パピとママ映画のblog

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GIRL/ガール  ★★★

2012年06月24日 | か行の映画
30歳を目前に控え焦りを募らせたり、扱いづらい年下の男性部下を最近持ったり、突然新入社員に恋をしたり、あるいはシングルマザーになり仕事に復帰したりと、それぞれに境遇は違うものの自分らしく生きようと懸命にがんばっている30代前後の女性4人の姿を描く。2006年に刊行されて以来女性たちの共感を集め、発行部数30万部を超えた奥田英朗のベストセラー短編集『ガール』を、「60歳のラブレター」「神様のカルテ」の深川栄洋監督が映画化。「うさぎドロップ」の香里奈、「モテキ」の麻生久美子、「死刑台のエレベーター」の吉瀬美智子、「大奥」の板谷由夏が、“ガール”“女子”とは言いづらくなってくる年代の等身大の女性を演じる。

あらすじ:由紀子(香里奈)・聖子(麻生久美子)・容子(吉瀬美智子)・孝子(板谷由夏)の4人は、仕事も境遇も違うけれども気の合う友達同士。それぞれ、女として生きることに悩みを抱えていた。大手広告代理店に勤める由紀子は、30歳を目前にして焦りを募らせていた。若い恰好が年相応ではないと指摘されたこと、大学時代の友人・蒼太(向井理)とのトキメキのない恋愛、念願の女子イベント企画をめぐってのクライアントとの対立が相次ぎ、いつまでも“ガール”ではいられないのか……と、自分を見失う。
大手不動産会社に勤める34歳の聖子は管理職に抜擢されたものの、新しく部下になった今井(要潤)は自分より年上の男性で、事あるごとに露わになる今井の男性優位の考え方についに怒りを爆発させてしまう。
一方家庭では、夫の博樹(上地雄輔)よりも稼ぎもキャリアも上で、子どもがほしいという本音を言えずにいた。
老舗文具メーカーに勤める34歳の容子は、恋にも無縁のずぼらな生活を送っていたが、ある日、ひと回り年の違う新入社員・慎太郎(林遣都)の教育係を任される。あっという間に女子たちから人気を集める慎太郎に容子もまた惹かれていくが、自分の気持ちを抑え込もうとする。そんな中、実家に帰ると妹の結婚が決まっており、両親には気を遣われる始末。素直になれず、悶々とする日々。
孝子(板谷由夏)は離婚を経て、6歳の息子を抱えながら3年ぶりに営業職に復帰した。仕事でシングルマザーを言い訳にしないよう頑張り、息子のために父親代わりに鉄棒やキャッチボールを教えられるよう練習にも励み、シッターの帰る時間に間に合うよう急いで帰宅するという息つく暇もない毎日。しかし職場では妙に気を遣われ、息子は母の姿に違和感を抱いていた。孝子は仕事も家庭も大事にしたいのに空回りしていることに、虚しさを覚える。もう“ガール”ではないのかもしれない。それでも彼女たちは懸命に女として人生と向き合う。(作品資料より)

<感想>これまであまり描かれることのなかった現代を生きるアラサー女性の本音を、それぞれの悩みや考えなど、笑いあり涙ありでつまびらかにした作品。登場するのは、仕事も性格もバラバラな仲良し4人組。もう「女の子」ではない妙齢の女性たちを襲うさまざまな悩みとは、「女って大変・・・」と同情を禁じえない。
もう少女ではないけれど、オバサンには程遠い。って30歳で小母さんなんて呼ばれたくない。最も女として輝く時期こそ悩みは絶えないようで、同性からも支持される「イイ女」と見られたい願望はありますよね。
そこで登場するのが、女の幸せって一体なに?・・・GIRLたちのお悩みとは
香里奈演じる由紀子の場合=ずっとラヴリーな洋服が着たい、恋人がロマンチックじゃない。女の子はいつまでもお姫様がモットーだけど、ピンクの花柄やリボンがそろそろイタいお年頃なのに、いつもそんな派手派手ぶりっこ服着て満足しているのは幼稚な証拠。30になったら結婚も考えなければ、結婚すれば子供が出来ていつまでもそんな洋服着てられない。そんな彼女の彼氏には、向井理が演じてこれまたすっきり爽やか系の男子。由紀子の誕生日に、いつものラーメン屋でプレゼントは圧力鍋。これに納得がいかなくて怒る由紀子。

仕事で、デパートでの洋服のファンションショーをする企画をすることになり、お局様の壇れいさんが、これまたド派手なファッションで、若作りっていうか場違いな感じの飛んでもお局様。でも由紀子の味方で、その企画に反対する若いのにそれこそオバサン服で頭の中も化石のような加藤ローサが、最後には派手メイクで着飾ってショーに出てくれる。

麻生久美子の聖子の場合=管理職に抜擢されるも、男尊女卑の年上部下の要潤にコケにされ、毎日いびられ爆発寸前。自分より収入もキャリアも低い夫の上地雄輔は、家事全般をこなし子供が欲しいのに、何も言わない素敵な旦那様。
これ一番いう仕事に着て行く白いスーツに黒のブラウス、女は洋服で気分がアップするからね。仕事にしても女を舐めるなと言わんばかりに、コケにした要潤を痛めつけるシーンは好きです。

吉瀬美智子の容子の場合=会社では腰に手を当てて栄養ドリンク一気飲み。お洒落も恋もめんどくさい。そんな時に、一回りも年下のイケメン新入社員に一目ぼれ。彼とのラブラブな未来の妄想が止まらない。だが、親友社員の彼は、職場では女子社員が引く手あまたの取り合い争奪戦。珍しく奥手の女史を演じている吉瀬美智子の深酒姿が見られます。

坂谷由夏の孝子の場合=仕事と子育ての両立ってキツイ・・・でも息子の父親役もこなしたい。離婚を経て3年ぶりに営業職に復帰。息子のために、仕事の合間にキャッチボールや鉄棒の逆上がりを練習。頑張りすぎて空回りに、周囲や息子から気を遣われ、シングルマザーは社会的弱者なの?・・・って、そんなことない。もう少し気を緩めてのんびりといかないと、自分が病気になってしまう。それでは息子にも心配かけるしで、努力が報われないよ。
30歳って年齢は大人の女って感じがするんだけど、まだまだ結婚も自立もしてないそんな女性が多い今、この映画ってもの凄く微妙に厳しく描いていると思う。私は、23歳で結婚、24歳で長女を出産したので、30歳の年代は子育てと家事全般、それに自営業だったので、仕事もこなしてそれは毎日戦争のような気分でした。
今思えば、あの30歳のころはこの映画の女性たちのように輝いていたかなぁ~なんて、でも、その人によって生き方あるから一概には言えませんよね。
由紀子の場合は、いつまでもぶりっこ可愛子ちゃんでいたい。そんな願望が洋服にも行動にも出ている。普通30代は、結婚して子育てなんだけれども、現代では結婚しない女史もいるわけで、そんな女性は自分の好きなようにぶりっこ洋服でも着て、自分さえよければいいというような、傍目の冷たい視線さえ気にならなければいいのじゃないかしら。そのうち分かる時が来るからね。
麻生久美子が演じている聖子の場合は、結婚していても、夫よりも高収入で管理職について、仕事中心の生活をしている彼女。子供を産む年齢という制限もあるので、夫とよく話し合って子供はいらない夫婦生活を送ってもいいのじゃないかと思った。それに、旦那さん家事全般こなして、聖子の仕事を理解しているようだし、子供がいない夫婦で仲良く暮らしているご夫婦が今多いですよね。
それに年齢が40歳近くなっても、一回り年下の彼だってお互いに好きで理解しあえれば結婚も成り立つと思うし。30歳になったんだから自立して、女としてもキャリアウーマンになってと、あまり目くじら立てて、張り切りすぎないように。
最後に、4人の女友達がピクニックへと、おしゃべりして美味しい物食べて発散する彼女たち、みんな自分の生きる道をしっかり地に足をつけて生きていける、後で「こんなはずじゃなかった」と思っても、女はすぐに割り切って次のステップを突き進んで行く、その時泣いても引きずらない、結構女は強いんですから。
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2 コメント

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これ・・・ (rose_chocolat)
2012-06-27 08:11:00
どうも世代的に自分とはズレちゃう気がして観てないんだけど、どうしようかなって思ってます。
一見打たれているように見える女たちだけど、打たれ慣れるとしたたかになるんでしょうかね。
どこかに抜け道があるような気がしてくるのが不思議。

ところで・・・livedoorのほうもひっそり更新されてるんですね。いくつかTBさせていただきました。チョン・ドヨンの作品(『素晴らしい一日』)、地味だけど好きなんですよ。
rose さんへ (パピのママ)
2012-08-20 13:33:57
コメント感謝です。
返事が遅くなりすみません。
そうか、世代のズレね・・・映画の物語の設定が確かに30代ですが、彼女たちの生き方にあまり共感はしてません。
映画の中での30女の生き方、現実では映画のようにはいかないでしょう。
しかしながら、女性が外で働くことで家庭内に亀裂な生じることってあると思う。
実際には、映画のようにはいかないし、孤軍奮闘するしかない。
友達も、さしさわりないお付き合いしているので、やっぱり自分で決めるしかない。

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