三丁目の飛行機屋

飛行機マニアのオヤジが
撮影遠征記やマル秘コレクションの公開などをしていきます。

今回も~ 編隊コレクションで

2020年05月15日 | 編隊コレクション
前回に続き、サバイバルラジオの紹介

今回は1980年代から使われ続けている海軍が開発したラジオ AN/PRO-90
米海軍が開発、防水性能も向上し米全軍で使用されているレスキュー機材
  


アンテナはフレキシブルになりサバイバルベストから取り出せば
元気にピン立ち(笑)する仕組み



アンテナを外すことも可能だが、コネクターは市販アンテナ等とはオスとメスが逆
米国ではコレが普通? なのかな


アンテナの先は更に三段伸ばすことができます
米軍のレスキューマニュアルに載ってたPRC-90のオペレーティング方法を見たことがあるが
アンテナの先をレスキュー機に向けない事と(このへんは無線に詳しい方ならご存知の事)
トーク例も載っていた



上画像(左)と下部(右) です

上部にはアンテナコネクタ部と、イヤホーン接点、モールス信号用ボタンが並ぶ

下部の大きめな丸いモノは、バッテリー収納部の蓋でネジ式に開閉
ぶら下がっているのは、イヤホーンケースが付いたストラップ



正面画像(左画像)と右側面(右画像)です


正面には上から、スピーカーと左下にボリュームスイッチ
その右にはチャンネル表示があり、側面のロータリースイッチで変更できる
チャンネルは 243.0MHZのT(ビーコン)とCW(モールス)/ バックアップ ボイス

ボイスの 282.8MHz だけは、真ん中の矢印ボタンを押しながら
ロータリースイッチを回さないと変更できない
戻すときはそのまま回る
一番下の TALK はマイク用のスピーカー部

右側面(右画像)は
右手でオペレートすることを考えたのか、右手の親指がくる位置にトークボタンが
その下には周波数チャンネルセレクターのロータリースイッチ




左側面(右画像)は~ なにもナシ

裏(左画像)にはインストラクションが貼られている





イヤホーンを取り付けた画像です
パイロットヘルメットを被ったままでも、メットのコミュニケーションと
接続できるコネクターが付属するイヤホーンも存在した


 
 このラジオのバッテリーは長持ちしたのですが
 放置プレーの果てに腐食してしまい
 取り出すのに難儀して、結局バッテリーを破壊しなければだった
 何層ものボタン型の電池を積層し高電圧を確保してある
 

 バッテリーの電圧は14.0V で、約2.5 inch の長さ
 新品の姿は、やはりネットから拾ったもの
 


パイロットのサバイバルベストにはこんな形で収納されている

画像は海軍の SV-2 サバイバルベスト

黄色の帯は、脱出時に絡まったりしたパラシュートの紐を切断するための
シュラウドカッター の取り出しストラップ
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
パイロットは大変ね・・ (はつたか)
2020-05-16 18:24:33
お疲れ様であります。
こーいう物の使い方も覚えなきゃならないし、
イザってえ時に備えて訓練しなきゃならないし・・
パイロットにゃなれないですね。
ま、させてもくれないでしょーけどねっ(笑)。
はつたかさん こんばんは (ノザワヤ)
2020-05-16 21:57:16
パイロットさん、操縦訓練の合間にも緊急時の対応を繰り返し体に覚えさせたり
定期的に本格的なサバイバル訓練もこなすようですね。
戦闘機のPさんは30代を超えると体がついていかなるなる~なんてことも聞いたことがあります。

米軍はPさん退職後に弁護士に、なんて時代もあったようですが
今はどうなんでしょ。

米軍の装備に憧れてコレクションしましたが
景気の良い時代は終わってしまい、私の収集癖も定年(打ち止め)となんてしまいました。

戦闘機Pさんと同じような年回りだったのは、不思議なものです。

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