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ぱたの関心空間

関心空間と徒然なるままに。

ベトナムからの笑い声@アートコンプレックス1928

2005-06-25 02:00:59 | 演劇レビュー

第18回公演「ニセキョンブーム」
って「ニセキョン」って何!? 偽者の小泉今日子?(古い)偽者のDr.Kyon?(マニアック)それとも新手の韓国スター(多分違う)
って、思ってたらニセキョセンブームやったというオチ。

ってなわけで、今回は(も)オムニバスなわけです。もう簡単に言ってしまうとひたすらくだらなさと気持ち悪さといい加減さに磨きをかけるベトナムみたいな感じ。
一つ目の話が「モグラパンチ」って変なゲーセンに迷い込んだカップルの話。パンフレットでは「不条理感満載」とあるが、儂からすると閉塞感でいっぱい。堀江くんのやる婆さんがすっごくイヤな感じでベトナムらしくていい。
二つ目の話が「演劇ドラフト会議」パンフレットでは「嘘満載」というが今回の話の中では一番分かりやすいパロディ。安心してみていられる4つの話の中で唯一のオアシス(謎)
三つ目が「クローンズ」テーマ、重い。のにその重さを掠めながらもベトナム流に完全に背を向けちゃう姿勢がなんともいなせ。「気持ち悪さ満載」というが、クローンのライフラインであるパイプをあそこに繋いでる時点で確信犯です。
4つめの「匠・からくり人形師」は一転して重さなんてかけらもない「ばかばかしさ満載」というが、芝居自体の居心地の悪さも満載。
今回は全体通して、シチュエーションのアイディアだけで突っ走ったなーって感じかな。笑いより、苦笑の連続というところか。この前のSAKEROCKのハマケンに通じるものがあるな。。。