パピとママ映画のblog

最新劇場公開映画の鑑賞のレビューを中心に、DVD、WOWOWの映画の感想などネタバレ有りで記録しています。

近キョリ恋愛 ★★

2014年10月22日 | か行の映画
みきもと凜のベストセラー漫画を実写化し、『あしたのジョー 』などの山下智久が主人公を演じたラブストーリー。人並み外れた美しい容姿を誇るもののプライドも異常に高い男性教師と、彼のもとで英語を学ぶクールな天才女子高生が織り成す恋の行方を追い掛けていく。メガホンを取るのは、『君に届け』などの熊澤尚人。ヒロインを『渇き。』などの小松菜奈が快演し、その脇を水川あさみ、新井浩文ら実力派が固める。山下のツンデレぶりはもちろん、胸キュン全開な物語に心が奪われる。
あらすじ:苦手科目は英語のみで、それ以外はパーフェクトという天才でクールな女子高生・枢木ゆに(小松菜奈)。そんな彼女が通う学校に、あり得ないほどかっこよくてプライドの高い英語教師・櫻井ハルカ(山下智久)が赴任し、彼から特別補習を受けることになる。毒舌なハルカに振り回されながらも、今まで体験したことのない感情が沸き上がってくるゆに。それが恋だと知った彼女は、困惑しながらもハルカに思いを告白。やがて二人は、教師と生徒という関係にありながらも心の距離が縮まっていき……。

<感想>教師と生徒の恋を描いた、200万部を超える少女コミックの実写化です。原作が少女漫画ですから、あまり過激な評価はしたくありません。
まずは、史上最強の“ツンデレ”ラブストリーという、この場合は、「デレデレよりも大事なのは「ツンツン」だろう。
漫画の原作は知らないが、連載の長さからいうと「ツン」に、相当の手間暇かけたのではないかと思う。映画では、それだけに時間はあけられないから、その分、工夫する必要がある。その点では、生徒の小松菜奈は、役柄から他人を寄せ付けない雰囲気が出ていたが、先生の山下智久の方は、それが欠けていたように見えた。なんだか、最初っから、彼女に気があるように見えるのがダメだよね。

教師と生徒の恋。こういう物語はたくさんあると思う。二人とも真剣なのに、そこはかとなくマヌケな感じがあって悪くはないのだが。今時の女子が歓びそうな“壁ドン“や、教壇の下での初キスなんて、こういうのは絶対にあり得ないから。それに、禁じられている教師と生徒の恋なんてもね。教師失格だし、バレたら懲戒免職だろうに。

それが、たまたま、元恋人だった水川あさみが教師としてやってきて、二人の間を邪魔をする。櫻井ハルカに向かって、「私たちやり直さない」なんて女の武器で誘惑してくるのだ。フラれた水川先生は、女子高生のゆにの後見人の先生に話してしまう。それが学校中に広まってしまう。

だから、応援したくなる爽やかな作りになっていて感じはいいのですが、ただ、様々な手札がバラバラに提示されていて、感動を呼ぶには至らないのだ。
お馴染みの「緑色の光線」ネタもちょい芸がなかった。どうせなら二人の前に出現したっていいのに、とか思いませんか?・・・。
それと、最近の日本の映画は、虐めがあって当たり前、という描写が主流で気に入りません。教師たちも感情の交流がほとんどなくて、何だかつくづくつまらない環境になっている。

しかしですよ、山下智久ファンなら、胸キュンキュンさせるミッションには、ある程度成功していると思いますね。ですから、改めて少女漫画の実写化は難しいのだと認識しました。
どういう分けか、山下智久くんの写真がなかったので、「あしたのジョー」の写真載せておきました。やっぱりイケメンですよね、カッコ良すぎるって!、香水の銘柄なんだったのかなぁ?・・・。
あしたのジョー
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