三丁目の飛行機屋

飛行機マニアのオヤジが
撮影遠征記やマル秘コレクションの公開などをしていきます。

巨人機を 撮り逃げしたアノ日が懐かしい

2022年01月17日 | セントレア
昨年末に関西方面の空港へ飛来した「シロイルカ」ことエアバス・ベルーガ

ベルーガが前回来日したのは、22年前の成田
その時は残念ながら撮り逃してしまい
「次回の飛来時には絶対に撮るぞ!」と誓ったこともあり
なんとしても撮りたい衝動にかられたが
動けない今の状況はどうにもならず、結局は トホホ

自前の蔵に幽閉してある
レベル印のプラモキットを引き出して埃を払うのが精一杯

こんな曲線美が光る勇姿、誰でも見たくなるよね

まぁ~ 当初の飛来予想日とは だいぶズレてしまったから
抜け駆けしたとしても、撃沈されたのが落ちなんだが・・・


これは、フランスのエアバス社が誇る大型貨物機だが
同じ貨物機でも、世界最大の貨物機を、コロナ禍が席巻し始めた頃に
抜け駆けして撮り逃げした記憶が

そんな、少し古い話しになりますが
ヒコーキ ネタが枯渇したこともあり、やっとの蔵出しです



2020年の5月末に、大陸からカナダへコロナ関連の医療品を空輸する途中
世界最大の民間輸送機、ウクライナ航空 An-225 ムーリア が
セントレアにテクニカル ランディングを2回繰り返していた

この大型機が以前にセントレアに飛来したのは
3.11 東日本大震災 後に救援物資を輸送してきた時以来

その時は、どうしても仕事がサボれず涙を呑んだ苦い思い出が

6月はじめ、大陸への3回目の飛来をうけ
「今度こそ逃すわけにはいかない」と、動向を注視していた
初夏でもまだ暗い早朝に、大陸の空港を離陸したことを確認し車を走らせる

今回もセントレアで道草するのか、それともカナダへ直帰か
その確証はなかったので、途中のパーキングで飛行コースを確認

「よし! 名古屋だ」
でも、セントレアの着陸時間にはとても着けそうもない
もっとも、午前6時では送迎デッキもオープンしていないが・・・



そんなわけで、たどり着いたセントレア

急いで向かったターミナルは
国際線、国内線共にコロナによる減便の影響でガラガラ
というか、人っ子一人いない なんて


デッキオープンまでには、もう暫く時間があり
出入り口にはマニアの行列が出来上がっていた

初夏のマスク姿に、まだ馴染めない雰囲気と
出掛けて来てしまった罪悪感の複雑な心境だったのを思い出す

午前7時にデッキが開放され、たちまちフェンス際が埋まっていく

対象の機体は巨大機、広角レンズはもっていたが
カメラは1台しか持参しておらず
レンズ交換の余裕はないだろうと、少し後方を陣取った


先ずは、カーゴ区域で真横を見せる、世界最長胴を誇るムーリアを確認
綺麗な塗装のおかげか、思ったよりもスマートで無骨さはまったくない

でもエンジンは6発、主脚は14本のダブルタイヤ
世界で唯一、この1機のみが存在する An225 UR-82060


午前8時過ぎにプッシュバックされ、後姿を見せてくれる

大型の専用トーバーを機内へ戻すため、機首のカーゴドアがせり上がってきた
なにも恥ずかしがらずに、こちらに機首を向けて
大きな口を開けた姿を見せてくれたら良かったのに

約30分ほどをかけてトーバーを格納し、タキシングを開始

貨物搭載量も最大だが、機体自体の重量も最大だ
垂れ下がる厚い主翼や、大きな2枚の垂直尾翼さえ重そうな雰囲気



背中の突起は、この機体が生産された目的
ロシア版スペースシャトル「ブラン」を搭載するための名残り


それっ! デッキの南側に駆け足で移動する

こうやって眺めると、やはり変な容姿だね

2号機を製作中、との情報もあるが
ブラン(宇宙シャトル)を載せることはないので
背中の突起や2枚の垂直尾翼も不要だから、全体像が変更されるのかな・・・



滑走を開始し、周囲から滝のようなシャッター音が響いてくる
エンジン音はそれほど大きくはない

排気が黒目なのは、ロシア系機の得意技か(笑

再びデッキ北側に急いで移動し、速度を増す機体を追う

やっと浮いた! この沢山並ぶ主脚を見よ! だね

前脚だって2本のダブルタイヤ
模型作ることになったら、タイヤの成型と塗装が一番の難所になりそう(爆




黒煙を曳きながら、ゆっくりと上昇していく姿は重そうだ




機体が小さくなるまで見送ったが
コレ以降の外来機は減便の為に期待できない
レーダーを見てもGG向けの機影は、見慣れた1機のみ
せっかくのセントレだが、僅か3時間弱のステイで撤収することに

本当の撮り逃げ事案だったが、コレ以降に遠征したことはない
これが遥か昔に感じるほど、遠征自体が縁遠いものになってしまった

年始に初遠征が出来た、あの頃が懐かしい!
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久しぶりのセントレア

2016年10月28日 | セントレア
 なんやかんだで、だいぶ出遅れ報告になってしまいましたが
 9月末の長雨の晴れ間を狙って、4年ぶりにセントレアへ出かけてきました


 信州から朝4時半発の「名古屋行き」高速バスに乗りましたが

 途中の休憩地、恵那パーキングからは御嶽山の綺麗な姿が見えていた
 あの悲劇から丁度2年目ということで、手を合わせる


 信州からセントレア直行バスがなくなった今
 名古屋で名鉄電車に乗り換えなのだが、平日の通勤時間帯は大混雑
 東京の大混雑には慣れてるつもりでも
 それよりは混雑が少ない感じだが、この独特な雰囲気はなんだろ・・・


 そんな洗礼を受けた後に、やっと到着したセントレア
 目指すは送迎デッキの先端へ~、 なんとここで久しぶりに「あひる」さんと偶然対面

 逢えたらいいなぁ~、とは正直願っていたのだが マサカね!

 挨拶を終えると、即 「飲みに行く?」 ~コレが嬉しいわ(爆
 
 「行く! 行く!」 とは答えても
 この日はどうしても撮りたい狙いの機体があった
 丁度降りてくる時間なので、コレを撮ってからね

 地元の方には見慣れたパンダ! じゃなくて台湾の熊さんね


 台湾のLCF航空会社だったが、9月末で運行を停止した
 一年間の運休とのことだが、再開は・・・ 

  V Air A320  B-22316

 この機体、「白熊」とあだ名されてる貴重な機体と教えていただいたが
 自分にとっては最初で最後の対面となるだろう航空会社機、どの機体が撮れても嬉しい!


 一先ず、この日 一番の狙いは確保できたので~

 到着したばかりの午前10時ですが、小腹も空いたし黒ビールで乾杯です

 二人ともできたら「ギネス」が呑みたいけどね(笑


 酔いも軽く回り、睡眠不足の頭がやっと覚めたところで(笑 ベア機の出発

 セントレア らしい景色とコラボさせたかったので、B787の飛行試験1号機をバックに配置




 フィリピン航空の 75周年マーク入りは 初撮影
 その後もアチコチで見かけたけど、全機に入っているのかな





 ジェットスター・ジャパン 映画「アングリーバード」とコラボ特別塗装機
 「ハッピージェット」も撮れて良かった

 
 
 Jeju Air の b737-800 HL8064

 機体後部には韓国 俳優? Song Joong Ki のラッピングが



 これは確か、ドリームリフター関連の船だったはず
 帰りの姿ということは、これからの飛来はナシということか

 初撮影だった中国(上海)の 吉祥航空 や


 やはり中国 深圳航空 スタラン も撮れ
 久しぶりのセントレア遠征は、朝の祝杯が効いたのか 満足、満足  


 せっかくの シン・ゴジラ は光が気に入らないが

 またどこかで撮り直しできるだろう

 そして最後は、セントレア と言えばコレです

 夕日とコラボを狙っていたのは私一人でしたが、なんとかカタチになったかな
 
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2012国際航空宇宙展 出遅れ報告 2

2012年10月23日 | セントレア

開場直後は画像のようにLCFの2機並びが見られました
すでに手前の機体はエンジンも始動済みで、暫くするとタキシングを開始


上画像、実は出発が遅れていたLCFの1機が離陸滑走中
その為に報道のカメラはその機体を追ってます
誰しもが、もう1機のLCFとの重なりを狙いましたが
シアトルまでの長距離便は燃料の積載量も大きく
滑走路をフルに使っての離陸となりポシャン・・・

上画像でもすでに別のLCF機はプッシュバクされ始め
これから市中引き回しならぬ、エプロン引き回しが始まろうとしていた

デッキからは何回か目撃したLCF機の貨物搭載作業
エプロンから眺めるLCF機は一般ギャラリーからも「ウォ~ッ! デカイ!」
と声が上がるほど迫力充分な面(ツラ)を見せ付けてくれた



オラウータンの雄のような面構え




この重機がLCFのお尻を開く鍵だ(笑)
"HYSTER" で検索すると「フォークリフト」をメインに製作している会社のようだ

   
B747のお尻にはAPU用の穴が開いているが、単純に塞がれているのがわかる

こんな間近で貨物の搭載が見られると言うことで

次第にギャラリーの数は増えるばかり




大型の専用ローダーが着けられると


機内から貨物用の丸型アングル?が引き出された

この機体への積み込むパーツは、B787型旅客機の胴体部分のようだ

この後暫く待ってもいっこうに作業が始まる気配もなく
午後2時過ぎに搭載が始まる予定との放送もあり
閑散とした会場エプロンを後にデッキへ

時間を忘れて仲間との食事と雑談に、気がついたら陽は傾き
貨物搭載はとっくに終了していた・・・


デッキから午後4時に終了したJA2012の会場(遠くの緑色フェンスに囲まれたエプロン)
を眺めながらF1グランプリ2012の文字入りエティハド機を撮り
翌日のブルー飛来用に規制ロープ等が張られたデッキを後にした

チョッと寂しい展示内容のJA2012でしたが
次回の国際航空宇宙展が是非規模拡大してくれるのを切に願いたい
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2012国際航空宇宙展 出遅れ報告

2012年10月20日 | セントレア

先日名古屋港近くのポートメッセと中部国際空港セントレアで開催された 2012国際航空宇宙展

12日からのパブリックデー初日にセントレア会場に展開してきました

長い行列が出来ていたセキュリティー・チェックを過ぎると
最初に出迎えたのは、ここでしか見られないLCF機

この日は前日離日予定の1機がディレイしていたので
開場直後までは2機のLCF機を見ることができ、観客や報道の格好の被写体となっていた

中京地区で製造されている旅客機 B787のパーツを、シアトルまで運ぶ専用機なのだが
肝心のB787型機はセントレアには就航していないのもねぇ・・・
 (※ このLCF機はスペースの関係で次回に紹介します)

会場エプロンに入ると一番目立つ真っ赤な機体

WACOクラシックYMF F5C という個人所有の複葉機 JA55BP
木製のプロペラがいい味わいを見せている

他にもビジネスジェットが数機、入場口近くに展示



中には機内を公開している機体もあり、順番待ちの行列が

その他の展示は民間機ではこんなところ
噂のあった大型機や新鋭機のデモ飛行は全てがキャンセル


自衛隊機もこんな感じで、70、80年代の国際航空宇宙展を見てきた者には寂しい限り
それでも29年ぶりに飛行場で開催された国際航空宇宙展ということで、今後に期待しよう

浜松から飛来したT-4練習機(左下機体)は元ブルーパイロットが搭乗してきた模様
当日一緒いただいた「チャリンコドライバー」さん、いち早くPさんを見つけて仕事してました
また、八尾から飛来した陸自のUH-1ヘリには50周年記念ステッカーが


セントレアにベースを置く海保第4管区の Bell-212

旧型に属する機体で、ある意味近くで撮れたのは貴重かも

展示機極小情報の中、今回の遠征を決断させた機体が、JAXAの飛行実験機
セスナ(Cessna Citation Sovereign) 680 JA68CE 「飛翔」


フェンスが邪魔だし、機体左側は見ることさえもできない展示だが


厚木で飛行テスト中とのことで以前出掛けたが(厚木基地で撮影、画像は加工処理)
いつもフライトナシで指を銜えてただけだから、一応リベンジ?ができたかな

今回の会場は国際空港のセントレア

定期便の離着陸が撮れることを期待したが、北風のこの日は


フェンスや展示機、エプロンの機材や照明灯が邪魔で転がりを(タキシング)を撮るのが精一杯
それでも普段はデッキ以外に撮影ポイントがほとんどないセントレア
こういったアングルは新鮮です! 

  ~次回はLCFの引き回しを報告予定
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2012国際航空宇宙展から戻りました

2012年10月13日 | セントレア
週後半の晴れ予報に、急遽休みをもらって行ってきました

昨日のワンデーパス・リストバンド、帰宅時に外れなくて困りました(笑)

セントレア会場、10時のオープン前には入場セキュリティーチェック等に
暫くは長蛇の列ができましたが、平日の為か午後は閑散状態

それでも初日ということもあり報道陣も沢山
この日の目玉、LCF機には黒山の人だかりができてました


展示機の撮影等では、低めでも良いから脚立があると撮影し易いです

今日明日のセントレアはブルーインパルスの飛来もあり
大変な混雑が予想されてるとのこと、展開予定の皆さん日焼けも気をつけて下さいね


現地でお世話になった あひるさん、Sさんありがとうございました

当日の詳細は後日にアップということで
週末も仕事の私はこれから出勤です
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