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特別編 響け!ユーフォニアム~アンサンブルコンテスト~ @ MOVIX京都

2023-08-20 20:39:34 | 映画感想
おお、その曲で始めますか!
まぁね、あの曲を大階段でやったんだもんね。
そっちもやっとかないとね♪

家人は小説も全部読んでるからストーリーをちゃんと知っているけど、儂は映画でフォローしているだけなので劇場版作品の間の展開は全然わかっちょらんのです。
今回もそんな言い訳から入るのです。にゃん。





今回の映画は特別編。
アンコンの代表が決まるまでの成り行きだけで話が終わるので1時間ちょいのお話。
まぁ、中身的には物足りない。かな?

さて、3年生が抜けて久美子たちの代が中心となる、ましてや久美子が部長でって事になっての話なので、以前にもまして人間関係と個々のメンバーの性格的なものの中で色々なストーリー展開がありそう?でなさそう?でどうなの?みたいなのはやっぱりこの尺だからなのか?
原作どうなん?<自分で読め!

そんなわけで、いくつか感想を。

まぁ、ぶっちゃけ儂的に以前からようわからんのは麗奈である。
いや、麗奈のキャラ設定はわからんでもない。わからんのは久美子との関係である。
もっと正確に言えば麗奈からのアプローチに対する久美子の気持ちの変化である。
だってさ、少なくとも中学の時には久美子は麗奈と距離があったわけでしょ?麗奈のキャラからしたって音楽に対しての主体性に乏しい(と思われる)久美子が彼女にとって魅力的とは思えない。「久美子は意地が悪い」みたいに言っていたと思うけれど、言葉の通りに受け取るものではないでしょう?何がどうこの二人をラブラブにさせるのか?その説得力を儂は求めてしまうのだ。
それとも、アンサンブル組む時に言っていたように上手さだけが麗奈の動機か?
(そうすると、最後のシーンはだいぶ意味深。。。)
まーなんつーか、この時点では既に相思相愛である二人の関係にあんまり色々言うんは野暮なんだけれどさ。
個人的には日出処の天子の太子と蝦夷をイメージしてしまうのだ。いや、全然違う?うん全然違う、ごもっとも。ま、個人的な印象の話でさぁね。お許しを。

あと、キャラ的に好きなのはね。葉月だな。
純粋に健気に真面目で元気だけど気遣いもできて。ちゃんと楽器にも向き合っていて、エラい!エラすぎる!夏紀先輩一押しやったけれど、葉月は二番手で(←何の話ですか?)。

あと、奏の動き(文字通り)が結構ツボ。ちゃんとした話をしながらあーいう落ち着きのない動きをなんやかんやしてるってのはね、なんかね、あるんだよね、なんかねー。

もう1人、やっぱりよくわからないのが、オーボエの先輩。
えっと、、、鎧塚みぞれ先輩?(今ググった)
なんか意味ありげな登場の仕方だけれど、そのキャラの特異さだけが印象に残ってそれがどういう意味があったのか。。。記憶にない。
あ、みぞれ先輩ってなんかスピンオフ作品の?
あぁ、そうだ「リズと青い鳥」(今ググった)。
んー、この話が何か関係あるのかしらん?

ただ、作品とはちょっと離れるんだけど思ったことがある。
久美子は部長。今回はアンコンということで、部長としての重責、みたいなのを感じて動く部分もあったりして、その中で責任を果たしていくというストーリーでもある。あと、久美子が入ったアンサンブル内の不協和音をうまく収めたりとかね。(っつーか、そうやって部内のゴタゴタが久美子の動きの結果丸く収まった、ってな事は部長になる前からあったわけで、でも身もふたもない言い方をすれば彼女が主人公なんだもん、当たり前だわな)

学年が上がって、責任のある立場になる。中高大を通じて、そういう事ってのはよくあることだ。
そんなかで成長する、リーダーの資質や人間関係についての理解を身につけていくという機会にも恵まれる。
もちろん、全員が全員そういう立場になるわけじゃないし、そもそもそういうのが得意な人苦手な人だっているので一概には言えないけれど、全国に何千何万と学校、そしてクラブがあって毎年毎年入れ替わりがあって、ってな事を考えれば部長副部長をはじめとした役員を経験する人は日本中に無茶苦茶たくさんいるわけで、でもその経験で得られる素養を大人になる過程でしっかりと身につけてきた人っていうのは一体どれくらいいるのだろう?とふと思ったのね。

いや、そりゃぁさ、リーダーになったからって言って自然とみんな成長するわけじゃないよ。なっても何にも学ばないまんまの人だってたくさんいるのは分かる。
でも、うまくいけば、人間的に社会的に成長できるチャンスでもある、というのはやっぱりあるよなー、とは思うんだな。うまくいけばね。
繰り返しになるけれど、リーダーになったらからっつって勝手に成長できるわけじゃないのよ。久美子は元々の資質があったとは言えるんだろうけれど。
ただ、そういう成長のチャンスを教育現場は活かせているのかな?と思って。
個人的な感想を言えば、滝先生は放任過ぎだと思う(そっちか!?笑)。
まぁ教員自体が忙しすぎてそれどころじゃないし、働き方改革から考えれば。。。(以下話が別だし長くなるので割愛)

お話の結末部分の曲に合わせた演出はじっくり見たい感じだったけれど、あの中ではそうもいかない。
ジレンマだね。

次のお話はいよいよ三年生編か?
ついに最後のコンクールか?
(それともまだ間に何かあるのか!?)



入場特典は麗奈

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