~つづく
コメント (2)
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