三丁目の飛行機屋

飛行機マニアのオヤジが
撮影遠征記やマル秘コレクションの公開などをしていきます。

オリンピック開会式 恒例~ アクロ飛行は?

2024年07月28日 | エア・タトゥーの思い出
毎日暑いですね 

お隣ブログであり、同好の士でもある バーバーショップのオーナー さんブログに
髪を1cm切ると体感温度が1度下がるよ~ と書かれていたので
猛暑対策の一環で、 私もベリーショート にしてきました(笑

私の髪の毛は硬く、短いとセットもしなくて良いので 楽珍


空モノ ネタが乏しく、更新もままなりませんが・・・

オリンピックがいつから始まるか知らなかったけど
今回はフランス開催と聞こえてきてたので 

毎回 開会式や閉会式を彩る、各国空軍のアクロチームや軍用機達
今回はフランス開催となれば、空軍のアクロバット飛行チームは
8機というヨーロピアンスタイルの演技で有名な パトルイユ・ド・フランス




開会式ではどんな飛行を見せてくれるのか楽しみ~
 と事前に検索してみて、やっと知った開催日(汗

それでもフライト情報はなかなか載ってなくて
開催前日に見た現地からの天気予報では、大雨に雷マークまで
(フランスの天気予報、雷マークは紫のイモムシみたいだぜ)

これじゃ飛行中止かも? と思っていたら
  ~開会式で 飛んでる動画が出てましたが、削除されてしまいました 残念
 
 飛行高度 800ft で、巨大なハートをスモークで描いたのだが
 雨雲の為 水平ハートだったし
 通常はトリコロールカラーの3色スモークで描くのに~ 赤だけか 
 それでも よく飛んでくれたよ



雨の オリンピック フライト だった リベンジというわけではないが
自分が昔に見た、 パトルイユ・ド・フランス の演技から幾つか紹介してみます




スモークで多用するのは、フランス国旗色の トリコロールカラー

 
1993年に見た時は、チーム誕生40周年で尾翼はその記念塗装だった

ということは、昨年 2023年がチーム 70周年だったわけで
  ~自分も歳をとるわけだ(笑



今回のパリ上空でも、上画像のようなビッグハートを描くハズだったろうに
ハートを射る矢を半分 描き終えた、ゴミのように映る2機編隊がわかるだろうか

大抵のアクロチームは、単機でそれぞれのスモークを担当するが
パトルイユドフランスは、ハートを描くのに 3機×3機でトリコロールの3色スモークを使い
ハートを射る 矢を2機が担当するという チームの8機全機で描く大技

  
 今回の動画を見ると、ハートを描いた後は こんな ブレイク で演技を〆ただろうに 


8機という大世帯のアクロチーム
後半で見せるソロの演技は単機ではなく、2機または 2×2 のデュエット演技



2機編隊のまま会場内を曲線を描きながら飛び去っていくんだ




クロスも2機×2機がほとんどなんだが、撮れたのは単機のクロスだけでした




どうもフランス勢は、このデュエットスタイルが好きというか、上手いというか
他のフランス軍 戦闘機でも見る事ができた RIATの思い出画像はまたいつか



21世紀の時代に入ると、ナイフエッジを混成編隊に取り入れたのも最初のチーム

初めて見たときは、驚いて シャッターを押せなかった事を思い出す

科目は違いますが、それ以前はこんな感じで



今回の開会式では、ニュース画像も数えるほどだった パトルイユ・ド・フランス
閉会式までには何かやってくれるかな つい期待してしまうマニア心
 
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Mi-24 攻撃ヘリ 飛行展示

2024年06月19日 | エア・タトゥーの思い出
前回からのつづきで、Mi-24 の飛行展示を紹介

観覧エリアからは見えない格納庫裏にある
飛行展示機の専用エリアから離陸したヘリは
高度を上げずに、隠れるようフェアフォード基地の後方へ回り込む


ひな壇になった 有料観覧席からの望遠撮影なので機影を確認できたが
芝生内の一般ギャラリーからは見え難いだろう

編隊を組みなおし、高速で滑走路上へ進入してきた



大型ヘリ3機の編隊は、なかなかの迫力もの

貴重な撮影なので シャッタースピードを落とせず
メインローターの動き表現が鈍いね
今のデジタルなら撮影画像をモニター確認しながら、ある程度は対応できるのに




大型機であると同時に攻撃ヘリは機体重量も半端ない
吹き降ろされるダウンウォッシュは相当なもの
この画像でも、枯れ芝生が巻き上げられているのがわかる





2機の編隊がスモークをひきながら繰り広げるフライト




何回かのクロスも見ごたえあります


2機が対面しあってホバリング

そのままの間隔を維持しながら360度回転を見せる
このあたりの動きは、写真よりもやはり動画だろうね




なかなか見ごたえのある大型攻撃ヘリの飛行展示
金曜から日曜まで3回のフライトは見飽きなかった



ところで、1996年の このフライトを行ったチェコ空軍のMi-24 は
昨年まで現役を貫き、米国製のバイパー攻撃ヘリと世代交代したそうだ


  検索したら Andreas Schmidt 氏 の YouTube 動画が参考になります
   RIAT 1996 - Mil Mi-24 Hind (音声が大きめなのでご注意を)


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旧ソ連の Mi-24 攻撃ヘリ

2024年06月13日 | エア・タトゥーの思い出
ブログ更新を伸ばしているうちに
信州でも、気温は一気に真夏になり連日の 30度越え
一週間前までは最低気温一桁だったのが嘘みたいで~ 早くもバテそう

そろそろヒコーキ ネタを出したいのですが
撮影遠征など今の環境ではできるはずもなく
久しぶりに思い出 話しでも~


2022年2月に始まったロシアのウクライナ侵攻

2年たってもまったく出口が見えない状況で、こんなに長引くとは
体調不良を噂されていたロシアの首長はますます勢いを増し
それをアナウンスした海外ニュースは、ただの希望的観測だったのか・・・

今回の紛争では沢山の動画がSNS等で拡散されているが
その中で、侵攻当初にロシアの攻撃ヘリ Mi-24(ミル24)ハインド が
地対空兵器で撃墜される映像はインパクトが凄かった
 
日本国内で運用されてる大型ヘリ の「ピューマ」
当ブログでも 何度か登場 しているヘリだが
それよりも 、ひと回りも大型の Mi-24 攻撃ヘリ

旧ソ連時代から運用されてきた攻撃ヘリ
そんなミステリアスな機体に、英国で開かれた世界最大の軍用機の祭展
ロイヤル・インターナショナル・エア・タツー で対面することができた


   
 フォトバスと呼ばれる、英国特有の二階建てバスの上階屋根を取っ払った車体
 オープンビューな2階から、飛行展示専用エリアだけに鎮座する機体を撮影する
  


 1996年のRIATに飛来したのは、チェコ空軍 の 旧ソ連製 Mi-24V




 駐機エリアには、存在感のある無骨な大型ヘリが3機も並んでいた


Mi-24 攻撃ヘリの原型は下画像の Mi-8 ヒップ (1993年の IAT で撮影)

この機体をどう改造したのか、面影が残るのはエンジン部だけの様子
 (過去に1機だけ日本にも輸入されていた)

 この青色のMi-8 はドイツ海軍の機体
 東西ドイツの統一により 東ドイツ からの置き土産
 Mi-24 の原型となった Mi-8 も、ウクライナ戦争では攻撃ヘリとして
 ロシアとウクライナの両軍が運用しているが
 ロケット弾を曲射(弾道発射)攻撃する映像が拡散されていた


上画像の3機は飛行展示専用機だったが
チェコ空軍は、別に地上展示用の機体も持ち込んでいた



キャビン内のオレンジ色の物体は、渡英の為の燃料増加タンクかも
 この機体は機首の機銃ターレットがない


  
  正面から見た機体、言われなければわからないが
  メインローター軸がなんとなく傾いているように見えるような~
  そう、横滑り防止の為に 胴体ごと 2.5度傾けられているなんて
  知らずにマニア終えるとこだったよ(笑





ロシア系のヘリって、何故こんなに機体後部が下がるほどの脚設計なんだろ
模型つくりでも、後部を下げればロシア機らしくなる~ なんてね

それにしても、Mi-24 の実機に出会ってから もう四半世紀以上も経つのかぁ
 昨日のような気がするが、自分も歳をとるわけだ


1996年のRIAT(ロイヤル・インターナショナル・エア・タツー)では、4機の Mi-24を持ち込んだチェコ空軍
今回の記事TOPで、飛行展示エリアに駐機していた3機の Mi-24
その機体による攻撃ヘリらしい大胆な展示飛行は次回に紹介予定です
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見えない爆撃機

2020年10月16日 | エア・タトゥーの思い出
見えない戦闘機を出したからには、見えない爆撃機も出さなきゃね

RIATが開催される英国の空軍基地 フェアフォードは
欧州で米空軍の大型 戦略爆撃機が展開できる唯一の基地となっており
有事(地域紛争を含む)には前線基地として使用されてきた

RIATにおいても、毎回 B-52、B-1 の戦略大型爆撃機が
デモフライトを含む展示が行われる


B-52 は機体全体がフワッ って浮き上がる感じで離陸していく
エンジン8発搭載のわりには、音はそれほど気にならない? ってこともないか

B-1はアフターバーナーを使っての離陸
エンジン4発のバーナー音は結構な爆音(快音)を響かせてくれる



離陸は前方から見ると、白鳥のような優美さ
でも自分は後方からバーナーの陽炎に揺らめく光景が好き


上空の姿は、核攻撃も可能な超音速 戦略爆撃機とは思えない優美さ


 ~まぁ、前座はこのくらいにして~



F-117が初めて展示公開された 1999年のRIATでは
なんと、あの見えない爆撃機 B-2ステルス大型爆撃機も
地上展示とデモフライトを実施し、当時の新鋭ステルス機が揃い踏み

  

FIAT会員だけが入場できる金曜日はアライバルデー
航空ショーへの参加機の到着や、事前訓練フライトを撮影できる日だ

B2 ステルス爆撃機が会場に現れるのを、観覧スタンドで待ち構える
スタンド斜め後方から、背中を見せながらバナナパスで登場した B-2


ちょうどそれが終わる頃、日本からアソコの航空ショー団体ツアーさん到着
知った顔を見つけて「惜しかったね~」



それにしても、F-117 はまだ航空機らしさ? があったが
このB-2 はなんとも不思議な型、直線と曲線が混在する造型美



こんな風景に、バットマン のテーマソング? がつい浮かんでしまったり
年代によってはマグマ大使のゴア 宇宙船が浮かんだり(笑


この角度だと~ まさに鳥の飛び立ち、口ばし も そのもの

全翼機だということはわかるが、垂直尾翼もナシでよく飛べるな~
当然プログラミングのなせる業

 コイツがあの日、新ゴジラに2機も撃墜されてしまうとは(笑


離着陸で目の前を過ぎる機体はかなりデカイ!



フレームからハミ出しっぱなしで


エアショーの開催中には、英王室のエジンバラ公フィリップ殿下も会場を訪れ
機内へ案内される映像がオフィシャルビデオに残されていた





一般庶民は、自動小銃 携行の兵に守られた展示機を
 有刺鉄線 越しに み・て・る だけ~
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見えない戦闘機

2020年10月03日 | エア・タトゥーの思い出
今年は遠征もままならないので、戦闘機を見る機会が全くない
ネタもないので、一昔前にはなるが
一時は一世を風靡した!? 見えない戦闘機の話しを


今でこそ珍しくもなくなった感がある ステルス機
特に F-35 ならば、日本国内でも米海兵隊機と航空自衛隊機を
実際に見ることができる

20世紀も終わろうとしていた1999年の夏
何度目かの訪問となった世界最大の軍用機の祭典 RIAT(ロイヤル・エア・タツー)

そこで航空雑誌等で見るだけだった
ミステリアスな米空軍の ステルス機 F-117 と体面した




 以前は国内外の航空イベント展示会場では
 車止めのみ置いて「見えない戦闘機」を表すジョークが流行っていたが
 ステルスの実機が展示されれば、そんなジョークはもはや無用

でも、この年に私がRIATを訪れた一番の目的は
RIAT開催直前まで(3月~6月)実施されていた
NATO軍によるコソボ紛争への空爆作戦「アイランドフォース」
その出撃マーキング入りの機体が展示されるだろう~、と期待してのこと

 ※ 湾岸戦争が終了した 1991年夏に行われた IAT(当時名) では
   多くの作戦参加機が展示された例があった


 予想は当たり、多くの作戦参加機には ボム形状の出撃マークとともに
 オランダの F-16 (左下画像)には Mig-29 と思われる撃墜マークも


というわけで、自分にとって気持ち的には二の次? だったステルス機
( F-117 はアイランドフォース作戦中に 2機が被弾し1機が墜落(撃墜)している)

その F-117 は 地上展示だけではなくデモ・フライトも実施したお陰で
カメムシ似の特徴的なスタイルを撮影することができた


 F-117A 84-0812 / 49TH OG





上下 左右でこれほどイメージの変わる機体は珍しい

横から見れば折れちゃいそうな
それが、上下方向からみればカメムシ見たいな容姿なんだからね
折り紙で折れそうな、直線の組み合わせみたいな機体
空力的にはネガティブな機体が多い昨今
コイツも例外ではなく、コンピューターの助けナシでは飛べないという




 (上画像2枚は2001年 撮影)


着陸では ドラッグシュート を展開とは、なんとなく似合わないような(笑




(下画像3枚は2001年 撮影)

 パッチの文字は「FLYING KNIGHT STEALTH DRIVER」
 ネバダ州ネリス空軍基地内の Fighter weapons school 所属
 このPさんは、地元 RAFからの交換パイロットだとか
 ちなみに、左肩には こんなパッチ がついていました






秘匿性向上の為に、機上にレーダーを装備していないという F-117
現役の F-35 や F-22 とは形状が違うのがわかる


ところで、この F-117 ステルス機
結局来日することなく、2008年に米空軍から退役してしまったが

国内のある管制施設を見学した最終説明時に、担当者から「何か質問はありますか?」と 
仲間が「UFOの報告を受けたことはありますか?」
お~ ナイスな質問に皆ワクワクだった(笑

「残念ながら、それはありませんね」との回答に全員 ガックリ

「ただ未だに未確認な機体なので、ある意味UFO(unidentified flying object)なんですが~」
 と話しには続きがあった

「管制中の旅客機から、近くを飛行している航空機がある~」と言われたが
「レーダーには該当 旅客機のみが映っているだけ」

「黒い三角形の機体が近くを飛んでいる~ と報告を受けたが結局わからなかった」と


 あくまで私的な憶測ですが~
 形状や時期的にF-117 のようで、空中給油を受けながらのテスト飛行で
 韓国あたりの米軍基地に向かっていたのかも
 (通常飛行のステルス機はトランスポンダー等をオンにし、レーダー上に存在を表す) 


さらには最近 気になるニュースが
米国本土の米軍基地周辺で、退役したはずの F-117の飛行目撃が相次いでいるという
退役機 復活? の公表はされていないが、今後の動向が気になる

 ※今回使用した画像は全て、フィルムからではなくプリントからスキャンしました
コメント (4)
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