先日、熊野筆で有名な熊野・・・に行って来た。
子供の頃に習字を習っていただけで、今、筆を握る事はほとんど無い。
・・・というか、全く無いと言って良い位。
(書道では無くて、お習字…ね)
そんな私が熊野に行くきっかけとなったのは、友人が熊野筆のお店の娘さんだったから。
いつか行ってみたいという思いはあったものの、きっかけが無いと思いだけでは、
なかなか実現しないもので・・。
やっとこの度、それもかなり前の話。
ゴールデンウィークに行ってまいりました。
ジブリ作品も手掛けた事のある、男鹿和男の作品展が筆の里工房であるということで。
もちろん、男鹿和男さんの作品は、とても素晴らしかったのですが、何よりビックリしたのは、そこでは無くて、友人のお店の事。
お店の名前はイ方古堂(ほうこどう)。
創業明治33年、棟方志功など有名画家・書家に愛され続けた110年以上の歴史で培った熊野筆伝統工芸の職人技のお店・・・なのだそうです。
棟方志功って、あの棟方志功?!
あの棟方志功からの直筆の手紙に、昭和天皇が触られたというめちゃくちゃ大きい筆・・・。
他にも凄い有名どころの書家の方が書かれた書が沢山ありました。
ここの所、書道は映画にもなっているし、友人のお店は、大林宣彦監督の映画にも、
筆を提供しているそうで・・・。
日本の文化に程遠い私は、「なんでも鑑定団に出してみたら?!」なんて、
下品な発想・・・。
素人の私には、本当の価値なんて理解出来て無いのかもしれないけれど、
とっても繊細で、綺麗な筆でした。
化粧筆ももちろん♪
文化を継承していく事の大切さと、とてつもない重圧を実感した時間でした。
熊野に行かれる時には、ぜひ、お店を覗いてみてください。
http://www.houkodou.jp/kumano/fude.html
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